欧州選手権 4

そしてお待ちかねのジュベール
やっぱりこのプログラムは鉄板。っつうか、歓声が大きい!演技中、ひっきりなしにきゃあきゃあ言われてるんですけど!誰だ、日本と韓国の観客は選手をアイドル扱いで、のべつまくなしきゃあきゃあ言ってるなんて批判したのは(どこかで拾い読みした一般ブログだったかな)!少なくともジュベールは、自国でも他国でも、アジアでもヨーロッパでも、どこに言ってもきゃあきゃあだよ!!凄いな。
アメリカでもひときわ大きな歓声が上がってたもんなあ。フランスのヒーローでありアイドルであるのは本当だろうし、世界中にファンがいるのも確かだろうけど、でもジュベールの場合は、アイドルというよりも老若男女にから敬意をもって愛されてると思うのは、私の贔屓目だろうか?
だって、エストニア欧州選手権ジュベールファンとフランス人ばかりが来ているとは考えがたいし。
この素晴らしく人を興奮させてくれる選手が、見事に場内をのせてくれてる、ということなんだろう。そして過去の己の実績を決して貶めない、常に向上しているそのスケートが、どんどん人を熱狂させるんだろう。

実際、このプログラム格段に良くなっていた。NHK杯と国別対抗戦で生で観て、テレビでも観て、何度も観ているプロなのに、ぐわーっと引き込まれて、あっという間に終わってしまった。ステップもスピンも桁外れに良くなっている。
冒頭のコンビネーションの二つ目が3回転だったら、余裕でプルシェンコを超えてた気がする。いや、2回転でも充分良かったんだけど。綺麗だったし。相変わらず迫力がある。
スピンが本当に上手くなっていて、なんだよ、弱点無いじゃないか。

私がちゃんと観始めたのが2008年の世界選手権からで、その時がジェフリー君に負けて蒼白、次の2009年はまさかの2アクセル転倒で銅メダル、と苦しいジュベールばかりの印象があったけど、それでも常にトップグループにいて、常に進化して弱点を克服して、それでいて元から持っていた技術は衰えないということを考えたら、やっぱり最上段に最も相応しい選手の一人だよなあ、と改めて思ってしまう。