ざっと女子感想

今回の世界選手権、女子も大満足だった。

ロシアのレオノワちゃんや、グルジアゲデバニシビリちゃんの、若くて強くて弾けるような滑りや表情が清々しかった。

サラ・マイアー選手の復活に感動。しかも滑りの美しいこと!ショートはまさに白鳥だった。

コストナー選手のフリーは辛過ぎて直視できなかった。
でも大丈夫!来期は必ずや復活するに違いない!
たまにはあるよ、こういうこと。グランプリファイナルでの伊藤みどりさんの名言だ。
浅田選手もね。レオノワちゃんと同い年なんだよなあ。今期はぞっとするほどいつも厳しい表情で、急に大人になっちゃったみたいだったけど、張り詰め過ぎだったのね。でもその経験もこの経験も、みんな糧になる訳で。
むしろ浅田選手には落ち込む時期が必要だったんでしょう。
まあ致命的な落ち込みじゃないあたりが、やっぱ常人じゃないなという。

村主選手は凄いね。一回り年下の選手もいる大会で、演技で勝るのはもちろん、体力的にも引けを取らないなんて。
強くてかっこいい人だ。天下一のフィギュアバカだと、心からの尊敬を込めて言いたい。

しかし日本女子、強過ぎだよ。3人の順位足しても15?本気で来シーズン4枠欲しいわ。

それからキムヨナちゃんの優勝がめちゃめちゃ嬉しい。
ショートも良いけど、フリーのあの演技!曲のふわあーっとした広がりにあわせたスパイラルの、綺麗なこと綺麗なこと!
このプログラムは選曲もバッチリだし振付もバッチリだし、何がバッチリかって、キムヨナ選手の持って生まれた魅力と能力と方向性にバッチリマッチしてる、って感じ。

お芝居が音と明かりに助けてもらう事があるように、フィギュアも、音も含めて一つのプログラムなんだなあ。うーん、まあ難しい世界だわなあ。

それから、ロシェット選手の世選初メダル(意外!)も激烈に嬉しかった。
うーむ、良い大会だった。

エキシビは、大好きなパン・トン組が放送されなかったのが信じられない。ドイツのペアもお休みだったし。
が、まあ、ドムニナ・シャバリン組のマトリックスが超かっこ良かったから、なんとか満たされたけど。ベルネル選手も元気で嬉しい♪よくあんなに複雑に滑りながら踊れるな。川口・スミルノフ組、やり過ぎ(笑)すげえ。

そしてジュベール選手のしっとりしたナンバーに胸キュン。あの切なさと清廉な色気は別人だよ!

番組のエンディングで高橋大輔選手はじめ、世選に出てない選手達もちらっと出してくれたのがちょっと嬉しい。