2015ペア※ポエム満載

とにかくパントンは世界に二人といないスーパースペシャルなペアだと思った。
こんな美しいものを見せてくれてありがとうって心から思った。
大好き。

ヤオビンコーチありがとう。
そしてモロゾフ様、いつも良いプログラム作ってくれてありがとう。もう感謝し過ぎて出会ったらひれ伏して靴にキスするかもしれない。一生忠誠誓っちゃう。

ソロジャンプで3ルッツ飛ぶわけでもなければ(それどころかパンちゃん1Aになっちゃった)、ツイストやスローでクワドやっちゃうわけでもないパントンだけど、技術点そこまで落ち込んでなかった。やっぱりひとつひとつの技をきっちりと、今できること・今までやってきたことをやれたんだなと。まだプロトコルみてないので細かい点数は知らないのだけどひとまずそう思って嬉しいのだ。
演技構成点も、つなぎを除いて全て9点台。これは演技の印象そのまま。

パントンはまずユニゾンの点でずば抜けてる。例えばランの時に、くっと足元でタメを作るみたいなところ(重心?方向?をちょっと変えるみたいな動作)すら、全てが寸分のずれも無い。まったく1人の人間のように、一緒に滑ってる時も離れて滑ってる時も、同じ動作でも別々の動作でも完全に一体化してる。
(昔「愛のアランフェス」という漫画で、ペアの二人が遠く離れた別々の国で同時に音楽をかけて一緒に滑るみたいな叙情的な場面があったけど、パントンならそれを現実に出来ると思う。やらんでいいけど。言うまでもなくライブで二人で共に滑って呼吸を共にしてこそのペアスケートだと思うから)

何が嬉しいって、このペアがちゃんとトップの強さを保ってるというのが嬉しい。勿論たとえ今回ボロボロだったとしても二人を好きな気持ちにはひとつの変わりもないけれど、今まで積み上げたものがあるからこその強さでもって、現時点でバリバリ試合を戦い抜いてきたペア達とのトップ争いにバリバリ参戦できたというのは本当に尊いことで、それが嬉しくてたまらない。
というか、たぶん二人が喜ぶ結果(=表彰台)なのが嬉しいのだ。
もしかしたら本人達は、もっとできるのにと思ったかもしれないけれど。それだけの実力を持っていると思うけれど。
でも私は彼らの最高峰の演技を見せてもらえたと思っている。

スイハンは、2009のJGPFで初めて観た時に「こんなペア出てきたらもう誰も勝てるわけないじゃん!」と思ったのだ。もちろん優勝だった(高橋トラン組が2位)。
今回は、技術面で圧倒的勝利だろうと思ってたデュハメル・ラドフォードを、技術点だけなら上回る出来。ドラゴンボールだと宇宙人達の戦いレベル。地球人はぽかーんとしてしまう。
凄かった。ようやくシニアでのトップグループに上がってきたんだと思い感慨深い。
ハンくんは凄い。とてつもない。そしてそれに食らいついて努力してきたであろうスイちゃん凄い。これは泣く。

川口スミルノフは悲しかった。でも綺麗だった。ほんとにほんとに美しくて、これまた他にはないペアで大好きだ。
私は川口さんのビジュアルも演技も生き様もど根性も衣装センスもどれも超好みで(賛否両論みたいだけど髪型もいつも好き)、そんな悠子ちゃんのパートナーであるスミルノフには愛情と感謝が尽きないし、二人の努力が目に見えてわかるから尚更ぐっとくる。
まだ観ていたい。本当に身も心も大変だと思うけど、どうかこれからも競技者として演技を見せて欲しい。

中国勢が2位、3位、4位!ペンジャンもよく頑張ったああ。ペンちゃんの成長と、それを根気強く待ち共に成長するハオ兄さん素晴らしい。
デュハラドは少なくとも次の五輪まで続けてくれるみたい。正直今はすげーと思いつつもそこまで興味が無いのだけど。でもすげー=強い、というのはそれだけで美しくて価値のあることだと思う。


ペアを観続けて来て良かった。
私にペアの面白さを教えてくれたパントンに感謝してる。
サフゾルも大好きだったわ。2008-2009年シーズンは、サフゾルとパントンのエキシビションを観て「あれ?この人たちペアじゃなかった?あ…やっぱりペアだよね。何これ!何でこんな映画みたいなの?!凄い!!」と思ったのが懐かしい。

ペアは楽しい。
シェンツァオの強さに笑った。
ムホトラ解散悲しかったけどヴォロトラすぐに好きになった。
バザラリも好きだった。今はバザロワちゃんの成功と幸せを祈ってる。

ドラマチックなのが好き。だからサフゾルが好き。川スミが好き。パントンが大好き。

パントンが大好き。
やっぱり悲しい。寂しい。
けどいつかはこの日がくるのだよね。最後まで素晴らしい姿を見せてくれて、夢を見せてくれたことに感謝したい。

バンクーバー五輪で引退かと思ったのに、それから今までの5年間、どこまでも進化して深まっていくような素晴らしい演技をたくさんたくさん見せてくれてありがとう。競技を続けてくれてありがとう。
どんなに色っぽい大人の愛を演じようとも、不思議と若々しい爽やかさも漂う二人の雰囲気が大好きだ。
誰にも負けない疾走感が好きだ。スローテンポの濃密な空気が好きだ。
パンちゃんは誰よりも綺麗で、トン兄は誰よりもかっこよくて、二人とも強くて繊細で何より美しい。
ダイナミックな技を繰り出しながら同時に切なさや儚さを表現できる稀有な個性があって、かつオフリンクでは子供っぽい顔も見せてくれる可愛い二人が大好きだ。

私にとってこれ以上のペアはきっともう現われない。同じ時代にこの世に存在できてて、フィギュアをペアを好きになって良かった。パントンがいたからペアスケートを好きになった。
これからもショーに出てくれるよね?出て欲しい。待ってる。
これからの人生も二人がどうかとてもとても幸せに歩んでいけますように。

ついでに世界選手権に16回出場したのはフィギュアの全カテゴリの中でパントンだけだそう(過去の選手で15回まではいる)。この偉業!!そこの部分でも二人は歴史に名を残したのだ!!!
泣きそう。っていうか泣いてる。パントン大好き!!大好き!!