これぞ神様の力

初詣に行ってきました。初って言うか今年最初で最後の詣でっていうか。

お願いしたい事がたくさんあり過ぎて家を出る前に頭を整理してから行ったのですが、いろいろ突き詰めて考えた結果、私の今年のお願い事は

「自分と自分の大事な人たちが健康でありますように」

に落ち着きました。

他のことは、試験でも勝負事でも仕事でも恋愛でもetc.etc.まずは努力をするという道がある訳で(努力できるのも才能のうちなので、努力できますようにっていう願いもあるだろうけど)。その一方で病気とか怪我とか事故とか事件とかいうものを遠ざけるには、これはどんなに気を付けても自力では完全に回避しきれない。ということはこれこそが神様へお願いするべき最優先事項なのではなかろうかと。

お正月にぺろっとお願いするくらいじゃ神様だっていちいち叶える義理もないだろうけどそれでもね。

その次にくるのが、努力でどうにもならないこと(なんだろう?妊娠とか出産関係とかかな。結婚も努力だけでどうにもならない時もある気がするなあ。あとは自分じゃなくて自分を取り巻く家族環境についてだとか。挙げてくと結構ある気がする)についてのお願いかな。

もちろん努力の道においても、自分の努力プラスαっていうことで神様にお願いするのは有りだけども。

やっぱり健康第一です。生きて健康であること。どうかどうかそれだけください。それだけと言いつつ大それた願いではあります。

 

とにかく今年の私の一番のお願い事は、「自分と自分の大事な人たちが健康でありますように」。特に自分以外の人についてのお願いは、あまり勝手に余計なお節介できないのでこれくらいシンプルに。

シンプルに。なのに、「自分の大事な人」の項目が多いため、名前を羅列するだけですごい時間がかかりました。超ハイスピードで心の中で唱えましたよ。

そんな訳でなかなか長いお願いをして、お守りを買って帰ってきました。

 

実は初めてちゃんと参拝に行ったのです。いい年して。作法とか初めて調べて。

今まであまりに曖昧にお参りしてたので、この無礼者ってんで神様のブラックリストに載ってるんじゃないかと思うと怖いです。神様はそんなに暇じゃないよーとか、神様は心狭くないよーとか聞きますけど、いやいやいや、神様って結構短気だし根にもつし仕返ししまくってるでしょいつも。

やっぱね、舐められちゃいけない訳ですよ神様は。神様どうぞよろしくっすー。なんて言ってくるアホにはやっぱり神罰を与えなきゃいかん訳です。神様は怖いものなんです。

でもでも今日は心を入れ替えてきちんと参りましたので、どうかどうか何卒。

 

おみくじも引きました。そして熟読しました。おみくじも、初めて引いたわけじゃないけどこんなにちゃんと読んだの初めて。いつもさらっと読んでお終いでした。ホント罰当たり。

おみくじって歌が書かれてるのですね(←気に留めたことがなかった)。読み解こうと思ったらすぐ下に解説が書いてありました。至れり尽くせりだなあ。

内容について、いくつか気になったのはこちら。

 

学問 自己の弱さに負けず勉学せよ

意志弱いですからね!改めて肝に銘じます!

 

争事 我意を張れば損有

人生ずーっと我意を張ってますね。今までの争いごとにおける我意については損も得もプラマイゼロって感じではありますが、確かにもうそろそろそういうのは辞めたいです。

 

願望 あせらず騒がずゆるゆる進めばよし

非常に汎用性の高いメッセージです。私が何か今心に願うことがあるとしたら、いろんな解釈をして希望を持てそうな。もうちょっとじっくり胸の内に落とし込んだらもっと深いことに気付きそうな気もするような。

 

もしかしておみくじって、今現在悩み事とか願い事が無い状態で引いてもあまり意味が無いのでは?

意味が無くはないにしても、何か指針になる言葉が欲しい時の方がより楽しめるような。

百円だし、そこまで考える必要も無いのかな。軽い気持ちでお手軽に何かのきっかけになるとイイネ!くらいのライトなものなのかな。

 

と軽薄に書き綴っていたところ、今の私が悩んでも苦しんでも無い、欲しい物も願い事も無い(人のことで願い事はあるけど)という完全に人生の凪状態だということに気付いてしまいショックを受けています。いや、苦しみや悩みは要らないにしても欲しい物も願望も無し?

そもそも今までに、何かヒントが欲しいような、何かにすがりつきたくなるような重要な事態に直面した時期ってあったっけ?

あったような気もするけど具体的には思い出せない。過ぎ去ってしまったら大抵のことが大したことなかったみたいな。そんなイージーモードな人生を歩んできたのか、私は。もしくは激烈に記憶力が無いか。あるいはその両方か…。

 

いや、そんなことない!すっごい欲しくて、欲しくて欲しくて手に入らなくて絶望したことだってあった!欲しくて欲しくて我慢せずにもぎとったことだってあった!

大丈夫!記憶力が無いだけ!

 

その昔、「煩悩の夜明け」という脚本を書いたことがありました。今思えば不完全で未熟な作品でしたが、欲求とか欲望とか胸の内にたくさんの利己的なものが渦巻いてこその人生だよ!というテーマは、昔も今も私の根っこの部分にあるものです。何より大事なのは己の欲求であり、それを第一に持つべきである。でもだからこそ己の為ではなく他者への献身というものには価値があり、それを目にした時に人は感動するという。

とは言えかように美しき他者のための行動というものは私の芝居には滅多に出てきません。何故ならそのような行動はそう簡単に起こり得るものではなく、観客の涙を誘うためなどという理由で容易く物語に組み込むような、そんな安っぽい扱いをしてはならないから、という考えによるものです。

例えて言うなら、セックスって好きな人とすると本当に気持ちいいし心が満たされるしステキなものだけど、やろうと思えばぶっちゃけ誰とでもできるしその行為自体は全然そんな大したもんじゃないし勿体付けるもんでもないし神聖視するもんでもない。でもだからこそ焦ってやる必要も無いし何なら一生やらなくてもいいし、むしろやれる状況だけどやらないくらいの方が面白いんだよみたいな。

いや、この例えは違うな。

このセックス論はいつか書こうと思って温めてたのに出すところ間違えました。

 

ともかく、芝居だけでなく現実でも、人が自分のために生きている姿を見るのが私は好きです。自分が楽しんで、自分が満たされて、人のことはその後であって欲しい(ある程度は同時進行であったとしても)。

 

百円だしそこまで考える必要も無いのかな。なんて言いながらここまで一気に駆け抜けました。初詣に行っておみくじを引かなかったらこんなこと改めて考えなかった。

取るに足らないことだろうとなんだろうと、考えることは大事です。まず考えることに意義がある。それをさせた神様の力ってすごい。

 

おみくじの言葉に神様が直接関与してるかどうかなんてどうでもいいのです。アシスタントさんの力も含めて漫画家さんの作品があるのです。柾というキャラクターを描いたのはおおやちきさんですが、それも含めて一条ゆかり先生の「デザイナー」という作品なのです。そしてまた、「有閑倶楽部」を語る時にチーフアシスタントの真弓さんが描く凸凹コンビは絶対に外せないのです。

 

神様の力ってすごい。おみくじってすごい。自宅から徒歩5分のパワースポットすごい。

今年最初で最後の詣でなんて言ってたら勿体ないですな。

ほったらかさずにすぐに観よう

先日の日記でデヴィッド・グラフさんのことを少しだけ書きましたが、「一人ポリスアカデミー祭り」開催の為に早速ブルーレイディスクを買ってきました。買ってきましたと言うかネットで買ったんだけど。こういう、労力を使わないことに関しては素早い行動。

ブルーレイディスクってカタカナ表記することってあんまり無いですよね。Blu-rayか。もしくはBD。でもBDって書くと私は何故だかドラゴンボールを思い出してしまうのです。何故だかも何もドラゴンボールを略するとDBだからなんですけどね。そのまんまだわ。

 

さて、数十年ぶりに観ました「ポリスアカデミー」はストレートに面白かったです。あんまりバカバカしい笑いって趣味じゃないんだけどお…なんて思いつつ再生しましたが、開始から5分で何度声上げて笑ってたか。いやー単純な笑いっていいですね!

ものすごく下品なネタでも笑ってしまいました。そうか、やっぱり抗えないのだなこういうネタには。好きなんだな。素直に認めましょう。

タックルベリーも記憶以上にステキでした。子供の頃の思い出って割と美化しがちなのでちょっと覚悟してたのですが、たぶん子供の頃に観たよりも今のほうが楽しめたような気がします。ブラックなネタとか下ネタとかは今の方が理解できてるでしょうしね。

(木の上のにゃんこちゃんネタだけはちょっと辛いので別の解釈だと信じ込むことに…)

デヴィッド・グラフ氏はこの時30代半ばだったようですが、実に芝居がいい!お芝居好きなんだろうなあって感じでいろいろ細かく楽しいことやっていました。…なんて分析しちゃってますが、子供の頃の私にはこんなわかったような分析抜きで、その楽しさがドカーンと伝わったのでしょう。

 

その他にも改めて惚れちゃうようなキャラがたくさん。

そもそもハッキリ覚えてたのは、タックルベリーの他は主演のマホニー(スティーブ・グッテンバーグ)と、キャラハン教官。あとはホントうっすらという感じだったのですが。

まずはスティーブ・グッテンバーグが若くてキュート!「スリーメン&ベビー」の頃より更に前の作品ですものね。と言っても当時25、6歳か。

キャラハン教官は超ナイスバディの色っぽくも厳しい教官なのですが、訓練中にできないことができるようになった生徒を見て笑顔になるところとかステキです。こんないい教官だったのね。生徒を部屋に連れ込んじゃうお色気シーンしか覚えてなかった。お色気シーンも含めて好きです。

今回観てちょっと感動したのが、内気で声の小さいフックスちゃんが終盤の犯人逮捕の時に成長を見せる場面。フックスちゃんの壁登りを喜んでくれたキャラハン教官がこの場面を見てたらきっとすごく喜んでくれることでしょう。うーんフックスちゃんの場面はいい場面が多い。可愛い。フックスちゃんが班長に暴言吐かれた時にハイタワーが退学覚悟で仕返しする場面も好き。

悪役以外はみんな楽しいいい奴ばかりでご機嫌な映画でした。悪い奴はねー。ホントむかつくのよねー。それがまたいいんだけど。

登場人物のキャラクターがどれも明確で面白いので、それぞれのエピソードをもっとたくさん観たいなあ物足りないなあとなるのが唯一の欠点かもしれません。

ドジな人がただの小ネタ担当じゃなくてクライマックスに繋がるとんでもない事件を引き起こすのとかも面白かったし、校長先生が最後にマイクの前に立つ時に演説台の下をそっと覗くところ(前半の場面でこれもとんでもない事が起こったので用心してる)も面白い…と思ったら、なんとオチでその小ネタをどんでん返し的に使うのが凝ってる!用心してたんじゃなくて、確認してたの!?みたいな。

 

映像特典はまだ観てないですが、キャスト・スタッフによるオーディオコメンタリーの冒頭だけちょっと観たところ、デヴィッド・グラフさんのことにも触れてくれてました。それも、コメディらしく陽気に!実際冒頭のタックルベリーのネタは凄く面白いのです。掴みバッチリ!って感じ。

 

これは人気シリーズになるのも頷けますわ。とりあえず3作目まで一気に買ったので楽しませていただきます。

 

ところで、バカバカしい笑いはちょっと…と言ってる私ですが、初夢が非常にバカバカしいものでして。起きてからしばし呆然としてしまいました。

某プロレスラーが夢に初出演してくれましてそれは良かったのですが、本当に終始バカバカしい展開で…。

いくつかエピソード書こうと思ったけどバカバカし過ぎるからやめときます。ちなみに某プロレスラーというのはドラゴンゲートのEita選手です。やったぜ!こんなバカバカしい夢に出てきてもらって申し訳ない!勿体ない!

 

1985年前後の作品には大好きなものが多いです。マイフェイバリット映画TOP5に入る「ターミネーター」も「エイリアン2」も「コーラスライン」もこの頃でしょ。「風の谷のナウシカ」もこれくらいな筈だし。未だに観返して楽しめるというか、むしろ大人になればなるほど楽しめる作品が多いです。

んで今気付いたのですが、私最近の映画ほとんど観ていませんね。

今年の目標いっこ決めました。観たいと思った映画はほったらかさずにすぐに観る。これだ。

映画館に足を運ぶことから始めましょう。

2019年の始まりです

新年早々、BIG.6TVさんからステキなお年玉をいただきました。

 

🎍https://t.co/hoWSZzJIst新春特別企画🎍
早大・小宮山新監督
就任記念ロングインタビュー
「妥協を許さずとことんやり抜きたい」
本編はこちら⬇️⬇️https://t.co/GESlvXLH3q
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— BIG6.TV (@big6_tv) January 1, 2019

 

 

【BIG6.TV新春特別企画】早大・小宮山悟新監督就任インタビュー | 六大学野球 | スポーツブル (スポブル)

 

お年玉いただきましたという言い回しは何歳まで使っていいのだろうかという疑問はさておき。

 

このインタビューの何がステキって、新体制で厳しくビシビシいくよ!という空気で終始語りつつも、引退した四年生について「歴史に名を残した」と評価してくださってるところ。

そして秋の早慶戦についての評判もざっくりと。高評価なようで嬉しい!!

私は単純に早慶戦って面白いなーって思って観てたけど、秋の早慶戦はずっと観てる方からもかなり評価が高い試合だったのですね(春も面白かったけどね!)。

 

こういうとこ、私はなかなかツイてる。

3月に観た高校柔道選手権も、団体戦国士舘対天理の決勝がかなり面白くて、場内がプロレス会場並みの一体感で盛り上がったのだ。

柔道って観客のほとんどが出場選手や学校の関係者で、いわば身内を応援に来てるだけって感じなんだけどさすがに決勝は盛り上がるもんなんだなあと感心してたんだけど、後からその試合について観戦歴の長いディープなファンの人に聞いたところ、稀に見る好試合だったとのことで、盛り上がりもいつも以上だったとのこと。

初めての生観戦が良い試合だというのは幸せなことです。

ちなみにインターハイ団体戦決勝も国士舘対天理で、こちらも相当な盛り上がりだったので(後で映像観たら関係者席だか来賓席だかの人たちまですごいリアクション取りながら観てたほど)、実力の拮抗してる両校の対戦、しかも超高校級の中野寛太対斉藤立という組み合わせが屈指の好カードだからだと思うのですが。

ともかく秋の早慶戦、野球素人の私が物珍しさから盛り上がってただけでなく周囲のOBや関係者の方々からの評判も高かったんだと聞くとより一層嬉しいものです。

(とは言え早慶戦も柔道も、例え凡戦の評価だったとしても私の感動に変わりはないと思いますが)

 

小宮山監督は秋の早慶戦で解説をされた時にも黒岩さんを褒めてくださってて、もう本当にいい人!嬉しい!大好き!

ビシバシいって欲しいです。インタビューで語ってらっしゃるように、学生スポーツですのでみんなこの先のステージが待っている訳です。みんなが良い人生を送れるよう、そして…できれば…プロ志望の選手たちがみんな希望の未来を手にできるようにどうかどうか何卒…!

 

ところで今日は初詣に行ったのですが、あまりの人の多さにひるんで帰ってきてしまいました。

まあほら、苦労して並んでどうしても元日にお参りをしなければならないみたいな、そうすれば願いが叶うみたいなそういう精神論もあれだしね。見返りを求めるみたいであれだし。

という、なんか謎の言い訳をして帰ってきました。実際、年に一度しか神頼みしないみたいなほうが問題な気がするし。

ともかく明日はどんなに混んでても行ってこようと。

 

追記

今日は実家の両親に電話をしたところ悲しい報せを伝えられ、いろいろ思いを巡らせる新年の幕開けとなりました。

昨日の日記では、さよならだけどさよならじゃないと書きましたが、近しい間柄の別れにはなかなかそうは言えないものですね。

直接お別れを言いに行くのはしばらく難しそうなので、私の中の楽しい思い出をたぐり、ひそやかに心の中で送りたいと思います。

魂が安らかでありますよう。

そして家族や親族、残された人たちの悲しみが一日も早く癒えますよう。

終わりの日記から

晦日には一年を振り返らねばという焦燥感で心がいっぱいになります。それはもう子供の頃からずっと変わらずです。

人生最後の日、あるいは地球最後の日、というような気分になるのです。だから日記もちょっと終わりを意識してるというか、大げさに言うならちょっとした遺書のような遺言めいたような永遠の別れじみたものを書いてしまいがちです。

 

子供の頃は漫画のアイディア帳と名付けた罫線無しのノートを持っていて、それに断片的に思いついたワンシーンだけとかキャラ設定とかを描き、ちょっとアイディアがまとまると「らくがきちょう」(とか自由帳という名で今でも売っている例のアレ。一片を糊付けしてあるだけの80~100枚くらいの白い紙の束)にコマ割りして漫画を描いていました。アイディア帳にはナンバリングしていたのですが、小学校の高学年から中学卒業くらいまでにナンバー14、5くらいまでいったのかな。お笑いのネタ帳だってそんなに無いのに。割と漫画への熱意はあったようです。

そのアイディア帳に、大晦日にはキャラクター達に向けたメッセージを書いていました。自分の考えたキャラクターには「ひどい目に遭わせてごめん」とか「でも一番お気に入りだから許して」とか「来年はより一層ひどい展開になるからお楽しみに!」とか。いいねー。オタクっぽいねー。今もまったく変わってないねー。

それ以外にも、例えば一条ゆかり先生の「有閑倶楽部」の松竹梅魅録くんや「ルパン三世」の次元大介に、あの場面がカッコよかった!とか、大好き!とか愛のメッセ―ジを。うーんまったく変わってない!

ある年には自分の生んだキャラクター全員の名前を書いて、一括で「今年もお世話になりました、来年もよろしく!」と締めるという手抜きだったにも関わらず、謎の強迫観念にかられたのかメインキャラクターのみならずその家族とか脇役とか、とにかく今まで考えた全ての登場人物の名前を書かねばと思ったらしく、ノートの端っこに漫画の作品タイトルをリストアップしつつ漏れの無いようひたすら人物名を羅列していました。手抜きによる罪悪感のせいでしょうか。やっつけなのに一所懸命。

 

高校に入ってからは片思いの男の子への恋心日記をつけていたので(ただし頻繁に相手は変わっていた)大晦日にはその気持ちを爆発させていました。基本的には好きな子ができるとすぐに告白していたのですが、告白したものの実らず、でも友人関係は続行するということがほとんどだったので、その状況での悶々とした気持ちを書いてたような。

 

上京後の10年間は、所属していたオフィス★怪人社で年越しライブやら年越し稽古(!)やら年越しイベントやら、何より嬉しい年越し生放送出演とかがあったので振り返り日記からは遠ざかっていました。人生で唯一、1年ごとの区切りみたいな概念が無かった時期でした。年またぎでも関係無く、明日は…とか、来週は…とか、来月は…とか、次のライブは公演は…という単位で考えていた幸せな時期です。

ちなみに年越し生放送は某パラダイスTVというステキチャンネルで番組MCのお仕事などをいただいてた時期のことです。渋谷で怪人社の年越しライブ→途中で抜けて新宿で生放送(極寒のロケ)→渋谷に戻る、みたいなそんなだった気がします。とても充実していた夢のような時期ですが、何せ相方のなみえに全て頼り切っていた記憶しか無いため黒歴史でもあります。ほんと、ほんっと私の意識が低くて迷惑ばっかりかけてごめん、なみえちゃん…。

 

その後は怪人社を辞めて自分の劇団である発条ロールシアターを加茂克と共に始め、年末といえば必ず忘年会を主催していました。そして私の一存で、忘年会では必ず今年の反省と来年の抱負を全員が語るという時間を設けておりました(参加者には大変不評でありました)。なので、忘年会で一年を振り返るので大晦日にもう一度振り返らなくてもいいかなーって感じにはなっておりました。

ただ、それでもやはり大晦日になると頭の片隅には日記のことがあったのです。

 

さて前置きが長くなりました。

今年の振り返り…は、11月頭と12月頭の日記でもう既にやってるからいいかなーなんて。ははは。

この長い前置きの意味は一体なんだったのでしょうか。

 

大学野球 - 自分語り-則末チエの日記

好きなものとやりたいこと - 自分語り-則末チエの日記

 

でもさっ!ホント言うとさっ!全然書き足りないわけ!

二回でも三回でも五万回でも、私が今年この人のことを知って好きになったのーっ!!っていうの語りたいわけ!

みんなさっ!酔っぱらったおじさんが何度も同じ話繰り返すのを聞く暇があったら、オタクが自分の好きなものの話を何度も繰り返すのも聞いてあげてっ!!

 

私っ!今年っ!柔道の中野寛太くんを好きになったのっ!強いのっ!天理高校なのっ!大学も天理なのっ!大学生は大会充実してて超楽しみーっ!!

あと、酒井晃輝くんもっ!酒井くんは福井工大福井高校なのっ!来年の3月も高校柔道選手権で観られるのっ!観に行くのっ!

それからっ!私っ!今年っ!早大野球部の黒岩さんを好きになったのっ!フルネーム恥ずかしくて書けないっ!くっ、くろいわさんの名前は、駿さんっ!検索避けじゃないですよっ!下の名前とかなんか申し訳なくて書けないっ!まず名前からしてパーフェクトにカッコよすぎて書けないっ!黒岩さんすっごいカッコいいのっ!でももう引退して、二度と野球してる姿見られないのっ!でもいいのっ!黒岩さんを知ってから引退までの僅かな時間だったけど、すっごいステキだったからっ!私っ、黒岩さんを知ることができて良かったっっっ!!!

あとねっ!あとっ!私のアイドル、早大野球部の福岡高輝くんを好きになったのっ!なんということでしょう!柔道の酒井くんと早大の福岡くんっ!名前がおんなじっ!!!!漢字は違えど名前は一緒!なんという良い名前っ!

 

名前と言えば私は現・WWEの戸澤陽氏の「あきら」という名前がご本人の太陽のようなキャラクターとも見事にマッチしていて世界最高峰で良い名前だと思っています。そんな戸澤さんが先日入籍を発表しましたね。おめでとうございます。

「あきら」と言えば女子柔道の素根輝ちゃんも大好きです。素根選手は本当にカッコいい。女子高生が大好きな私ですが、女子高生じゃなくても大好きには変わりありません。安藤美姫ちゃんも女子高生時代に好きになりましたが卒業して大学生になっても大学を卒業してももちろん大好きですし。

なんということでしょう。素根ちゃんも福岡くんや酒井くん同様に輝いています。輝くって実にいい字だなあ。

 

年末のドラゴンゲートの話は何から書いていいかわからないので割愛します。ドラゴンキッド選手はこの世で一番好きなプロレスラーですが、Eita選手もほぼ同じくらい大好きなので、マスクと髪の毛を賭けた試合…と聞いた時点で早々に現実逃避して試合の日が来るのを震えながら待っていました。結果だけ言うならば、そりゃマスクを守れたのが最高のハッピーエンドではあったけれど、Eita選手が髪を失ったのも辛いからね、私。

この件についてはツイッターの相互フォローしてる人でものすごく同じ気持ちの人がいらしたのが私の心の慰めでした。とブログでひっそり告白。このこと以外でも、あーっ気持ち一緒!ってなれることが多くて嬉しいのです。好き。

 

でもでもっ!ドラゴンゲートなら同じ気持ちっ!てなれる人が運良く見つかったけど、高校柔道と大学野球じゃまず無理じゃんっ!

フィギュアスケートならいるけどねっ!一緒にキャーキャー言える人いるけど、高校柔道と大学野球はいないじゃんっ!

なんでかって?

こんな、こんな、

「大好きーっ!!!」

なんてノリでこの競技を観てる人がいないからだよっ!もしいたとしても、高校生か大学生か20代前半でしょ?絶対巡り合えないし、万が一巡り合えたとしてもその年代のファンの子と同じノリできゃーっ!とか言えない!!!だって私、自分で言うのもなんだけど、私のこの自分のノリ、気持ち悪いもん!!!相手はアマチュアスポーツ選手だよ?高校生とか大学生だよ?引く!

なのでツイッターでは、高校柔道も大学野球も、どんなに心の中ではしゃいでいても表向きは多少ブレーキをかけて発言しているのです。

ふむふむ、●●選手は良い選手だねえ、うむ、みたいな。つもり。

 

だからさっ!もう、同好の士には会えないし語れないからさっ!自分で語るのっ!自分語りなのっ!そんで自分の書いた文章を読んで、そうそうわかるーっ!ってなってニヤつくのです。

だってカッコいいんだもん!カッコいいと思ったら、

 

すげええええ!!!かああああっこいい~~~~~!!!!!

 

みたいな言葉しか出てこないんだもんっ!

こういう形での表し方しかわかんないんだもんっ!

 

12月に何してたかなんて恥ずかしくて言えない。もうずーっと大学野球の映像とか情報とか追いかけてた。ネタ書いたりもしたけど、趣味の方もぜんっぜんセーブなんてせずに大学野球追いかけてた。自分でも引くくらい。

一応真面目なことを考えたり日記に書こうともしてたのですが、毎日忙しくて書けなかったです。何が忙しいかは繰り返しになりますので省略します。

 

今日はもともと何を書くつもりだったかもう忘れました。

 

あ、最後に一つ。

今日の昼のことです。子供の頃に観た「ポリスアカデミー」という映画に出てくる武器マニアだか拳銃マニアだかの役の人が好きだったなあとふと思い出して検索してみたところ、その役・タックルベリーを演じていたデヴィッド・グラフさんが既に亡くなっていたのを知りました。

亡くなったのはもう17年も前のことでした。まだ50歳という若さでした。心臓発作で、と書かれていました。

でも、映画を観てから数十年経ってもあの登場人物を好きだった気持ちを覚えているし、あの登場人物は永遠に生き続けるし、私の好きな気持ちも変わらないなあと。そう考えたらデヴィッド・グラフさんは永遠に残る物を生み出し、残してくれたのだなあと。

 

一条ゆかり先生が漫画をもう一度描いてくれたら嬉しいと思う反面、もう一生分楽しませてもらったしこの先も読み返して永遠に楽しむことができるのだからもう充分、とも思うし。

 

黒岩さんや、卒業して野球人生はこれで終わりと言ってる四年生たちが野球をしている姿をもう私は観ることはできないけれど、それでも私は四年生たちのあの姿を忘れないし、あの日あの時、あの試合をあのプレーを見た人たちの、応援した人たちの心の中に残り続けるのだなあ、と思うし。

 

訃報からこういう話に繋げるのはあまり趣味ではないのですが。

さよならだけどさよならじゃない、ということを思うのです。

 

と同時に、フィギュアスケートの山田耕新くんの滑りをこれからもまだまだ観たいし、鈴木潤くんもできるだけ長く滑ってくれたらこんなに嬉しいことは無いし、高橋大輔さんも勿論これからも是非!と思うし。

好きな人たちの姿や作品を、なるべく長く、少しでも多くの時間観ていたい、と思うのは当然です。切望しています。

そして、これでお終い、となった時に受け取る側の自分が後悔しない方法はたったひとつだけ。観られるうちに可能な限り足を運んだりこの目で見たり、ということだけなのですよね。

 

寂しくても悲しくても辛くても、後悔だけはしたくないなあと思うのです。

ああ、やっぱり大晦日は一区切りつけたくなる。でも今日は、別れの日記というよりも、愛の日記になりました。

愛は終わらないので、今日の日記が愛の日記になったということは、大晦日には人生最後の日記を書かねばと言う呪縛から解放されたのかもしれません。

 

よし、開き直ってまた明日からもしつこく愛の爆発日記を書こう(まだ開き直れてない)。

 

犬が好きです。可愛いです。大きいとちょっと怖いけど。

同じくらい猪も好きです。可愛いです。大きいとだいぶ怖いけど。

今日も明日も好きなものがたくさんで、なんて幸せなのでしょう。

2019年は…

どうなるのでしょうね!

 

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という訳で2019ドラフト候補逸材図鑑です。早くも来年の話ですか。ひー。

 

ドラフト戦線先取り特集、ということで早大からは加藤くん檜村くん小藤くん福岡くんが載ってました。

みんなそれぞれ自分の望む未来に進めるといいなあ。

 

みんな打ってる写真とか投げてる写真の中で何故かニッコニコの写真を使われてる福岡選手!

笑う門には福が来ますのでね。

 

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ぼかし入れましたがねー。入れずともお顔が影になっちゃっててちょっと残念。でも笑顔はバッチリ。

 

早稲田の皆さんも気になりますが、福岡くんと慶應の高橋(佑)くん、立教の藤野くんという川越東高校3人衆も気になります。

いいよね。六大学でライバルとして対戦するかつてのチームメイト。それぞれが各大学の主力選手という。投げて捕って打ってとポジションそれぞれ違うのもいい。

え。つーか川越東、凄くない?凄いよね。福岡くん高橋くん藤野くんだよ?まさに逸材揃いじゃん。なんてステキな学校。

 

まだ中身じっくり見てないのですが、有力選手200人掲載!という表紙のアオリを見ただけで、今年は全部合わせて何人の選手が指名されたんだっけと指を折り(嘘。暗算した)ここに載ってない選手もいるだろうしこれから出てくる選手もいるかもしれないしと思いを巡らせ、なんて狭き門なのだろうと途方に暮れます。

そして門をくぐってからがいよいよ大変っていうね。

まあそれに関しては芸能とか創作とかの世界もそうだしもっと言えばお仕事全般に言えることではありますが。

しかし繰り返しますが門の狭さがね!プロとアマチュアの差は気構えのみ、という世界もあるというのに。

 

そう考えると手に持った本の重みがずっしりと増すようであります。

 

まずは大学野球を悔いなくやり切れますように。

それと、可能な限り、どうか1試合でも多く観に行けますようにという自分のスケジュール的な願いも少しばかり。

好きなものとやりたいこと

今年も何かしらやるつもりではいたのだ。

 

去年の忘年会で私は、

「今年は一本しか公演できなかったので来年は二本やります!」

と、抱負を語った。言いながらも既に内心では無理…と思いながらも宣言した。自分を奮い立たせなければと思っていた。

結果、できなかった。二本どころか一本もできなかった。

 

発条ロールシアターを始めてから、宣言したのに実現できなかったことというのも幾つかある。

ただ今年のように、やらなきゃやらなきゃと思いながらもなし崩しにお流れにしてしまったのは初めてではないだろうか。

基本的に「やりたいことが無くなった時が辞め時」と思っている。

もちろん、絞り出してでもやるのがプロの当たり前の仕事ではあるのだけれど、発条レベル(いろんな意味で)の団体であれば、演出家の私と主宰の加茂克のどちらかに最低限やりたいことがある状態でなければ続ける意味が無いと思っている(問題は、それだと発条を楽しみにしてくれているお客様には本当に申し訳ないということ。最大にして唯一の、問題)。

 

去年の公演を終えた辺りからもう何もやりたいことが無くなってしまったと思っていた。でもやらなければ、とも思っていた。

一年休んだら、その後の復帰は大変だと思っていた。

三年前にも一度休んでいるのに、また休むくらいなら辞めた方がいいのではと思いつつ、なかなかふんぎりがつかずにいた。

 

そんな矢先、高校柔道にハマった。興味を持った丁度その時期に東京で大きな大会があったので観に行った。100㎏超級にすごく強い子がいて一発でファンになった。周りの席にいた他校の柔道部の子達が口々に名前を囁くのですぐに名前も覚えた。天理高校の中野寛太選手。スピードもパワーもあって技まで兼ね備えているのだ。ちなみに寛太と言えば「柔道部物語」の顧問の五十嵐寛太先生。天才・五十嵐と同じ名前というのも縁起がいい。

もう一人、ベスト8まで行った子でこの子の柔道好きだなあとファンになったのが福井工大福井の酒井晃輝選手。見た目がシュッとしてるせいか何となくスマートなイメージなんだけど、試合が始まると闘志溢れる感じで実に好み。この当時はまだ1年生だったんだけど個人でも団体でも全国大会出場なんだから凄い。

翌日の団体戦の決勝・天理対国士舘は会場中が盛り上がる好試合で、高校柔道ってなんて面白いんだろうと思った。

厳密に言うと高校柔道に限らずその後観に行った全日本も教員柔道大会もその他どの大会も面白かったしお気に入りの選手もたくさんできたのだけど、その中でも一番ハマったのが中野選手と酒井選手だったのだ。

高校生には他にも村尾三四郎選手とか、女子の阿部詩選手に素根輝選手など将来有望なスター選手がたくさん。

中でもやっぱり中野選手と素根選手は自分的に別格かな。どちらも超級の選手だけど、超級ってことは体重の上限が無いわけで、そうなってくると身長が高いほど重量も増やせるので有利(という理論なのかどうかは不明。私はそう解釈している)なんだけど、中野選手は180㎝、素根選手は163㎝。どちらも超級の中では決して大きくない。

※中野選手、現在181㎝とのこと(12月3日情報)伸びてる!成長期だもんね!!

 

小さい選手が大きい選手を倒すというのは格闘技において最高のロマンだと私は思っているので、そういうところも好きな理由かもしれない。

が、まあ理屈はさておき戦い方がカッコイイのだ。上手い!強い!カッコいい!これ以上の理由はいらないでしょう。

酒井選手にいたっては理由すら要らない。とにかく好き。あ、さっき理由書いたか。ファイトスタイルが好み。やっぱ理屈じゃないね。

 

ということで夏には三重県まで高校総体も観に行った。県内のホテルがとれなかったので連日の移動が疲れたけど、ものすごく満足した。

男子の団体は中野選手が国士舘の斉藤選手(こちらも超高校級。柔道といえばそう、あの斉藤さんがお父さん)に勝って見事に天理が優勝した。

女子の団体では、出場しないと思っていた阿部詩選手が出てきてくれた。

個人戦で酒井選手がまさかの初戦敗退のうえ脳震盪を起こしてしまったというアクシデントはあったけれど(その後ツイッター投稿してたし二か月後の国体にも無事に出場していたのでホッとした)、涙と歓喜が詰まりに詰まった充実の四日間だった。最終日だけ観られなかったのだけど、おおむね満足。

 

今までだったら夏は秋の芝居の台本書きと稽古の準備があって、絶対にできなかっただろう。

 

高校柔道に夢中になったのとほぼ同時期に、大学野球にもハマった。

最初は何となく気が向いてネット観戦してみただけだったのだけど、あっという間に早大野球部というチームに夢中になった。

早大野球部への愛はこれまでも日記に書いたので省略するけれど、秋のリーグ戦を迎える頃にはハマりにハマっていた。

 

本当は秋の早慶戦について熱烈な日記を書くつもりでいたのだけど、もう何から手をつけていいかわからなくて挫折している。

私が、というか観客が何に興奮したのか何に感動したのか。あの時神宮球場がどんな空間になったのか。

 

一言で言うならば、何もかもがパーフェクトだった。

選手達の思いや熱が、ビリビリと伝わってくる好試合だった。いや、選手だけじゃなく応援席もだろうか。あの場に居た全ての人間の気持ちが熱狂の渦をつくっていた。

これがマンガだったとしたら「ちょっとできすぎだろ」と突っ込むようなドラマが現実に起こっていた。

「最上級生の意地」というものを目の当たりにして、現実にこういうことがあるんだなあと、後になって振り返ってしみじみ思った。

ひとつだけ、早稲田にとってリーグ優勝を逃したことだけが残念と言えるかもしれないけれど、前年の最下位から春は3位、そして今回2位と順位を上げたことで、もしかしたら後輩へ最高のバトンを渡したとも言えるかもしれない。

まあ、ちょっと強がりではあるけれどそう言いたくなる。本当は早慶戦に勝利した涙に加えて優勝して喜ぶ姿も見たかったのは確かだけど。とは言っても最高の試合を見せてもらったことは間違いない。

 

リーグ戦が終わってから今日まで、毎日毎日春と秋のリーグ戦の映像をリピートして、日記を綴り、日記を書かない日は映像を観ながら実況ノートをつけた(そのまんま。スコアをつけたいところだけどつけられないので、代わりに試合の展開を感想と共にノートに書きつけた)。自分でもこの執着心には笑っちゃうと言うか呆れちゃう。

でも、本当に興奮状態が続いて、こんなことは初めてでどうしていいか自分の気持ちを持て余していたのだ。

4年生が引退してしまうことへの寂しさは日に日に強まった。

未練がましくずーっとずっと、試合を観たりインタビュー記事を読み返したりインスタやツイッターにあげられてる写真を眺めたり。

 

副将の黒岩選手を初めて見たのはネット中継だった。

ベンチで小島キャプテンの横でメガホンを持ってる姿が映って、

「え、何この人カッコいい。誰?」

と思ったのが最初だ。

 

スポーツ選手を顔で好きになるってどうよ、というのは私の個人的なこだわりというか引っ掛かりポイントである。別に何がキッカケでもいいんだけど、なんとなく

「勝負所はそこじゃありません」

と自分に突っ込んでしまう。なんか失礼な気がする。

でもしょうがないよね!好みなんだから!それに、どんなに顔が好みでもそれだけじゃそこまで好きになれないし!それは役者でもスポーツ選手でも何でも一緒!

そういえば安藤美姫ちゃんも顔とキャラクターに惹かれて好きになって、その後スケートを観て更に好きになったのだった。

いいじゃないか、見た目から入ったって。だってホントにすっごい好みなんだもん。美姫ちゃんも黒岩さんも。

その後、黒岩選手のプレーを目の当たりにして更に心惹かれたのはやはり足の速さが決め手だった。

しかし盗塁って野球の試合の中でも一、二を争うカッコいいプレーだよなあ。足の速さだけではなくて技術とか何か必要なんだろうけど。

 

黒岩さんは声がこれまた素晴らしいのだ。いい声。いい声にもいろいろあるけれど、私はまろやか過ぎる声よりも少し引っ掛かりのある声が好きなのだ。耳に心地よく、かつ物語性もある声。

ついでに言うとインタビュー記事の語り口も面白いからね、黒岩さんは。あと字が上手!小島さんとはまた違った上手さ。そして私は大きい字が好きなのだ。大きい字を書く人が好きなのだ。

そもそも第一に名前が完璧にカッコイイよね。黒岩さんだけでもカッコいいのに下の名前が駿さんだよ。ダイヤモンドを駆け抜ける黒岩さんにピッタリの疾走感溢れる漢字。音もいい。

顔も声もドンピシャに好みで、ほか諸々細々した部分もステキで、しかも副将になった理由が人望の厚さって!模範的な人柄って!もう私の想像の限界を超えていて、どんな人なのかまるで想像できない!

3年間ベンチに入ることなく、でもその人間性が評価されて副将になって、それからはベンチで声出して盛り上げて、出場した試合のここぞという場面では期待に応えて、最後の最後には華の早慶戦でスタメンからのまさしく総決算的な活躍で有終の美を飾った人…ってこの世に存在するんですねっ!!

 

声の良さのみならず、そのいい声で繰り出す喋りの内容も面白くて大好き。

norisuechie.hatenablog.com

こちらの、一番最後に紹介した映像の終わりの方に4年生たちの会話してる場面があるのだけど、ここでの黒岩さんがこれまた最高なので是非観て欲しい。

映像の締めのあたりで小島さんが、

「歳とった時に大学や高校の同期のメンバーとまた他愛ない話で盛り上がれたらいいなって思います」

的なことを言うんだけど、その直前の会話が他愛ないというよりはいい意味でものすごくバカバカしくて最高に面白い。

小島さんの言葉自体は、まあ何なら普遍的な願いというかウンウンと頷けるいい話なんだけど、直前の会話が会話なだけにちょっと普通じゃないものに仕上がっていて感心してしまう。

どれくらいの時間カメラ回してたかわかんないけど、よくぞこんないい話撮ってくれたなというか、いつもこんなアホな会話してるのかなとか。

私、この映像大好き。

 

アホな会話っていうと語弊があるな、やっぱり。

ほんの短い時間だけど、黒岩さんの言葉のチョイスも話の組み立て方もリズム感も、素晴らしくセンスがある。褒め過ぎ?だけど本当にそうなんだもの。

私は本当にプロレスラーでもバンドマンでもスポーツ選手でも、話術をとても重要なものとして扱ってしまう。自分がトークダメダメのままお笑いの世界から逃げたから、余計にそこに惹かれるのだろうか。芸人さんじゃあるまいし喋りが下手でも全然問題無いんだけど、上手いと評価が何倍にも膨れ上がる(例:ドラゴンゲート土井成樹選手。選手として最高な上に圧巻のマイクスキル。最高)。

ただでさえ話が上手くて面白い人は問答無用で好きなのに、黒岩さんがそのスキルまで備え持っているなんてもう最強じゃないか。

それでいて一人でいるのが好きとか言う人なんだよ、黒岩さんは。あーもうホントに何から何まで好みドンピシャなの、黒岩さんは!

 

 

寂しい。

しつこいようだけど本当にみんな大好きなのだ。黒岩さんだけちょっと特殊な形の好きも入っているけれど、みんな同じくらい大好きなのだ。チームとして丸ごとみんな好きなのだ。これは理屈じゃないのだ。寂しいのも理屈じゃないのだ。

4年生の進路は、プロに行く小島キャプテンのほか、岸本さんと、同じく捕手の中林さんは社会人チームへ。小太刀さんと西岡さんも硬式野球を続けるらしい。投手の増田さんは軟式だけど続けるという。

他の人は?

 

きっぱりと「自分の野球人生はこれでおしまいです」と明言してる人もいる。

一般就職しますという人は、ごく普通の社会人になりますよということなんだろうか。本当に?もうこれっきり?

いつまでもいつまでも未練がましく寂しがっている。

おそらく野球部の、更に言うと六大学の硬式野球部の練習なんて、私が味わったことも無いような厳しいものだろうと思う。そんな世界でここまで本気でやってきた人に対して「何かしらの形で続けてくれないかなー」なんて軽々しく発言するのはハッキリ言って馬鹿丸出しだと思う。我ながら、気持ちはわかるけど愚かしいと思う。

だからちゃんと現実を受け止めなければいけないと思うんだけど。

寂しい。

 

そんな風に悶々と思っていて、

今日、唐突に台本を書きたくなった。芝居を作りたくなった。

唐突過ぎて意味がわからないけれど、突然芝居がしたくなった。

これだけじゃあれなんで理由を分析して書きたいところだけど、そもそも芝居をすることに理由は無いんだった。

若い頃は何の疑問も持たず、理由なんて考えずにやっていた。

ある時期から、自分にとって芝居とは何なのか、何のためにやるのか、明確な理由を持ってやっていた。

そしてまたある時期を過ぎて、あれは震災の後だった。理由はなんだっていい、と思った。自分にとって芝居をする理由なんてものは無くなった。理由が無くても私は生きるし芝居をする、と思った。

 

だから今も、理由なんて無いのだ。

 

大学野球も高校柔道も毎日動画漁りしてるし、ドラゴンゲートも、現場には行けなくても中継は観ている。鷹木さんが参戦しているから新日も(ドラゴンゲートネットワークと新日のなんちゃらってやつに加入している)。フィギュアスケートはちょっとお休み状態で、年に一本だけは必ず行ってるショーの他は特に応援してる選手だけ映像で追ってる状態だけど。

 

今年は本当に趣味にどっぷり漬かった。充実していた。こんな日々を送れるってなんて幸せなんだろうと思った。

追いかけて応援する側で居たいと思った。頑張ってお金を稼いで、そのお金を全て趣味につぎ込みたいと思った。

そこまで稼いではいないけど、いつもよりも頑張って、いつもよりもだいぶ多くの自由になるお金を手にして、それを趣味につぎ込んだ。

幸せだった。

 

そして唐突に芝居をしたくなった。

 

気が済んだとまでは決して言わないけれど。

これから早大の新チームを応援しないといけないし、中野くんは大学生になるし、酒井くんはあと1年高校生だし、どうしても行きたいアイスショーがあるし、キッドさんや土井ちゃんを観ないで生きていくなんてそんな人生はつまらないし。

でも、それ以上に今は芝居をつくりたい。

 

なので、いつまで気力がもつかわからないけれど、もう少しだけやっぱり芝居の世界に居たいなあと。

趣味と両立できたらいいんだけど、私の脳みそは一度に何でもはできないのだ。なので今は、少しだけ比重を芝居に傾けたいなって。こんな気持ちは久々。

洗い洗われ

軽い気持ちでシャンプーを替えたところ、則末チエ史上最高傑作というくらい髪のコンディションが良い。

ハーバルエッセンス」のカモミールの香りのやつ。カモミールが甘くていい香りなんだこれがまた。

口コミサイトのレビューを見たところ髪がきしむっていう人もちらほら見かけたのだけど私は大丈夫だった。いや、シャンプー後は確かに結構きしむのだけど、コンディショナー使えば問題ないというところ。

後はこれにマッチするトリートメントが欲しいなあという。トリートメントが無いんだよね、カモミールシリーズには。

最近シャンプーとコンディショナーとかシャンプーとトリートメントとかトリートメントオンリーとか、お試しに100円くらいで売ってるので助かる。試供品サイズの1回分のやつ。これは良きアイディア。

今日買ってみたお試しトリートメントなんて、まさしく「お試しで良かった!」という感じ。効果は良いのだけど香料がきつくてカモミール度がゼロになってしまった。丸々一本買わなくてほんっとうに良かった!

ハニーなんちゃらという商品名とはちみつ色のパッケージに惹かれて買ったけれど、香りはローズっぽい。しかも強め。そういえばはちみつの香りだと信じて疑わなかったけれど、成分も香料も確認していなかったっけ。それか本当ははちみつの香りなんだけど私の鼻の感性が狂っていてローズ系に感じたか。パッケージを捨ててしまったのでわざわざ拾い上げて確認する気が起きない。

ローズ系の香りは嫌いじゃないけどそんなに好きでもないのだ。しかも強め。何度でも言うけどかなりキツイ。

ああ、お試しで良かった。

 

しかし彼女の名誉の為に言うならば、ハニーなんちゃらちゃんのトリートメント効果は抜群だった。やはり私には必要なんだなあトリートメント。今度は香りも確認して、また他のトリートメントをお試ししてみよう。

 

新しいシャンプーのおかげと、幸か不幸か風呂釜が故障してなんかイイ感じのシステム風呂(なんて言葉ある?)に替えてもらったおかげとで、ここのところウキウキとお風呂に入っている。

が、しかし実のところ私はお風呂に入るのが嫌いだ。本当に昔から嫌いだった。面倒で仕方ないのだ。もし私の身体がいつまでも臭くもならず汚くも痒くもならないのであれば、年に1、2回くらい、それもシャワーで済ませたいくらいだ。

言い過ぎかな。冬場だったら月に2回くらいなら湯船に浸かってもいいや。

もちろん生きてる以上は臭くも汚くも痒くもなるし、それだと社会生活が営めない&自分の匂いと痒みと汚れにイライラして発狂しそうになるだろうから致し方なく入っているけれど、私にとってお風呂に入ることは楽しみではなくただの義務と言うか作業のようなものだった。それはもう子供のころからずっと。

 

話はずれるけれど、料理のなかで私がダントツに嫌いなのがご飯を炊くことだ。

お米に特別な愛情は無いものの一日一食以上は米飯を食べたいという程度には米が好きだ。でもご飯を炊くのは嫌いだ。

せっかく炊いたのに無くなってしまうというのが本当に嫌なのだ。

つくってもつくっても無くなってしまう。なんて悲しい事なんだ。そして、なんてつまらないことなんだ。同じことの繰り返し!

繰り返しの作業が嫌いだ。おかずは毎回変わるけれど、ご飯は一緒。炊き込みご飯にすればいいとかそういう問題じゃなく。

あ、そういえば味噌汁作るのもあんまり好きじゃないかも。

毎日同じもの食べるのは平気だけど毎日同じもの作るのは平気じゃない。具を変えればいいという問題じゃなく。

毎回毎回炊飯器の内釜と内蓋を洗って、米を計って米を研ぐ。食べ終わったらまたその繰り返し。本当にめんどくさい。鍋で炊いてるわけでもなし、たったそれだけのことなのだけど、毎回それを繰り返すのが本当に嫌なのだ。

無洗米にしたこともあったけれどそれほど劇的に楽にはならなかった(そもそも元々そんなに大変なことでもないから変化が無いのは当たり前)。

もし共同生活で家事を分担しようということになったとしたならば、おかず係と、米(主食)・味噌汁係とに分けて欲しい。おかず毎回3品作れと言われても頑張って作るから。

料理自体が嫌いと言う訳では無いんだよな。とにかく米を炊くのが苦痛で仕方ない。

 

さて、風呂と米。どちらも洗うのが嫌いという共通点がある訳だけれど、洗うと言えば洗濯というものもある。だけどどういうわけか洗濯こそが、何を隠そう私の好きな家事ナンバーワンなのだ。

どうして洗濯が好きか?これは簡単な話で、洗濯をすればこの服を着られる!という喜びがあるからだ。私にとって洗濯は新しい服を買うのに等しいくらいウキウキするのだ。

 

それにしたって同じ洗うなのにこの違いはなんなのだ、と書き進めようとしたけれど一瞬で答えがわかってしまったのでとっとと書く。

米洗うのも身体洗うのも自分でやらなきゃだけど、洗濯は洗濯機がやってくれるもんな。そりゃそうだよな。

準備と片付けがあるけど炊飯器が炊いてくれるのと、干して取り込んでがあるけど洗濯機が洗ってくれるのとは手間としては同じくらいじゃないかという気もするけれど(っていうか干して取り込んでたたんで…の方がめんどくさいという人の方が多い気がする)、やはり新しい服が誕生するのと、つくってもつくっても無くなるのとではだいぶ違う(ご飯が食べられるのは嬉しいのだけど)。

 

どうしよう。単純に私はものすごくめんどくさがりなのだという既にわかりきっている結論だった。

と、ここで光明と言うかちょっとよくわからない事実を思い出した。

私、食器を洗うのはそんなに嫌いじゃない。米を炊いたり風呂に入ることに比べたら全然平気。むしろ好き。

食器洗い機は持っていない。つまり洗濯と違って手動だ。

ばんざい!めんどくさがり説が覆る!

 

ということはやはり手動か自動か関係無しに、洗うことによってまた使えるようになる=物が手に入る、ということに悦びを感じているのかもしれない。

何度も言うけどご飯は作っても作っても無くなるもんね。

身体無くならないのにお風呂嫌いじゃんという、またここでよくわからないことになってしまうのだけど。

 

しかしお風呂に関してはシャンプーを変えたのとお風呂が新しくなったことにより今後好きになるかもしれない。っていうか既に結構好き。ほぼ毎日お湯に浸かってるのは上京して10年住んでた風呂無しアパート時代の銭湯生活以来というあたりで、もう答えは出ている。

浴槽を洗うのは食器洗いと同様に嫌いじゃないし、なんといってもスイッチひとつでお湯が沸く、保温もできるし追いだきも簡単、という超絶楽ちんシステムのおかげ。

そして、髪質を飛躍的に向上させてくれたハーバルエッセンスのおかげ。

ああ、文明の発達って素晴らしい!

ひょっとしたらご飯を炊くことも、超ハイテク炊飯器を手に入れることで飛躍的に好き度が上がるかもしれない。

 

と思ったけどだからそもそもそんなに面倒に思うのがおかしいくらい簡単な作業なのだよね。ご飯を炊くのって。食器洗いと浴槽洗いが嫌いじゃないのにどうして炊飯釜を洗うのをそんなに嫌うのだ。

いいじゃん、美味しいご飯が食べられるんだから。無洗米使って早炊きボタン押したってちゃんと美味しく炊いてくれるじゃん。何が不満なわけ?

好きだと思ってたけど、めんどくさい気持ちの方が勝っちゃうくらいホントはそんなに好きじゃないのかな、ご飯。

なんだか悲しくなってきたよ。ごめんね、白飯。

 

そういえば何年か前に糖質オフダイエットみたいなの試してみよーなんて軽い気持ちで朝と昼に米を抜いたら(肉と野菜のみ食べた)午後の3時くらいに無性に大福を食べたくなったことがある。で、これはいかん炭水化物を摂取せねばと思って残ってた食パンを食べたけど満たされず、結局大福をわざわざ買いに行って2個食べた挙句に夕食で米を食べてようやく落ち着いたという経験がある。

 

好きじゃないだって?何をバカなことを。

いや、これはもう、むしろ好きとか嫌いとかそんな次元の問題じゃない。

私の身体が求めているのだ、米を。そして何より美味しいのだ、米は。私にはやっぱり必要なのだ、米が。

 

愛する人を粗末に扱っておきながら相手が自分のもとを去った途端に慌てて追いかけてゆくも手遅れになっちゃうろくでなしみたいにならないよう、やはり考えを改めて感謝の心で米と内釜と内蓋を洗うべきですね。

 

実に心が洗われるようなお話。