長野でも走った

20分〜30分の道のりを歩くというのは辛い。それくらいの距離なら走ってしまう。
気合いが入ってる時は走り通しで、のんびり行きたい時は小走りや歩きを交えつつ。

長野駅前からビッグハットまではまさに徒歩30分くらい。
頭から終まで全て生観戦するのはなかなか体力を使う。往路で果てないように、小走りを交えつつ。はやる気持ちを押さえつつ。

しかし今朝は出遅れてしまった。
NHK杯、二日目の今日は各種目のフリー演技が行われる。各プレイガイド、一般発売開始と共に売切れ、オークションではゼロが一個多いとこからスタートという、ローリングストーンズ並に入手困難なチケットなのだ(わかんないけど)。
てな訳で二日目だけチケットが取れなかった私は、同朋らと共に当日券を入手すべく朝からビッグハットに参じたのだ。

9時に来るつもりが到着したのは10時近く。既に150人くらい並んでいる。

しかしダフ屋って何故に野放しなんだ!
「チケット買うよ」
というあの声が神経を逆なでする。
てめえらにやるチケットはねえ!っつーか、あったらこんな早くに来ねえよ!
取り締まりできないのかな。殲滅して欲しい。せんめつ、ってこう書くのか。

昨日は男子のレベルが高かった。
特にアボット!当然のスタオベ。振付もすっごい良かった。好きだあ。

小塚くんは滑りが滑らか過ぎて、滑ってるのに何も滑ってないみたいだった。綺麗だなあ。
同じギター曲なので比較してしまうけど、滑りにアボットくらいの重たさがあると、ギターの音に負けないんじゃないかなあとなんとなく思った。少しスイスイ行き過ぎかなと。
でもこの私の感じ方は、たぶん技術の問題だけじゃなくて、『SWAN』(by有吉京子先生)風に言うと、それまでの人生をいかに豊かに生きてきたかというものなんだろうな。アボットのスケート人生の一日一日が、今の彼のスケートに集約されているのだわ。
だから小塚くんもまだまだこれからどんどん良くなっていくのだね。

ジュベールは、内心ドキドキだったんだけど、最初の4回転-3回転が決まってからは思う存分楽しませてもらった!
あの最初のジャンプが決まった瞬間の観客の声!そっから先はずーっと手拍子と拍手が鳴りやまなかった。
私は手拍子を2義的にするほど器用じゃないので観戦中に手拍子しないのだが、この時は勝手に手が動いていた。
間違いなく昨日の主役はジュベールだ。女子の歓声もジャニーズのコンサート並だった(わかんないけど)。
今日もみんないい演技ができますように。