引き続き、興奮中につき一部敬称略

ちょっと冷静になってきた。
こんな、事実と自分の思いのたけのみを綴る、しかも他人に読まれることを意識して語るこの文章に、いったい何の意味があるのだろうか・・・。
まあ、公開日記なんてこんなもんか。←妥協の第一歩。

そういえばムロズ選手もいつの間にかすっ飛ばされて、気づけばもう最終グループ。あまりの緊張と興奮にそこまで考えなかったけど、今になってやっぱり思う。去年のように深夜の無法地帯で存分にやってくれたらなあと。記憶違いかなあ。

フィギュアに全然興味が無い人の中には、「女子はともかく男子があんなちゃらちゃらした格好して、ひらひら踊って気持ち悪い」とかいう人(主に男)もいるけれど、あのすさまじい運動量や、選手の身体能力の高さがまったく目に入っていないのだろうか?馬鹿にも怠け者にも成し遂げられない高みを目指す、ハイレベルのあの試合を見ても、同じことが言えるのだろうか。視野が狭いって、哀れなことね。
どうでもいいけどフジテレビの番宣かなにかのナレーションで、
「世界王者(バトル)も前世界王者(ランビエール)も引退した今、トップを手に入れるには絶好のチャンス」
的なことを言っていたんだけど、多分選手の多くは、ライバルがいなくて1位になれても、さほど満足しないんじゃいかなあ。
強敵がいないことを喜ぶってことは、自分の力が相手より劣ってるってことだからねえ。結局、自分との戦いに勝たない限りは真のチャンピオンにはなれないんじゃないかなと。
まあ、ただの煽りだということは承知の上でなんとなく。
あ、あとアナウンサーのおじさんが、
「4回転を飛ばなければ優勝できませんからね」
と断言してたのも気になった。
バトルはあの日は飛んでません・・・。ライサチェクも今日は飛んでません・・・。

話がそれた。
最終グループ1番手、パトリック・チャンのスケートは良かったなあ。もう優勝かと思ったよ。
私は好きな選手でも100パーセント賞賛できることってあまり無くて、どんなに周りの評価が良かったり結果を出していても、
あれ?なんだかスピードが遅い、とか、ちょっとジャンプの軸が斜め、とか、スピンの軸がぶれた、とか、まあ素人目でもわかる程度のそういうことが気になって手放しで褒められないという、重箱の隅つつきな人間なのだけど(逆に明らかなお手つきとか転倒はそこまで気にしない)、チャン選手のスケートは、こないだの4大陸といい今日の世界選手権といい、私の中では限りなく100点に近い。観ていて気持ちよかった。

つづく。