今日は無題

一瞬前に書こうと思ったことを綺麗さっぱり忘れてしまった。
まあ、多分大した話じゃないと思うのだけど、いよいよ自分の記憶力の低下が心配になってくる。

そういえば昨日ツイッターでつぶやいたのだけど、恋愛の傾向と服の買い方って似てると思う。
私は昔から、いわゆる「安物買いの銭失い」ってやつばっかりで、つまんない安い服をあれこれ買いまくってしまう傾向がある。
道を歩いててぱっと目に止まった服を勢いで買ってしまう。
「いいな」と思って手に取って試着してみて、その時に「ちょっと違う・・・」と思っても、一度火のついた欲求をおさめられずにその「ちょっと違う」という気持ちに気付かないフリして買ってしまうことも多い。
高級品みたいなものを買うためにお金を貯めて・・・という気の長いことはしない。
その時に手の届くものを勢いで買ってしまう。
人に借金してでも買う。後のことを考えずに買う。
もしも欲しいものを手に入れられなかった時は、代わりに何か、何でもいいから買わないと気が済まない。ちょっと買い物依存症気味なところもある。

一度人に貸したものはそのままあげてしまう。逆に、人のものを無理に奪ったりはしないけど、気に入ったものをくれると言うなら喜んでもらうし、人のお古でも全然平気。気にならない。
ただし、貸し借りして共有のものにしたりはしない。

それでいて、ある日突然、服への関心が一切無くなる時期もある。

これが恋愛傾向と一緒だっていうんだから、なんと恐ろしい分析ぞ。
汗水垂らして貯めたお金で、惚れ込んだ服を買ってずっと大事に着る、ってことをしてみたいもんだ。せっかちなんだな、私は。

ちなみに、ごく稀なことではあるけれど、私だって大事に大事に想っている相手に大事に大事に告白することだってある。

そういう想いのある恋愛はやっぱり、服を買うのとは違うなあと思う。
宝石は買わないから・・・。なんだろう。何に例えられるだろう。
とにかく何か、とっても大事なもの。本当に欲しいもの。

とは言え、そうやって手に入れた本当に欲しいものでも、最初は大事にしても時間が経つにつれ次第に関心が薄れて部屋の隅で埃をかぶることになるのは変わらないのだけど。

そんな風に粗末に扱われたら、そりゃ相手だってどんなにいい人だってこちらに見切りをつけるだろう。実際どんなカワイ子ちゃんと付き合っても(滅多に無いけど)、どんなにいい人と付き合っても(これは結構多い)、相手の嫌な面を存分に引き出して終わりにするのが私は得意だ。別れ方の汚さといったら私の右に出るものはいないと思うね。
相手が私にうんざりするのは勿論のことで、だから別れ話になるっていうのに、そんでもって私の方だってもうとっくに相手への興味も愛も失っているのにいざ終わりが見えてくると惜しくなっちゃうんだ、これが。
結果、世にも醜い別れ方になるという。

人から大事にされなかったり愛をもらえなかったりすると嘆く前に、まず自分が相手に充分な愛を与えないといけないっていうのは、まったく真理だと思う。
まあ、私は嘆かないけど。
継続しない瞬間的な愛でいいなら、相手を言いくるめていくらでも強奪できるし、恋愛なんて一瞬楽しければいいんだから。

おおお、なんか恋愛作家のエッセイみたい!
モテない女の汚い別れ方談なんて、何の役にも立たなくて誰も読みたくないだろうけど。

ひねた思春期の頃は別として、20代の頃なんて永遠の愛が欲しいと思っていた時期もあった筈なのに、一体いつからこんな風になってしまったのだろうか。
いずれまた永遠の愛が欲しいと思う時がくるんだろうか。

想像できないし、私という人間が変わらない限り、そんなものまず手に入らないだろうけど。