裁き

気になる裁判の判決が、とうとう本日午後に言い渡される。

私はマスコミの報道で得た情報でしかこの事件を知らない。被害者とその遺族の無念がどれほどのものなのかを知らない。犯人がどういう人間で、何を考えているかを知らない。
だが、若い女性が凌辱目的で殺され、その子供である生後11ヵ月の赤ん坊も殺された。
この事件が事実であるならば、犯人が更正する事に(注・更正する余地があったとしても)それほど意味があると思えない。

死刑の判決が出なければ犯人には償いの人生が与えられる(注・償う気があったとしたら)。では、この七年間を憤怒のエネルギーに支えられて生きて来た遺族には、果たして何が与えられるというのだろう?

話は違うが女子高生コンクリート詰め殺人の犯人達が受けた刑のなんと軽かったこと!

冤罪なんてのもあるんで難しいが、死刑廃止には私は反対である。死刑を廃止するなら代わりに拷問刑を作りたい。

バチが当たるとか閻魔様に舌を抜かれるという「神様は何でもお見通し」って考え方は、イコール「良心」ってやつらしい。
日本は八百万の神様と、仏様までいる国なのに、どうして良心が廃れてしまうのかが不思議だ。