クリスマス・オン…

年末に書いていたのですが、全日本選手権が始まり夢中で観てるうちに町田君の引退があり放心状態となり放置してあった日記です。
ああ、本当に幸せだった…。
ちなみに地上波での放送見逃し、BSは観られない環境のため、現地で観たままの感想です。追っかけに今一つ熱意が足りないので、私はスケートオタクでは無いのだと思います。


今年は素敵なクリスマスイブを過ごして、泣いたり笑ったり感動し過ぎて未だ興奮おさまらないので、気持ちを切り替える為にもちょっとだけ感想を書く。

相変わらずザルのような記憶力なので演技順じゃなく出演者ごとに。あと、曲名も忘れてたり元から知らなかったりするのでそれもほぼ無しで。
これが書けたら後で読み返した時にもっとちゃんと思い出せるのになあ。

2014/12/24 18:30開演。千秋楽!(昼の追加公演に行くつもりだったのに、そっちの方が取れなかった。結果としては…幸せ)

まずは場所について。
チケット争奪戦は、先行で敗れて一般発売でも負けそうな中なんとか立見席を確保。当日券が結構出たらしく、そういえば1部と2部の間にもチケット販売所のお姉さんたちがスタンバイ状態だったので、売り切れて無かったのかも。しかしそんなもんは結果論なので、立ち見でもなんでもチケット事前確保はやっぱり安心。
みんながダフ屋とかにお金落とさなくても入場できる状況が理想的(かつ変な空席も勿論無しの方向で!)。いっそ前売は全てファンクラブ限定抽選販売にしてもらってもいいくらい。それだと一般のお客さんが来られなくなっちゃうのかと思うと悩ましいけど。
ちなみに私は、買う側も定価以上出すなよ派。悪循環を生むじゃんね。

で、私は実は立ち見が結構好きだったりするのだけど、今回は出遅れてしまい開演5分前くらいの到着で場所が確保できず。
精一杯探したけどなんか通路にはみ出してしまって、開演して移動もできなくなり第1部はあまり集中して観られなかったのだ。反省だな。
休憩の時に3階に移動して、結果大成功。新横浜の3階は、代々木の2階の通路あたりくらいの体感。
新横浜素晴らしい!大好き!


高橋大輔
ねっとりキャラバン。ねっとり。面白い。
浅田選手とのペアプロでは軽やかだった。滑り自体を変えられるのか、上体とかの動きも含めてそう見せているのか、それ以外のいろいろな要素も含めた賜物なのか。
休養してない全力で競技に注力してる時の高橋大輔のほうがそりゃ凄かったけど、人生の、いろいろあっていろいろやってる中での1コマとしての滑りもいいもんだなあと思った。

浅田真央
身にまとった黒い羽織を脱いで…のプロ。すっごい楽しそうに滑ってて、こっちもニコニコしちゃう。で、今後どうするかまだ考え中とのことだけど滑れる限り滑っててほしいなあと思った。まあ競技に出続けるということは本当に本当に過酷だから、観てる側は見てるしかできないのだけど。
身体が、特に腕がすんごい細くてびっくり。そういえば生で観るのほぼ初めてかも。SOIでは豆粒くらいにしか見えなかったし、DOIとかPIWも、NHK杯とGPFすらも、浅田選手が出場してない時ばかりだったので。なんか逆に凄いなこの確率。

織田信成
相変わらず素晴らしい。技の精度、所作の美しさ、全てが素晴らしい。クリス・ハートとのコラボプロも実に爽やかで良かった。
織田くんこれからもいっぱい滑って欲しい。とりあえずMWO超楽しみ!

鈴木明子
佐藤有香さんの「月の光」が私の中ではスケート史に残る大傑作プロのひとつなのだけど、あっこちゃんの月の光も非常に美しかった。有香さんはとても人とは思えない、それこそ神がかり的なものを感じさせて、あっこちゃんはそれよりもう少しだけとっつきやすい感じ。
有香さんは女神で、あっこちゃんは精霊って感じかな。どちらも好き。美しかった。
そしてクリス・ハートの歌で滑るあっこちゃんは一転して暖かい人間のぬくもりを感じさせる女の子って感じで。軽やかで柔らかくて可愛くて、表現力の幅の広さに改めて驚愕した。
本人の個性もとてもしっかりしてるのに、それに加えて音楽を表現する力に長けているという印象が強い。
いや、わかりきってたことなんだけど。リベルタンゴ、ウエストサイドストーリー、こうもり、キルビル、O(オー)、オペラ座バーレスク、その他限りなく…。
あっこちゃんは演技力があると思ってたんだけど、もっと広い意味での表現力があるんだなと改めて思った次第。
大好き。

イリヤ・クーリック
何度でも言う!大きい!
調べたことないからわかんないけど、実際に大きい人なの?でも人と並んでる時にそこまででかいと思わないんだよな。背は高そうだけど。
ばーっとリンクに飛び出して来てぐいんぐいん滑ってジャンプ決めて、というその存在感が凄い!
千秋楽はちょっと疲れてたのかもしれないけど私は大満足だ。
あと、別人かってくらい渋くてかっこいい大人の男になった印象があるけど、ぱっと笑った顔なんかは長野五輪の時を思い出させてくれる。

デニス・テン
上手いなーっ。上手い。そういえば初生テンくん。上手いなあ。とにかく上手いなあと。語彙が貧困。
クリス・ハートの歌うクリスマスソングの時に、出入り口のあたりで織田くんとか青木祐奈ちゃんとか三宅星南くんとかと手拍子したりぴょんぴょんしてて可愛かった。ジュベールさんが覗きに来てたのも目撃(すぐいなくなっちゃったけど)。織田くんも準備でいなくなったみたいだけどテンくんは最後まで一緒に踊ってました。
いつも誰かと一緒にいる感じで、楽しんでるなーって思った。インスタグラムにいっぱい写真とか動画とかあげてくれてて嬉しい。

ところで三宅星南くんのカラフルアフロの愉快なプロもと、青木祐奈ちゃんの速くて上手いスケーティングの時は、立ち見の場所が無くて猛烈に集中力の無い時だったので記憶がイマイチ…。
2人ともまだノービスとは思えぬ巧さにおののいたのは覚えてる。あああ私のバカバカ。勿体ない…。

ブライアン・ジュベール
ちょっとふっくらしてて、群舞は全然振付覚えてないし(笑)でもいいの。好き。
なんか今回ことごとくジュベールさんが遠くて、オープニングもフィナーレも全然確認できず。フィナーレは帽子のせいもあり…。
FOIでも思ったけど、群舞の帽子とメガネは…うーん、スーパーアリーナとかなら問題無いのだろうか。仕草や滑りだけで判別できない私としては…悲しい…。
今回は、リラックスしてるのかぶわーっとした凄さみたいなのがそんなに無くて(あくまで本人比)、ちょっと観ててとまどった。まあリラックスして楽しんでくれてるならいいんだ。大好き。イブに会えてうれしかった。

・クリストファー・ベルントソン
マジックプロは、これ、ファンの人は明るいところで姿を見たいんじゃなかろうかと思いつつ、でもこの人のファンは何かもう全てひっくるめて好きなんだろうからまあいいのかとか思ったり。面白かったけど。
私が観た回はジャンプがメタメタ。でもいいじゃないかそんなことは。細かい細かい。
なんかこうして引退してからも母国だけじゃなく日本のショーにも呼ばれて、来てくれて、ファンとかお客さんが喜んで、いいよねえ。嬉しくなるよものすごく。凄いよね、この人。嬉しい。
あと、やっぱりかっこいいし可愛い。

・ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ
今年のエキシビションの色っぽいやつ!かっこいいなああ。そしてサウンドオブミュージック大好きな私は、2本目のプロで泣きそうになった。トラップ大佐とは違う、優しそうな風情のアンドリューさんと、映画で二人の心がぐっと近づいた時にマリアが着てたあの水色のドレス風のケイトリンちゃんの衣装!もう、もう、ステキ!ステキなイブをありがとう!!

・チン・パン&ジャン・トン
クリスマスオンアイスはこの二人のためにあるようなショーだった。いや、ショーの内容がどうとかいうんじゃなく。
タンゴカッコ良かった!キレがあって色気があって、やっぱ似合うよね!2本目はロマンチックで美しくて、観てるこちらとしては魂が半分抜けてしまった。ただただ綺麗でほおおおおとなってるうちに終わってしまって分析する余地無し。
今回はオープニングもフィナーレも、パントンを鑑賞するのに最高の位置にたまたまいたので、思う存分堪能した。ただ何故かスロージャンプとツイストリフトが、トン兄の背中を見るような位置だったのでめちゃめちゃ怖かった。ツイストリフト、失敗して落っことすのかと思った(実際はいつも通り危なげ無しだったらしい)。いやー、珍しい角度だった。

アナベル&ニコライの父娘プロ
知ってたはずなのに、最初アナベルちゃんが滑り始めた段階では「誰??」となってしまった。華奢で美しくて可愛かった!アナベルちゃんはシングル競技をやる(やってる)の?モロゾフ直伝の滑りが綺麗で、ジャンプも跳んでて可能性無限大だなーって思った。
そしてモロゾフ!あああああ!!すっごい上手いしカッコ良くて!!モロゾフがステキで(アナベルちゃんもステキで!)親子プロということもあってか途中から涙が止まらなかった。
モロゾフさん身体もスッキリ絞ってて、それがカッコよさを更に倍増ししてた感じ。


と、このへんまで書いて放置していたので、この先うろ覚えで書きます。

宮本賢二
サンタの格好で誰かわからず。完全サプライズらしく、会場が「?」の状態。上手いなー誰かなーモロゾフかなーでもさっきと同じサンタで出てくるとか無いよなー。と思ってたら、ジャンプの構え…でも跳ばない、というネタが入り、何となく正体を予想。

私がフィギュアスケートを観始めたのは2007-8年くらいだったので、けんじ先生もモロゾフ先生も競技時代を知らないのだ。で、ガッツリ滑ってるのを観たいなあと思ってたところにこのクリスマスオンアイスでのプログラム。
私もうこれで思い残すこと無い、いや増々スケートが好きになったからこれからもガンガン観たい!
というなんか恍惚とした状態になった。

そんでもってその後のプレゼントコーナーを経て生演奏による高橋大輔のeye。失神者が出てもおかしくないレベルの、地鳴りのような大歓声だった。出演スケーターほぼ全員がリンクサイドでそれを観ていた。
そしてアナベルちゃんとモロゾフを除いての群舞と、最後全員揃ってのフィナーレ。群舞の最中、盛りあがりに合わせてリンクサイドのモロゾフアナベルちゃんを抱きしめまくってたのから目が離せなかった。

アンコールも終わって出演者の記念撮影の、みんながもちゃもちゃこちゃこちゃと遊んでる図も含めて楽しかった。
そうそう、12/24はパンちゃんの誕生日という事でみんなでハッピーバースデーを歌った。嬉しい!それをスケーター達に提案する大輔さんの英語が凄く上手だったのも印象的。
そういえばMC以来の熱烈なコールにとうとう負けて?「クリスマスイブ」を1フレーズだけ歌ってくれたっけ。

抜けがあるかもしれないけど、とりあえず一通り。

とにかく今までで一番幸せなクリスマスイブを過ごせて、幸せな夜だったのだ。