「大丈夫ですか?」

気の利いた言葉が出てこなくて自己嫌悪に陥ることが頻繁にある。

まあ・・・それはそれは・・・なんという・・・ああ・・・
結局いろいろ思っても、出てくる言葉は「大丈夫ですか?」
これでは何の労りにもなっていない。
他に出てくる言葉といったら、「お大事に」とか「大変ですね」とか「お辛いでしょうね」とか、せいぜいそんなものだ。

「大丈夫ですか?」を自分が言われても、「いや大丈夫じゃないけど、大丈夫じゃないってここで言っても仕方ないし、大丈夫って答えるしかないじゃないか」なんて思っちゃうし、誰かが誰かに言われてるのを聞いても同じように思う。

ただ、その言葉の裏に相手の優しい気持ちが見える時であればそんなひねくれた事も思わないかな。
要は気持ち。気持ちがこもっているかどうかが大事。

とはいえ、その気持ちをばしっと的確な言葉に変換することができないのは芝居を創る人間としてどうなのかっていう、そこが問題なのだけど。
なんだろうね。語彙が少ないうえに、コミュニケーション能力が低いのだろうな。どうにか克服したい。

こちらが言って欲しい言葉をずばりと、それもほんわりと暖かい口調でかけてくれる人がたまにいるけれど、心底ステキだなあと思う。