分析するのが好きなもので。
フィギュアスケートを観てると、そこに芝居との共通点を見つけるということが多くあります。
キャンデロロのようにお芝居ができるスケーター。とても面白くて好きです。
バトルの芸術性は、観てる側も真剣に観ていないと、その良さがわからなかったりします。
パトリック・チャンほどスケートが上手いと、さすがに圧倒されますし、安藤美姫ちゃんのような魂のスケートには問答無用で感動します。
高橋大輔なんかは、比較的キャッチーというか、商品価値の高いプログラムを滑れる人だなあと思います。もちろんそれは技術も高いし踊りも踊れるという基礎力あってこそなんですが。
完成度の高いキムヨナちゃん。
プルシェンコやジュベールの、人をひれ伏させるほどのオーラ。
理屈じゃない恍惚の世界へと誘う、魂を抜き取るような佐藤有香さんのスケート。
以上、全て主観です。
受け取り手がどう思うかは千差万別で、しかもそこに好き嫌いが入ってきたりして、なかなか万人が絶賛するものは無い。でも稀にそういう奇跡も存在するような。
名プログラム、名コーチ、衣装、音楽、様々な要素はありますが、結局は選手によるんだ、というような。
そういうところがね、ものすごく芝居と似てるなあなんて思って、とても参考になります。
役者さんもいろいろで、一緒に芝居を作る役者だけでも、
・毎回、どんな役を当てようか楽しみで仕方ない役者
・稽古中もつい目で追ってしまう華のある役者
・自分がどうあがいても思いつかないような天才的な演技をしてくれる役者
・こちらの求めてることを一発で理解して演じてみせてくれる役者
・とにかく観客を魅了してくれる役者
・芝居に対してものすごく誠実な役者
いろいろいる訳です。
芝居を作る時にあまり統一感を出したくないのですよ、実は。
ばらっばらな感じが好きだったりします。
なかなかさじ加減が難しいことではあるのですがね。
とりとめが無くなってきました。
無理してまとめず、ここでやめておきます。
ちなみに好きな振付師さんは、宮本賢二さん、シェイリーン・ボーン、カメレンゴ先生です。高橋大輔の影響ではありません。たぶん。
観てて飽きない。面白いんだよなあ。