2.2と諸々覚え書き

前回の日記を書いた2月2日は、ドラゴンゲートの後楽園大会の日でした。楽しみで待ち遠しかったのに文中にいっこもその話を書いてないのは、あらぶる気持ちを理性で抑えてたのでしょう。
が、実際観戦したその日の会場の熱気は凄まじく、私の興奮も凄まじく、ものすごく密度の濃い時間を過ごしたので理性は既にどこへやらです。という訳でどうしても書きたいことと、その他もろもろ覚え書き。
※文中、敬称いろいろ。話のテンポによって省略したりいろいろ。

この日のセミファイナルで行われるはずだった土井吉、kotoka、Ben-kの対ヴェルセルク戦はとっても楽しみなカードだったのですが、吉野さんとkotokaが数日前にケガ欠場となり、しかも結構長くかかりそうとのこと。そしてGammaさんと石田くんも同じくケガ欠場(長期欠場のU-Tも。本当に長いですね。待ってるので焦らず頑張ってほしいです)ということで、選手たちへの身体的精神的な心配はもちろんですが、
これはこの状況をどんな風にカバーするのだろうという団体への期待もとてつもなく大きかったのです。

吉野さんとkotokaの代わりは大会当日も未定のままで、後からGAORAを観たら冒頭で生解説してた土井ちゃんもどうなるんでしょうかなんて言って不安とドキドキを煽ってる。
私はいま無所属の土井ちゃんには、1月のトーナメント戦で組んだもっちーとビッグと共にユニット結成して欲しいなと思っているので、期待を込めてこの二人を予想していました(そこに吉野さんとkotoka、Ben-kが合流してくれたら嬉しいけどちょっと強くなりすぎるかな。土井吉は組まずともいちゃいちゃしてくれたらそれはそれでOKです)。

さてその期待のセミファイナルの話の前に、もうこれはこの日観戦した人全員とは言わずとも9割は間違いなく話題にしているであろう第2試合。これは…凄かった。
ビッグ対山村のシングルマッチ。なかなか珍しい顔合わせだけど、失礼ながらそこまで事前に興奮はしておらず、例えば最近どこかでやった土井ちゃんとカゲトラのシングルとかなら「観てみたい!」となったけれど、つまり割と凪いだ気持ちで観始めたのです。
それが…観終わった時には汗だくだった。

やばい、覚え書きじゃないのか。すぐ長文を書きたがる。

映像で観た戸澤vsEita戦とか、鷹木vsススム戦とか自分の中での名勝負はいくつか挙げられるけれど、生で観てここまで熱い試合は初めてかもしれません。
(この日のメインであるドリームゲート戦も、考えてみれば初タイトルマッチ観戦で、漂う緊張感が半端なかったけど。)
とにかく第2試合は熱かった、やばかった。ビッグの蹴りとか圧倒的問答無用のパワーとか、これまた新技を繰り出しやられてもやられても返す山村くんとか、とにかく凄かった。
いやー語彙が貧困すぎるけど、凄かったんだもん!
結局20分フルタイムドロー。
ビッグが熱くガツガツやってる姿って大好き。戸澤に引き出してもらえたら…と書いたこともあったけど自力で出した!こういうのが観たかったの!嬉しい!
山村も、前に解説で自分たちの試合について
「(モチフジに)引き出してもらって熱くなることができたので、今度は自力で熱くならないと」
みたいなことを言ってたことがあって、これまた失礼ながらふんふんって軽く聞いてたの。だってさ、それがどんなに難しいことかわかるんだもん。難しいけど頑張ってね、早くそうなれたらいいね、くらいにしか思ってなかったの。
それが!こんなに早くに実行できたなんて!
もう、もう…すみませんでした!!舐めんなだよね!
この日は圧倒的ベテランにこてんぱんにやられて立ち向かうパターンじゃなく、最初からガンガン自分で攻めていって、先輩であり実力もあるビッグと、ちゃんと対等に試合が成立してたと思うの!すごい!
(映像に残ってるのと後楽園しか知らないので、もっと前の試合で覚醒済かもしんないけど)

そんなこんなで第2試合が終わり…
ところでこの日は立ち見も超満員で、バルコニーで観るはずが場所が取れず南側の後ろで観戦したのでした。遠かったけど見晴らしがとても良かったです。
ただやっぱりちょっと遠いので、欲を出して中通路くらいまでの席が取れたら凄く良さそうです。
次回からはそこ狙おう。もちろん特別リングサイドの良席取れたらいいけども、難しいよね(密かに伏線。3月後楽園の観戦レポに向けての前フリ)

で、その見晴らしのいい南側最後列から見る後楽園の景色は最高だったのです。
会場中が思わず前のめりになった後、ふーっと一斉に息を抜いて元に戻るのとか、とにかく一体感が凄かった。私はスポーツ観戦ってスケートしか行ったことないけど、盛り上がりポイントとかリアクションがまるで別物だからさ、こういうタイプの熱狂を経験するのは初めてで、なんかしばしば感動してしまいましたよ。
例えばサッカー観戦とかってやっぱりこういう感じなのかしら。

娯楽が溢れてる現代社会に於いて、現地に行って、大勢の見ず知らずの人間が揃ってあの小さなリングに集中して、夢中になって、興奮を共にするって、なんつーか素晴らしいことですね。
しかもさ、一番好きな選手の試合とか注目のカードとか以外には、そこまで身構えるほどの興奮を抱かないのが普通だと思うのですよ(そういう人ももちろんいるだろうけど)。そんな通常の試合で、あそこまで会場中の観客を引き込んだビッグと山村すごい!
私は自分の芝居でも知人の芝居でも、お客さんのリアクションをこっそり見るのが楽しみなのですが、プロレスの客席のエネルギーは凄まじかったです。そもそも別のものなのでどっちがどうとか言うあれではないですが、もーたまらんですな。

余談に次ぐ余談ですが、マイクで
「俺をよろしく!」っていうのに対しては「OK!これからも注目するよ!」って気分。
「俺を、そしてユニットをよろしく!」→「もちろん!まとめて応援するよ!」って気分。
「俺を、ユニットを、ドラゴンゲートをよろしく!」→「こちらこそ末永くよろしくお願いします!大好きです!」って気分。
で、今まで2回くらい聞いたんだけど、
「俺を、(中略)そしてプロレスを楽しみましょう!」
みたいなコメント。プロレスをっていう言葉。
これは感動しますねえ。
私はドラゴンゲートと、そこに出場してる選手達が関わってる周辺団体ちょろっとくらいしか知りませんが…ねえ。
いいですよねえ。

覚え書きの範疇をとうに超えてるのですが、セミファイナルの話も書きます。
選手入場。
土井ちゃんの、俺と組んでくれるのは誰やというマイクの後に流れるもっちーのテーマ曲。大歓声。私も声が出ました。
しかし、この興奮はまだほんの始まりに過ぎなかったのです。

あと一人は誰だ的なT-hawkのマイクの後に流れるCIMAのテーマ曲。こ、これは!!!
更なる大歓声。
この後CIMAがやった吉野さんの物まね。反応少なかったけどすごい似てた。
そんでもって、
俺たちがやってもいいんだけど今日のあの試合を観ちゃったらねえというCIMAともっちーの呼び込みマイクの後に、入場曲無しで駆け込んでくるビッグと山村!
こ、これは!!!!!
試合が始まる前に既に会場は凄まじい熱狂。大歓声で迎えられた二人。
だってさ!人気も実力もファンの数も、当たり前だけど今はまだまだベテラン二人の方が上なんだよ?絶対にいい試合する信頼と実績があるんだよ?それがこんだけ歓迎されるって、どんだけよ!
いつぞやのインタビューで、マイクを褒められても結局は試合が全てと土井ちゃんは言いました。土井ちゃんに限らず皆さんそう思ってることでしょう。全て総合して大事だし必要だけど、何より試合が全てと。
で、まさに何より全てなその試合でもぎとった抜擢な訳ですよ。ああ、なんて素晴らしいの。

セミファイナルは超絶面白くて、録画したのを後から冷静に観てみたら土井ちゃんはもちろんのこと、ビッグも山村もBen-kも動きがめちゃくちゃ良かった。
私の好き好きポイントはこのへん↓
・土井ちゃんの指示に山村が声出して応えながら走ってくの
・猛烈に鷹木さんに突っかかっていくビッグ。Ben-kも負けじと
・さすがにサイバーを抱え上げるのはしんどいであろうことが表情と筋肉に現れるものの根性で上げるBen-k
あと、ビッグとBen-kが突如リング下の鷹木さんとTくんに向かっていったので、リング上に注目が集まらなかった時の土井ちゃん。こんな姿を見るのも珍しい。暴走マッスルを差し置いての若手の暴走素晴らしい。

いやーしかし土井ちゃんはマジでミスターツインゲートですな。
この日はツインじゃないけど、何人タッグだろうと相手が若手だろうと見事な指揮官能力。大好き。

今日は土井ちゃんとゴングキッズの心温まるエピソードのあれこれについて書こうと思ってたのですが、どうして試合レポもどきを書いているのでしょうか。不思議。
ブラザー・ヤッシーと問題龍の素晴らしさについても書こうと思ってたのですが、いったいどういう訳でしょうか。

長くなったのでこのへんで。
書くつもりのことはまた次回。
誰に需要があるのかわかりませんが。
誰にって?他ならぬ私に需要があるんだよ!!
好き好きって書いてるブログ、自分で読み返すの大好き!えへっ。