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昨日の日記みたいに、なんかゴチャゴチャとわかったようなわからんような漠然としたことを書きますると、読んだ人から「哲学的だねえ」なんて言われたりするのだけど、
いやいやいやいや。ものっすごくストレートに読んでいただければ大丈夫です、という感じです。

例えば昨日の日記を要約すると、
「今、人づきあいがしんどい時期なんです」
ってだけです。
でも、別にあなたとかあなたとかに会いたくないという訳じゃなくて自分としてはよくあることでして、いやあ、ホントに申し訳ないんですけど、我ながらこれじゃダメだーっ!ってとこまで行きつけばまともになりますので、しばしお待ちください、ごめんなさい・・・と心の中でなんとなく周辺各位に言い訳しつつ書いてたらああなっただけです。
周辺各位・・・。
ホント、
「ああ、自分に対してのメッセージなのね」
と思われる方がたっくさんいるだろうなあと思いつつ。
「人に会いたくなくて・・・」なんて面と向かって言われたりメールでちょろっと言われたりしたら気分を害すんじゃないかなあと思って。
たまにはこう、ね。やんわりと。
全方位的に人付き合いがしんどいだけですよ、と。

これはあれです。
あたしは彼氏が欲しいんじゃなくて、大好きなあの人と付き合いたいの。
の、逆バージョンみたいな感じです。
ん?逆に言うとどうなるの?
あたしはあの人が好きだから付き合いたいんじゃないの。ただ、彼氏が欲しいだけなの。
ってこと?ちょっと違うなあ・・・。

ああ、これはどうだろう。
あなたの手料理が美味しくなかったんじゃないんです。むしろ美味しかったし、手料理嬉しいし食べたいんです。でも私いま、口内炎が大量にできていて、食べ物を食べること自体が辛いんです。
おお!なんて的確な例え!
まさに今、こういう気分です。

で、何でそうなってるかっていうと原因は、単純にやることいっぱいあって人間関係を後回しにしたいのと、ああ、金が無い!!私、どうなるんだ!!という憂鬱で日常のことを考えたくないのと、です。

曲がりなりにも芝居を創る人間としては、必要最低限の見栄張りってものがあります。金が無いなんて言うのはどうなのよ、とは思いますが、無いもんは無い。
いま、脚本書きの合間に考えることといったら金のことと食べ物のことオンリーです。へへっ。

こないだ、自分にとって大事なものの順位?だかがわかるという心理テストをやったのですが、大事な順に、
自由、
仕事(お金?)、
恋愛、
プライド

って感じでした。仕事だったかお金だったかが定かじゃない。どっちかだったかな。それとも両方あったかもしれない。けど、雑把にいうとこんな感じ。

プライドという言葉の受け取り方は人によっていろいろでしょうが、まあ私の場合確かに、お仕事関係の場面でわざわざ「プライド」なんて言葉を持ち出す時はたいてい何かからの逃避とか言い訳をしてる時だったりなので、確かにそういう意味ではどうでもいいですな。
単純なイメージで考えても、恋愛とか金とかメシの前ではプライドなんて皆無ですわ。

恋愛は、人生に絶対必要!と思っている「嗜好品」だけれど、ただ、そういう必要なものは他にもいくつかある。その最たるものは漫画。
我が家は漫画で溢れています。実家に泣く泣くおいてきた作品を、我慢ならずに文庫で買いなおしたりして、でもそれでもいいの!漫画が無かったら人生のなんてつまらないこと!!!!時には寝食を忘れて、服も何も買わないで漫画を買って、ひたすら没頭して、何度も何度も読み返して・・・破滅してしまうギリギリまでのめりこむことができる!!
あ、恋愛より漫画の方が重要だわ。
恋愛に並ぶもの・・・あ、編み物、かな。夢中になる時はなるけど、忘れてることも多いって意味で。とにかくけっこう大事。
でも、愛の方が重要。
恋愛というレクリエーションはそれはそれは楽しいし重要だしそれこそ最高の暇つぶしにはなるけれど、芝居仲間とか、人生をずーっとつかず離れず過ごしていける友人とか、そういう人達に比べたら彼氏の優先順位なんてそう高くない。そのかわり、のめり込むときはとことんのめりこむ。ハーレクインロマンスかよ!ってくらいに。激情の女と化します。だって、本気で遊んだ方が面白いしね。
編み物も恋愛ものめりこむ。時間を忘れてひたすらに遊ぶ。ただし、編み物で食っていきたいとか好きな男と結婚したいとかまでは思わない。そこを掘り下げることには興味ない。
ってとこで、恋愛の地位はまあこんなところでしょうよ。
ちなみに今考えた。趣味のランク付け。
1位 妄想、漫画
3位 フィギュアスケート観戦、読書
5位 恋愛、編み物
ってとこでしょうかね。同率が多いな。1位は、イコール生きること、と言ってもいいかもしれない。言い過ぎか。筋トレとかピアノとかハンコ彫りとかがこの下に続くのね。

で、仕事。そしてお金。仕事しないとお金もらえませんからねえ。お金の入らない仕事は仕事じゃない。
金がもらえなきゃやってらんねえという意味では無く、自分の中でいくら「お仕事」という意識でやってることだとしても、お金がもらえないものを外に向かって「仕事」とふれまわるのは私の中では恥ずかしいこと。売れてないうちは特に、ギャラが発生しないものを「仕事」なんて言ってるのはただのごっこ遊びにしか思えないし、そんな人に私だったら何か依頼したいとは思わない。ただし100円でも500円でもギャラとして受け取るんであれば胸を張って「仕事」と言って構わないと思う。あと、「仕事」じゃないから手を抜く、っていうのは問題外。
という訳でお金と仕事は必ずワンセット。
ああ、いやいや。宝くじに当たったら嬉しいなとは思う。買ってないけど。
歌舞伎町歩いてたら酔っぱらいの金持ちが一万円くれた、なんてことになったら嬉しいなとも思う。最近あんまり行かないけど。そういうお金はパーッと使いたいねえ。
とにかくまあ、仕事は大事です。お金も大事。そもそも自給自足してる訳でも無い今の生活でお金が無かったら、ご飯食べらんないし。

で、最後に残った自由は何か、って言ったらば。
私にとっては、恋愛も趣味も仕事もお金もぜーんぶ無くなった先にある、逃げ道、かな。
ホームレスになっても良いさ。どうなるかわからないけど、何も無くても、生きていく自由。プライドを持っていないからこそ残る自由。現実世界で全てを失ったとしても心の中に広がる自由。
ってとこかな。怖いけど。それでも生きていきたい。生きていくことを許されている、という意味での自由。その何も無い状況になってなお、まだまだ選択肢が残されているという自由。
元からモノの形の財産なんて持っていないからこその自由かもしれない。

そんな私が一番怖いのはやっぱり、自分や、自分の大事な人間の命を脅かすあらゆるもの、なんだなあ。
災害、事件、事故・・・。
病気も、出来る限り回避したい。
生きていく自由だけは、どうしても奪われたくないね。

とかなんとか言ってても、人付き合いがしんどい時はしんどいんです。

ああ、心の自由、生きる自由なんて感動的なこと書いたけど、私単純に、普段から好き勝手に自由にふるまってるわ。ビバ、自由!
そんな感じです。

と、ここまで読んでおわかりのように、これは、哲学的なことなんて一個も書かれていない、煩悩にまみれて生きている人間の、その場その場で感覚的に語っているだけの実にわかりやすーい日記であります。