とにかく発条ロールシアター5年ぶりの公演。これに尽きるな。
関わってくださった全ての皆さまに感謝です。そしてお客様は神様です。
私のつくった芝居(正確には役者スタッフそれぞれの役目に向き合ってつくりあげた芝居だけど、責任の在り処という意味で「私の」芝居)を観てもらえるというのは何より幸せなことです。
まあ、自分が観たい芝居をつくってるだけなので自分が観られた時点で幸せ度は突き抜けてるのだけど。
今年上演した「オーガッタジャ!」は再演作品で、初演は2011年3月だったのだけど。
初演のことを語る時に、内容とはまた別にたくさん語りたいことがあって。その中にはなかなか自分でも心動かされたことがいくつかあった訳なのだけど。
実際、今回も出演者やスタッフ陣、あるいは自分の知人と話をする時にそのいくつかの話をしたのだけど。
それはちょっとなんというか、イイ話をすることで何かの免罪符にしようという気が1ミリも混ざってないかと言われると、やはり混ざっていませんとは言い切れない気がして。
あの時のいろいろを、イイ話にもっていくのは薄汚い気がして。
なのでもう、語るのはやめようかなと。
語る機会ももう無いでしょうし。
ひとつ言えるのは、「こんな時だからこそ」なんて注釈を入れる必要も無いくらい、
いつだって
誰にも求められていなくたって
やってはいけないと言われたって
芝居は必要であり、やらずにはいられないものなのだと。
さて、来年の発条ロールシアター公演は、何をやろうか。