始まりました

ソチ五輪。開会式の前にまずはフィギュアスケート団体戦です。

なんで個人の前に団体なんてやんの?選手にとってそれってどうなの?まあ本番前に慣れておくという意味ではいいのかな、練習替わりくらいの気楽な気持ちでやればいいのかな、なんて、ただ観るだけのくせにかなりネガティブかつ失礼な捉え方を私はしてました。
が、実際始まってみるとやっぱり選手たちは(当たり前ですが)やる以上はきっちり良いものを見せてくれるんですな。とても良い演技がたくさん観られました。
練習がわりだなんてごめんなさい。団体のメダルも(個人戦と変わることなく)とても価値のあるメダルであることを確信できる試合でした。

あと、なんだかんだ言っても選手同士が応援し合う姿を見るのは悪くないです。
国が違ってもいい演技にはスタオベとか(個人戦でもライバルを応援するという美しい姿を目にすることはあります)、なんかスポーツマンシップとかオリンピック精神とか、そういうものの詰まったような光景が観られました。
まだ始まったばかりで〆みたいな話だけど。

試合がひとつ増えるという事で何らかのアクシデントが起きやしないかとか疲労やピーキングの問題とか、あと怪我持ちの選手たちの具合とか、心配はもちろんあるのですが、私が心配してもしょうがないので素直に応援して楽しもうと、ようやくそういう気分になりました。


試合自体の感想も簡単にちょっとだけ。
男子は、プルシェンコ流石。羽生くん凄い。この二人は観てて声が出ました。あるいは絶句しました。
もう、凄い凄いって言うばかりの自分の言葉の貧困さがイヤになるけど、それ以外に表現できない。なんなら凄い×100って感じ。
ハンヤンも良い演技で!パトリック・チャンに次いで4位!(行けたら)フリーも、そして個人戦もこの調子でいけたらいいな!まだまだ道のり長いけどいけるよ!なんか今回はハンヤンにとって良い大会になりそうな気がするよ!
ナンソンくんが大好きだけど、ハンヤンくんも大好きです。

Pさんとアボットは残念だったけど、これで個人戦に心置きなく臨んでほしいな。2人とも昨日は滑る前あんまり好調そうな顔してなかったもん。
特にパトリックさんはあんな疲れたような顔してたのに、よくまああれだけ滑れるもんだ。
アボットも、こちらは点数と順位にかなり落胆してたようだけど、観てるこちらは滑りにうっとり。冒頭の4回転に行くまでの、ぬらあああああ〜て感じのスケートが大好き。あれ癖になる。あと、振付も含めてアボットの表現は全スケーターの中でも1、2を争うレベルだと思う(←数字にあんまり意味は無い)。

ペアは、高橋・木原から始まり、もうずーっとドキドキ、ズキズキ、うるうる。
やっぱりペアが最高に好きだ。
プログラム自体のドラマに加え、滑りの中にそのペアの背景が浮かび、そして信じられないような技の数々と疾走感に興奮する。そしてペア競技ならではの表現の深さ!
特に高橋・木原と、あとペン・ジャンは泣きそうになった。
ペン・ジャンねえ。それぞれがすっごい辛抱強く努力して、苦労して、こんな良いペアになって、きっともっともっと良いペアになる予感もさせる。
ペンちゃん可愛いなあ。そんでもってハオ・ジャンの包容力ったら。うう、たまらん。
ウェンデ夫妻、実況アナが言ってた「会場が幸せな空気に包まれました」っていうの、まさにそんな感じ。綺麗だったなあ。
そういえばペアのリアルカップル率の高さ(比較対象:アイスダンス)は、やっぱり「命預けてる感」によるんでしょうかね。極度の信頼が愛に変わるみたいな。

実はペアの最終グループさあこれから!というところでなんと眠りについてしまい、気付くと朝でした。
なので演技は観てませんが、ヴォロソジャール・トランコフはやはり強かったようです。

いい位置に座ってたのかジュベールがちょこちょこ映ってて嬉しかったです。
メリルもよく目に入りました。可愛かったです。可愛すぎです。
あと町田くんは座ってる時も背筋が伸びて綺麗でした。

さて、本日の開会式ではいよいよ我らがジャン・トン兄さんの旗手姿が見られるわけです。
あたくし、台本を明日までに形にせねばなのですが、これだけはLIVE映像で観ときたいと思います。

ジャン・トン…うーん、どうでもいいけどパントンの二人は苗字→名前順の呼び方が耳慣れてるなあ。それも中国語アナウンスの言い方で。

我らがトン・ジャン様ということで。

楽しみです。