自炊講座つづき

さあ、本題。「めんどくさい」に打ち勝って自炊する方法その1、「魔法の調理器具を揃える」。
フライパンも鍋も、焦げ付かない物を買うのです。我が家の598円のフライパンは全てを焦げつかせる悪魔のフライパンです(昔は焦げなかった)。ホットケーキも目玉焼きも野菜炒めも作る気になりません。気をつければできなくもないのですが気をつけたくないので封印してます。そして新しいフライパンを買おうにも、「俺、まだ使えるじゃん…」というフライパンの呟きが聞こえてくる為、「そうだよね、ごめんね…」と言いながら台所に背を向ける日々です。初期投資はケチらずに。
中野のしまちゅうで1000円前後で買った片手鍋は良いです。汚れも落ちやすいし。でも今、野菜を茹でた後に洗うのがめんどくさくなって放置してあります。冬でよかった。
という訳でその2、「食器は最低限」。
ラーメンが食べられるくらいの丼を二つと、大きめの味噌汁碗と、大きめのマグカップと箸。大皿もあってもいいかな。それと2〜3センチの深さの醤油皿的小皿。私は大は小を兼ねる系の考え方です。人によりけりだけど、初めは丼でスタートするのが良いと思います。万能ですよ。ウサギ柄の中皿とかガラスのコップとか必要無い。彼らもフライパンと一緒になってぼやくんで捨てられないけど、とにかく食器は少なくすべし!
食器が多いとシンクに溜まる。すると狭くて鍋が洗えない。洗えないと鍋にカビが生え、ますます洗えなくなる。という悪循環。食器のみならず調理器具も少ない方が良いのです。でも皮向き器は物ぐさにとって必需品ですよ。
あのね、「きゃん♪このお皿かわいい♪」なんてウキウキは「めんどくさい」の前では何の力も持たないんです。部屋の片付けにも通じますが、物ぐさには全てを飲み込む暗黒のパワーがあります。かわいい調理小物も素敵なインテリアも、「片付けなきゃならない物」と化し、結果的には物ぐさの力を増幅させるだけです。精神的豊かさを求めて雑貨屋さんに行く事が物ぐさには命取りだという事をお忘れ無く。唯一立ち向かう為の武器は、「何も無い」。これに尽きます。
そしてその3、「油を使わない」。もちろん洗い物を楽にする為と、台所を汚さない為です。
その他にも「冷蔵庫の前に物があって半分しか開かない」とか「お湯が出ない」のも、自炊から遠ざかる原因となりますのでどうにかなるならどうにかしましょう。
でも私の、「そもそも米を炊くのが面倒臭い」ってのは、どうにかなるのでしょうか?

新たな議題が生まれたところで本日の講義は終了です。ではまた。