観戦記★アイスダンス編3

さて、イギリスのカー姉弟!女性が男性を持ち上げる逆リフトでも有名で、とにかくエンターテイナーというか、サービス精神旺盛というか、楽しませてくれるカップルで、この日も大人気!シニード姉さんは男前だし、弟のジョンはお調子者だし。

オリジナルダンスジョニー・キャッシュの「I've Been Everywhere」。初めて聞いたけど多分イギリスの音楽。かっこいい。
衣裳も良かった!ジョンはなんか普通の、まあちょいとおしゃれな普段着って感じのTシャツに、ジーパン。シニード姉さんは、胸高に結んだシャツ(ヘソ出しか?)に、下はデニムのホットパンツ!ああああ、かっこいいいー!!!

第2グループの6分間練習だったか演技直前だったか忘れたけど、いきなり姉さんがリンクに飛び出すやいなやこぶしを握って腕を振り始めた。なんていうの、あれ?やったるぜえ!みたいな。

はっきり言ってどんな振り付けだったかとかそんなことは覚えてないのだけど、ただもうワクワクする、ステキなプログラムだった。演技中の歓声も、演技後のお花の投げ込みも凄く多かった。

フリーは、不思議な感じ。ジョンはボロボロのこれまたトレーナーだかカットソーだかにジーパンで、姉さんは白の膝上丈のドレス。どういうストーリーなんだか知りたくなる。ちょっとSFっぽい感じなんだけど。なんだろう。曲がまたセンス良い!リンキン・パークの「Crawling」。かっこいいのお。途中で何度か入れる壁マイムみたいなのが好き。

このカー姉弟のフリーを観て、「正統派なのばっかり観てたら飽きちゃうんだよなあ。私は断然こういうのが好きだなあ」と思った。何せかっこいいのだ。

しかしその直後にデイビス&ホワイト(アメリカ)の「オペラ座の怪人」を観て、正統派とかブロークンとか、そういうもので決まるのじゃ無いのだなと実感しました。ジャンルが全然違っていても、順位ってつけられるものなんだなと。

あまりの凄さに呆然としてしまったよ。もうこれは観てみればわかる!もしテレビ画面で観てわからなくても、その場で生観戦したら絶対にわかる!文句無しの優勝だった。

カー姉弟は2位。3位はカナダのもう一組のカップル、クローン&ポワリエ。ここはまだ10代のカップル!恐ろしや。