勝手に宣伝

FUKAI PRODUCE「羽衣」の『宿題と遠吠え』を観てきました。
毎回、舞台美術が素晴らしい。自分の部屋をあーいう感じにしたい。ペイントしてくれないかな。
その美術を担当してるのは、作・演出の糸井さん。で、振り付けも音楽もやっちゃうし、尚且つ自分で演じて歌まで歌っちゃって、しかもギター弾き語り。うまいし。
何でもできちゃうというか、何でもやりたい人にとって、小劇場って1番良い世界なんだなと思いました。芝居づくりの全て(自分が出演してたら音響や照明のオペレーターは無理としても)を自分で手掛けることが可能なんだから。

生命力のほとばしる、ワンダフルなステージです。気が狂っていて良いです。しかしちょっと説明しづらいし、人にすすめにくい。観ていると、古き良き芝居の世界、という言葉が浮かびます。
今回は時間がちょっとコンパクトになって、構成も、良くも悪くもまとまった感じ。
藤一平さんという役者さんが、とってもエロくて素敵です。地底から湧きあがるような低音の声を持つ、ダンディーな白髪の大男です。あの色気は年の功なんだろうか。
プロデュースの深井さんの、有り得ないくらいの美声と声量が心地良いです。小さくてかわいらしい体つきと、気の強そうな顔が魅力的。
3月2日までこまばアゴラでやっていますが、当日券は出るのかなあ。お散歩がてらに是非観に行ってみてください。
以上、時間も料金も問い合わせ先も無い、中途半端な宣伝でした。