2019年は…

どうなるのでしょうね!

 

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という訳で2019ドラフト候補逸材図鑑です。早くも来年の話ですか。ひー。

 

ドラフト戦線先取り特集、ということで早大からは加藤くん檜村くん小藤くん福岡くんが載ってました。

みんなそれぞれ自分の望む未来に進めるといいなあ。

 

みんな打ってる写真とか投げてる写真の中で何故かニッコニコの写真を使われてる福岡選手!

笑う門には福が来ますのでね。

 

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ぼかし入れましたがねー。入れずともお顔が影になっちゃっててちょっと残念。でも笑顔はバッチリ。

 

早稲田の皆さんも気になりますが、福岡くんと慶應の高橋(佑)くん、立教の藤野くんという川越東高校3人衆も気になります。

いいよね。六大学でライバルとして対戦するかつてのチームメイト。それぞれが各大学の主力選手という。投げて捕って打ってとポジションそれぞれ違うのもいい。

え。つーか川越東、凄くない?凄いよね。福岡くん高橋くん藤野くんだよ?まさに逸材揃いじゃん。なんてステキな学校。

 

まだ中身じっくり見てないのですが、有力選手200人掲載!という表紙のアオリを見ただけで、今年は全部合わせて何人の選手が指名されたんだっけと指を折り(嘘。暗算した)ここに載ってない選手もいるだろうしこれから出てくる選手もいるかもしれないしと思いを巡らせ、なんて狭き門なのだろうと途方に暮れます。

そして門をくぐってからがいよいよ大変っていうね。

まあそれに関しては芸能とか創作とかの世界もそうだしもっと言えばお仕事全般に言えることではありますが。

しかし繰り返しますが門の狭さがね!プロとアマチュアの差は気構えのみ、という世界もあるというのに。

 

そう考えると手に持った本の重みがずっしりと増すようであります。

 

まずは大学野球を悔いなくやり切れますように。

それと、可能な限り、どうか1試合でも多く観に行けますようにという自分のスケジュール的な願いも少しばかり。

好きなものとやりたいこと

今年も何かしらやるつもりではいたのだ。

 

去年の忘年会で私は、

「今年は一本しか公演できなかったので来年は二本やります!」

と、抱負を語った。言いながらも既に内心では無理…と思いながらも宣言した。自分を奮い立たせなければと思っていた。

結果、できなかった。二本どころか一本もできなかった。

 

発条ロールシアターを始めてから、宣言したのに実現できなかったことというのも幾つかある。

ただ今年のように、やらなきゃやらなきゃと思いながらもなし崩しにお流れにしてしまったのは初めてではないだろうか。

基本的に「やりたいことが無くなった時が辞め時」と思っている。

もちろん、絞り出してでもやるのがプロの当たり前の仕事ではあるのだけれど、発条レベル(いろんな意味で)の団体であれば、演出家の私と主宰の加茂克のどちらかに最低限やりたいことがある状態でなければ続ける意味が無いと思っている(問題は、それだと発条を楽しみにしてくれているお客様には本当に申し訳ないということ。最大にして唯一の、問題)。

 

去年の公演を終えた辺りからもう何もやりたいことが無くなってしまったと思っていた。でもやらなければ、とも思っていた。

一年休んだら、その後の復帰は大変だと思っていた。

三年前にも一度休んでいるのに、また休むくらいなら辞めた方がいいのではと思いつつ、なかなかふんぎりがつかずにいた。

 

そんな矢先、高校柔道にハマった。興味を持った丁度その時期に東京で大きな大会があったので観に行った。100㎏超級にすごく強い子がいて一発でファンになった。周りの席にいた他校の柔道部の子達が口々に名前を囁くのですぐに名前も覚えた。天理高校の中野寛太選手。スピードもパワーもあって技まで兼ね備えているのだ。ちなみに寛太と言えば「柔道部物語」の顧問の五十嵐寛太先生。天才・五十嵐と同じ名前というのも縁起がいい。

もう一人、ベスト8まで行った子でこの子の柔道好きだなあとファンになったのが福井工大福井の酒井晃輝選手。見た目がシュッとしてるせいか何となくスマートなイメージなんだけど、試合が始まると闘志溢れる感じで実に好み。この当時はまだ1年生だったんだけど個人でも団体でも全国大会出場なんだから凄い。

翌日の団体戦の決勝・天理対国士舘は会場中が盛り上がる好試合で、高校柔道ってなんて面白いんだろうと思った。

厳密に言うと高校柔道に限らずその後観に行った全日本も教員柔道大会もその他どの大会も面白かったしお気に入りの選手もたくさんできたのだけど、その中でも一番ハマったのが中野選手と酒井選手だったのだ。

高校生には他にも村尾三四郎選手とか、女子の阿部詩選手に素根輝選手など将来有望なスター選手がたくさん。

中でもやっぱり中野選手と素根選手は自分的に別格かな。どちらも超級の選手だけど、超級ってことは体重の上限が無いわけで、そうなってくると身長が高いほど重量も増やせるので有利(という理論なのかどうかは不明。私はそう解釈している)なんだけど、中野選手は180㎝、素根選手は163㎝。どちらも超級の中では決して大きくない。

※中野選手、現在181㎝とのこと(12月3日情報)伸びてる!成長期だもんね!!

 

小さい選手が大きい選手を倒すというのは格闘技において最高のロマンだと私は思っているので、そういうところも好きな理由かもしれない。

が、まあ理屈はさておき戦い方がカッコイイのだ。上手い!強い!カッコいい!これ以上の理由はいらないでしょう。

酒井選手にいたっては理由すら要らない。とにかく好き。あ、さっき理由書いたか。ファイトスタイルが好み。やっぱ理屈じゃないね。

 

ということで夏には三重県まで高校総体も観に行った。県内のホテルがとれなかったので連日の移動が疲れたけど、ものすごく満足した。

男子の団体は中野選手が国士舘の斉藤選手(こちらも超高校級。柔道といえばそう、あの斉藤さんがお父さん)に勝って見事に天理が優勝した。

女子の団体では、出場しないと思っていた阿部詩選手が出てきてくれた。

個人戦で酒井選手がまさかの初戦敗退のうえ脳震盪を起こしてしまったというアクシデントはあったけれど(その後ツイッター投稿してたし二か月後の国体にも無事に出場していたのでホッとした)、涙と歓喜が詰まりに詰まった充実の四日間だった。最終日だけ観られなかったのだけど、おおむね満足。

 

今までだったら夏は秋の芝居の台本書きと稽古の準備があって、絶対にできなかっただろう。

 

高校柔道に夢中になったのとほぼ同時期に、大学野球にもハマった。

最初は何となく気が向いてネット観戦してみただけだったのだけど、あっという間に早大野球部というチームに夢中になった。

早大野球部への愛はこれまでも日記に書いたので省略するけれど、秋のリーグ戦を迎える頃にはハマりにハマっていた。

 

本当は秋の早慶戦について熱烈な日記を書くつもりでいたのだけど、もう何から手をつけていいかわからなくて挫折している。

私が、というか観客が何に興奮したのか何に感動したのか。あの時神宮球場がどんな空間になったのか。

 

一言で言うならば、何もかもがパーフェクトだった。

選手達の思いや熱が、ビリビリと伝わってくる好試合だった。いや、選手だけじゃなく応援席もだろうか。あの場に居た全ての人間の気持ちが熱狂の渦をつくっていた。

これがマンガだったとしたら「ちょっとできすぎだろ」と突っ込むようなドラマが現実に起こっていた。

「最上級生の意地」というものを目の当たりにして、現実にこういうことがあるんだなあと、後になって振り返ってしみじみ思った。

ひとつだけ、早稲田にとってリーグ優勝を逃したことだけが残念と言えるかもしれないけれど、前年の最下位から春は3位、そして今回2位と順位を上げたことで、もしかしたら後輩へ最高のバトンを渡したとも言えるかもしれない。

まあ、ちょっと強がりではあるけれどそう言いたくなる。本当は早慶戦に勝利した涙に加えて優勝して喜ぶ姿も見たかったのは確かだけど。とは言っても最高の試合を見せてもらったことは間違いない。

 

リーグ戦が終わってから今日まで、毎日毎日春と秋のリーグ戦の映像をリピートして、日記を綴り、日記を書かない日は映像を観ながら実況ノートをつけた(そのまんま。スコアをつけたいところだけどつけられないので、代わりに試合の展開を感想と共にノートに書きつけた)。自分でもこの執着心には笑っちゃうと言うか呆れちゃう。

でも、本当に興奮状態が続いて、こんなことは初めてでどうしていいか自分の気持ちを持て余していたのだ。

4年生が引退してしまうことへの寂しさは日に日に強まった。

未練がましくずーっとずっと、試合を観たりインタビュー記事を読み返したりインスタやツイッターにあげられてる写真を眺めたり。

 

副将の黒岩選手を初めて見たのはネット中継だった。

ベンチで小島キャプテンの横でメガホンを持ってる姿が映って、

「え、何この人カッコいい。誰?」

と思ったのが最初だ。

 

スポーツ選手を顔で好きになるってどうよ、というのは私の個人的なこだわりというか引っ掛かりポイントである。別に何がキッカケでもいいんだけど、なんとなく

「勝負所はそこじゃありません」

と自分に突っ込んでしまう。なんか失礼な気がする。

でもしょうがないよね!好みなんだから!それに、どんなに顔が好みでもそれだけじゃそこまで好きになれないし!それは役者でもスポーツ選手でも何でも一緒!

そういえば安藤美姫ちゃんも顔とキャラクターに惹かれて好きになって、その後スケートを観て更に好きになったのだった。

いいじゃないか、見た目から入ったって。だってホントにすっごい好みなんだもん。美姫ちゃんも黒岩さんも。

その後、黒岩選手のプレーを目の当たりにして更に心惹かれたのはやはり足の速さが決め手だった。

しかし盗塁って野球の試合の中でも一、二を争うカッコいいプレーだよなあ。足の速さだけではなくて技術とか何か必要なんだろうけど。

 

黒岩さんは声がこれまた素晴らしいのだ。いい声。いい声にもいろいろあるけれど、私はまろやか過ぎる声よりも少し引っ掛かりのある声が好きなのだ。耳に心地よく、かつ物語性もある声。

ついでに言うとインタビュー記事の語り口も面白いからね、黒岩さんは。あと字が上手!小島さんとはまた違った上手さ。そして私は大きい字が好きなのだ。大きい字を書く人が好きなのだ。

そもそも第一に名前が完璧にカッコイイよね。黒岩さんだけでもカッコいいのに下の名前が駿さんだよ。ダイヤモンドを駆け抜ける黒岩さんにピッタリの疾走感溢れる漢字。音もいい。

顔も声もドンピシャに好みで、ほか諸々細々した部分もステキで、しかも副将になった理由が人望の厚さって!模範的な人柄って!もう私の想像の限界を超えていて、どんな人なのかまるで想像できない!

3年間ベンチに入ることなく、でもその人間性が評価されて副将になって、それからはベンチで声出して盛り上げて、出場した試合のここぞという場面では期待に応えて、最後の最後には華の早慶戦でスタメンからのまさしく総決算的な活躍で有終の美を飾った人…ってこの世に存在するんですねっ!!

 

声の良さのみならず、そのいい声で繰り出す喋りの内容も面白くて大好き。

norisuechie.hatenablog.com

こちらの、一番最後に紹介した映像の終わりの方に4年生たちの会話してる場面があるのだけど、ここでの黒岩さんがこれまた最高なので是非観て欲しい。

映像の締めのあたりで小島さんが、

「歳とった時に大学や高校の同期のメンバーとまた他愛ない話で盛り上がれたらいいなって思います」

的なことを言うんだけど、その直前の会話が他愛ないというよりはいい意味でものすごくバカバカしくて最高に面白い。

小島さんの言葉自体は、まあ何なら普遍的な願いというかウンウンと頷けるいい話なんだけど、直前の会話が会話なだけにちょっと普通じゃないものに仕上がっていて感心してしまう。

どれくらいの時間カメラ回してたかわかんないけど、よくぞこんないい話撮ってくれたなというか、いつもこんなアホな会話してるのかなとか。

私、この映像大好き。

 

アホな会話っていうと語弊があるな、やっぱり。

ほんの短い時間だけど、黒岩さんの言葉のチョイスも話の組み立て方もリズム感も、素晴らしくセンスがある。褒め過ぎ?だけど本当にそうなんだもの。

私は本当にプロレスラーでもバンドマンでもスポーツ選手でも、話術をとても重要なものとして扱ってしまう。自分がトークダメダメのままお笑いの世界から逃げたから、余計にそこに惹かれるのだろうか。芸人さんじゃあるまいし喋りが下手でも全然問題無いんだけど、上手いと評価が何倍にも膨れ上がる(例:ドラゴンゲート土井成樹選手。選手として最高な上に圧巻のマイクスキル。最高)。

ただでさえ話が上手くて面白い人は問答無用で好きなのに、黒岩さんがそのスキルまで備え持っているなんてもう最強じゃないか。

それでいて一人でいるのが好きとか言う人なんだよ、黒岩さんは。あーもうホントに何から何まで好みドンピシャなの、黒岩さんは!

 

 

寂しい。

しつこいようだけど本当にみんな大好きなのだ。黒岩さんだけちょっと特殊な形の好きも入っているけれど、みんな同じくらい大好きなのだ。チームとして丸ごとみんな好きなのだ。これは理屈じゃないのだ。寂しいのも理屈じゃないのだ。

4年生の進路は、プロに行く小島キャプテンのほか、岸本さんと、同じく捕手の中林さんは社会人チームへ。小太刀さんと西岡さんも硬式野球を続けるらしい。投手の増田さんは軟式だけど続けるという。

他の人は?

 

きっぱりと「自分の野球人生はこれでおしまいです」と明言してる人もいる。

一般就職しますという人は、ごく普通の社会人になりますよということなんだろうか。本当に?もうこれっきり?

いつまでもいつまでも未練がましく寂しがっている。

おそらく野球部の、更に言うと六大学の硬式野球部の練習なんて、私が味わったことも無いような厳しいものだろうと思う。そんな世界でここまで本気でやってきた人に対して「何かしらの形で続けてくれないかなー」なんて軽々しく発言するのはハッキリ言って馬鹿丸出しだと思う。我ながら、気持ちはわかるけど愚かしいと思う。

だからちゃんと現実を受け止めなければいけないと思うんだけど。

寂しい。

 

そんな風に悶々と思っていて、

今日、唐突に台本を書きたくなった。芝居を作りたくなった。

唐突過ぎて意味がわからないけれど、突然芝居がしたくなった。

これだけじゃあれなんで理由を分析して書きたいところだけど、そもそも芝居をすることに理由は無いんだった。

若い頃は何の疑問も持たず、理由なんて考えずにやっていた。

ある時期から、自分にとって芝居とは何なのか、何のためにやるのか、明確な理由を持ってやっていた。

そしてまたある時期を過ぎて、あれは震災の後だった。理由はなんだっていい、と思った。自分にとって芝居をする理由なんてものは無くなった。理由が無くても私は生きるし芝居をする、と思った。

 

だから今も、理由なんて無いのだ。

 

大学野球も高校柔道も毎日動画漁りしてるし、ドラゴンゲートも、現場には行けなくても中継は観ている。鷹木さんが参戦しているから新日も(ドラゴンゲートネットワークと新日のなんちゃらってやつに加入している)。フィギュアスケートはちょっとお休み状態で、年に一本だけは必ず行ってるショーの他は特に応援してる選手だけ映像で追ってる状態だけど。

 

今年は本当に趣味にどっぷり漬かった。充実していた。こんな日々を送れるってなんて幸せなんだろうと思った。

追いかけて応援する側で居たいと思った。頑張ってお金を稼いで、そのお金を全て趣味につぎ込みたいと思った。

そこまで稼いではいないけど、いつもよりも頑張って、いつもよりもだいぶ多くの自由になるお金を手にして、それを趣味につぎ込んだ。

幸せだった。

 

そして唐突に芝居をしたくなった。

 

気が済んだとまでは決して言わないけれど。

これから早大の新チームを応援しないといけないし、中野くんは大学生になるし、酒井くんはあと1年高校生だし、どうしても行きたいアイスショーがあるし、キッドさんや土井ちゃんを観ないで生きていくなんてそんな人生はつまらないし。

でも、それ以上に今は芝居をつくりたい。

 

なので、いつまで気力がもつかわからないけれど、もう少しだけやっぱり芝居の世界に居たいなあと。

趣味と両立できたらいいんだけど、私の脳みそは一度に何でもはできないのだ。なので今は、少しだけ比重を芝居に傾けたいなって。こんな気持ちは久々。

洗い洗われ

軽い気持ちでシャンプーを替えたところ、則末チエ史上最高傑作というくらい髪のコンディションが良い。

ハーバルエッセンス」のカモミールの香りのやつ。カモミールが甘くていい香りなんだこれがまた。

口コミサイトのレビューを見たところ髪がきしむっていう人もちらほら見かけたのだけど私は大丈夫だった。いや、シャンプー後は確かに結構きしむのだけど、コンディショナー使えば問題ないというところ。

後はこれにマッチするトリートメントが欲しいなあという。トリートメントが無いんだよね、カモミールシリーズには。

最近シャンプーとコンディショナーとかシャンプーとトリートメントとかトリートメントオンリーとか、お試しに100円くらいで売ってるので助かる。試供品サイズの1回分のやつ。これは良きアイディア。

今日買ってみたお試しトリートメントなんて、まさしく「お試しで良かった!」という感じ。効果は良いのだけど香料がきつくてカモミール度がゼロになってしまった。丸々一本買わなくてほんっとうに良かった!

ハニーなんちゃらという商品名とはちみつ色のパッケージに惹かれて買ったけれど、香りはローズっぽい。しかも強め。そういえばはちみつの香りだと信じて疑わなかったけれど、成分も香料も確認していなかったっけ。それか本当ははちみつの香りなんだけど私の鼻の感性が狂っていてローズ系に感じたか。パッケージを捨ててしまったのでわざわざ拾い上げて確認する気が起きない。

ローズ系の香りは嫌いじゃないけどそんなに好きでもないのだ。しかも強め。何度でも言うけどかなりキツイ。

ああ、お試しで良かった。

 

しかし彼女の名誉の為に言うならば、ハニーなんちゃらちゃんのトリートメント効果は抜群だった。やはり私には必要なんだなあトリートメント。今度は香りも確認して、また他のトリートメントをお試ししてみよう。

 

新しいシャンプーのおかげと、幸か不幸か風呂釜が故障してなんかイイ感じのシステム風呂(なんて言葉ある?)に替えてもらったおかげとで、ここのところウキウキとお風呂に入っている。

が、しかし実のところ私はお風呂に入るのが嫌いだ。本当に昔から嫌いだった。面倒で仕方ないのだ。もし私の身体がいつまでも臭くもならず汚くも痒くもならないのであれば、年に1、2回くらい、それもシャワーで済ませたいくらいだ。

言い過ぎかな。冬場だったら月に2回くらいなら湯船に浸かってもいいや。

もちろん生きてる以上は臭くも汚くも痒くもなるし、それだと社会生活が営めない&自分の匂いと痒みと汚れにイライラして発狂しそうになるだろうから致し方なく入っているけれど、私にとってお風呂に入ることは楽しみではなくただの義務と言うか作業のようなものだった。それはもう子供のころからずっと。

 

話はずれるけれど、料理のなかで私がダントツに嫌いなのがご飯を炊くことだ。

お米に特別な愛情は無いものの一日一食以上は米飯を食べたいという程度には米が好きだ。でもご飯を炊くのは嫌いだ。

せっかく炊いたのに無くなってしまうというのが本当に嫌なのだ。

つくってもつくっても無くなってしまう。なんて悲しい事なんだ。そして、なんてつまらないことなんだ。同じことの繰り返し!

繰り返しの作業が嫌いだ。おかずは毎回変わるけれど、ご飯は一緒。炊き込みご飯にすればいいとかそういう問題じゃなく。

あ、そういえば味噌汁作るのもあんまり好きじゃないかも。

毎日同じもの食べるのは平気だけど毎日同じもの作るのは平気じゃない。具を変えればいいという問題じゃなく。

毎回毎回炊飯器の内釜と内蓋を洗って、米を計って米を研ぐ。食べ終わったらまたその繰り返し。本当にめんどくさい。鍋で炊いてるわけでもなし、たったそれだけのことなのだけど、毎回それを繰り返すのが本当に嫌なのだ。

無洗米にしたこともあったけれどそれほど劇的に楽にはならなかった(そもそも元々そんなに大変なことでもないから変化が無いのは当たり前)。

もし共同生活で家事を分担しようということになったとしたならば、おかず係と、米(主食)・味噌汁係とに分けて欲しい。おかず毎回3品作れと言われても頑張って作るから。

料理自体が嫌いと言う訳では無いんだよな。とにかく米を炊くのが苦痛で仕方ない。

 

さて、風呂と米。どちらも洗うのが嫌いという共通点がある訳だけれど、洗うと言えば洗濯というものもある。だけどどういうわけか洗濯こそが、何を隠そう私の好きな家事ナンバーワンなのだ。

どうして洗濯が好きか?これは簡単な話で、洗濯をすればこの服を着られる!という喜びがあるからだ。私にとって洗濯は新しい服を買うのに等しいくらいウキウキするのだ。

 

それにしたって同じ洗うなのにこの違いはなんなのだ、と書き進めようとしたけれど一瞬で答えがわかってしまったのでとっとと書く。

米洗うのも身体洗うのも自分でやらなきゃだけど、洗濯は洗濯機がやってくれるもんな。そりゃそうだよな。

準備と片付けがあるけど炊飯器が炊いてくれるのと、干して取り込んでがあるけど洗濯機が洗ってくれるのとは手間としては同じくらいじゃないかという気もするけれど(っていうか干して取り込んでたたんで…の方がめんどくさいという人の方が多い気がする)、やはり新しい服が誕生するのと、つくってもつくっても無くなるのとではだいぶ違う(ご飯が食べられるのは嬉しいのだけど)。

 

どうしよう。単純に私はものすごくめんどくさがりなのだという既にわかりきっている結論だった。

と、ここで光明と言うかちょっとよくわからない事実を思い出した。

私、食器を洗うのはそんなに嫌いじゃない。米を炊いたり風呂に入ることに比べたら全然平気。むしろ好き。

食器洗い機は持っていない。つまり洗濯と違って手動だ。

ばんざい!めんどくさがり説が覆る!

 

ということはやはり手動か自動か関係無しに、洗うことによってまた使えるようになる=物が手に入る、ということに悦びを感じているのかもしれない。

何度も言うけどご飯は作っても作っても無くなるもんね。

身体無くならないのにお風呂嫌いじゃんという、またここでよくわからないことになってしまうのだけど。

 

しかしお風呂に関してはシャンプーを変えたのとお風呂が新しくなったことにより今後好きになるかもしれない。っていうか既に結構好き。ほぼ毎日お湯に浸かってるのは上京して10年住んでた風呂無しアパート時代の銭湯生活以来というあたりで、もう答えは出ている。

浴槽を洗うのは食器洗いと同様に嫌いじゃないし、なんといってもスイッチひとつでお湯が沸く、保温もできるし追いだきも簡単、という超絶楽ちんシステムのおかげ。

そして、髪質を飛躍的に向上させてくれたハーバルエッセンスのおかげ。

ああ、文明の発達って素晴らしい!

ひょっとしたらご飯を炊くことも、超ハイテク炊飯器を手に入れることで飛躍的に好き度が上がるかもしれない。

 

と思ったけどだからそもそもそんなに面倒に思うのがおかしいくらい簡単な作業なのだよね。ご飯を炊くのって。食器洗いと浴槽洗いが嫌いじゃないのにどうして炊飯釜を洗うのをそんなに嫌うのだ。

いいじゃん、美味しいご飯が食べられるんだから。無洗米使って早炊きボタン押したってちゃんと美味しく炊いてくれるじゃん。何が不満なわけ?

好きだと思ってたけど、めんどくさい気持ちの方が勝っちゃうくらいホントはそんなに好きじゃないのかな、ご飯。

なんだか悲しくなってきたよ。ごめんね、白飯。

 

そういえば何年か前に糖質オフダイエットみたいなの試してみよーなんて軽い気持ちで朝と昼に米を抜いたら(肉と野菜のみ食べた)午後の3時くらいに無性に大福を食べたくなったことがある。で、これはいかん炭水化物を摂取せねばと思って残ってた食パンを食べたけど満たされず、結局大福をわざわざ買いに行って2個食べた挙句に夕食で米を食べてようやく落ち着いたという経験がある。

 

好きじゃないだって?何をバカなことを。

いや、これはもう、むしろ好きとか嫌いとかそんな次元の問題じゃない。

私の身体が求めているのだ、米を。そして何より美味しいのだ、米は。私にはやっぱり必要なのだ、米が。

 

愛する人を粗末に扱っておきながら相手が自分のもとを去った途端に慌てて追いかけてゆくも手遅れになっちゃうろくでなしみたいにならないよう、やはり考えを改めて感謝の心で米と内釜と内蓋を洗うべきですね。

 

実に心が洗われるようなお話。

聞けばわかるさ

早稲田の新監督・小宮山悟さんに、私は既に全幅の信頼を寄せています。

不勉強でお恥ずかしい話ではありますが、私はほんっとうに野球に疎くて名前くらいしか存じ上げていなかったのですが、それでもです。

なんでかって?

 

2018年秋季リーグの早慶戦1日目。

私、当日は現地で観ておりました。

そんでもって、早稲田が破れてしまった試合であるため1日目の映像はなかなか観る勇気が出ずにおりました。

が、先日遂にというかようやくというか初めて観たのですよ、解説付きの映像を。聞いてしまったのですよ、小宮山新監督の解説を。

この日の解説は小宮山悟さん(早稲田OB)と志村亮さん(慶應OB)だったのです。

 

慶應に2点取られた状態で迎えた7回表の早稲田の攻撃。2アウトで出てきたのは代打・黒岩選手。

その時です。

 

実況アナ「小宮山さん。この黒岩なんですが、4打数2安打とこの秋数字を残していますが、バッターとしてはどうなんでしょうか」

小宮山さん「あのー、まあ、スタメンで名前がラインナップに無いということは力が落ちるという判断をされると思うんですけども。ただ、能力的に言うと足も速いですし、割と○○(聞き取れず。コヂカラ?小力?底力?)あってパンチ力もあるんで、面白い存在だという風に思ってるんですけどね」

 

この後、

「(足を活かすためにも)まず塁に出ることが大事なので、それで言うと迷いなく多少ボール気味のボールでもフルスイングしているのでそこは買いたいですね」

など会話が続くわけです。

 

どうですかっ。

もうこれだけで充分じゃないですかっ。

小宮山監督っ!

 

ちなみに黒岩さんは、この時はサードゴロでアウトになってしまったのですがその裏の守備でレフトに飛んできた打球を見事キャッチ。ナイスプレーを見せてくれました。

そのナイスプレーを見た実況アナウンサーが「レフトの瀧澤虎太朗…」というのに対して小宮山さんがすかさず「いえ、黒岩が入ってます」と訂正してくださいました。

(この日の実況は選手の名前を間違うことが多かったような…9回表の早稲田の最後の打球を慶応のショート・瀬戸西選手が捕った時も「ショートの檜村篤史」って実況しちゃうし。すぐ自分で訂正したけど)

 

小宮山さんは9回の攻撃で黒岩さんの打順が回って来た時も、7回の守備を振り返って改めて褒めてました。

そして小宮山さんが褒めてくれるその声をバックに、黒岩さんはまさしく初球から迷いなくバットを振り、三遊間抜けるタイムリーヒット!3塁まで進んでいた代走・真中くんが生還して1点返しましたですよ!なんてカッコいいのっ!!!

 

9回は檜村くん、岸本さん、黒岩さん…とヒットが出たのですが逆転までは届かず残念です。んー本当に残念。

 

今これ書きながら部分的に観返してるけど、岸本さんホントよく打つな!って印象。

よく打つな!とか、よく走るなーっ!とかいう選手はやはり気持ちが良いです。観ててスカッとします。当たり前か。

檜村くんは粘りに粘って、みたいな印象。たまたま私がそういうのをよく覚えてるだけ?粘りに粘って最終的にいいの打つぜって感じでこれまたカッコイイ。

 

全体を見るとちょっと厳しいコメントもありましたが(厳しいというより、例えば早川くんに対してとかは「すっごい良いピッチャーだから期待してるんだよ!」って感じかな)、何はともあれ黒岩さんを褒めてくれた時点で私は小宮山監督に全信頼を寄せました。

 

なんつってね。好きな選手を褒めてくれたからいい人!みたいな単純なことを言っては失礼かと思うのですが(小宮山監督の輝かしい経歴を拝見したら尚のこと)。

でも、人を好きになるきっかけってこういう些細なことなわけですよ!

そんな訳でもう!もうね、いろいろひっくるめて新チームの更なる躍進が心底楽しみで仕方がないんですよ!

 

いや、あんまり言うとフラグみたいで怖いからやめよう。普通に冷静にドキドキワクワク胸を高鳴らせておきます。

そしてチームの皆さんが怪我無く事故無く病気無く、無駄なアクシデントなども無いなかで練習ができますよう、そして最高のコンディションで試合に臨めますよう、全身全霊でお祈りしておきます。

精神的・肉体的・技術的なことの向上とか飛躍とか実力発揮ということについては、神頼みなんてしなくても選手の皆さんは努力で手に入れられると思うので。

 

厄除け祈願と健康祈願をしつつ来シーズンを待つことにします。

楽しみ!

まあ来シーズンのことを楽しみにしつつも、まだまだ今シーズンの試合は観返しますけど!

字は人を表すこともある

私は手書き文字フェチな部分があって、中でも芸術的要素を感じさせる字と言うのがとても好きなのです。

そんで、ものすごくどうでもいいことであれなのですが、私にとって早稲田の小島キャプテンの字は今まで見てきたいろんな美しい字の中でも割とパーフェクトに近いくらい好みなのです。

 

スポーツ法政 2018年5月18日記事より

 

 

sports-hosei.net

 

小島キャプテンの色紙を評するならば、

「ひとつひとつの文字の形状が個性を持ち自由でありながらも絶妙なバランスを保っており、全体を見た時にそれらが美しくひとつのまとまりとして存在している。筆に余計な力が入っておらず、あくまでしなやかな力強さが線の流れから伝わってくる。また、筆の運び、止め、はね、力の入れ具合まで想像できるその文字には立体感があり、文字を見ただけでペンを握る小島キャプテンの姿まで浮かんでくるような躍動感に満ちている。」

 

マウンドの姿が浮かんでくるような、って書こうかと思ったけどそれは無いなと冷静に却下。でも書いてる姿は浮かぶ。いいなーいいなー。

 

画像貼り付けたかったのだけどそういう訳にもいかないので、是非とも法政スポーツさんを見に行ってくださいませ。お写真大きくて色紙の文字もバッチリです。記事も良いんです。ああ、小島さんって気分になれます。

早稲田スポーツさんのインタビューでも毎回しっかり色紙書いてくれてますので、書き文字フェチの方もそうでない方も必見です。ちょいと画像小さめなのですが早スポは検索がし易い。

野球部 - 早稲田スポーツ

おかげさまで私のマル秘画像フォルダの中には小島キャプテンの色紙コレクションが充実しつつあります。

 

小の字がまず目を引きますね。島はまさに絶品。和も哉もいい。

うーん特に禾がいいな。本もいいから、つまり木がいいんだな。

日も最高。縦、横縦、横、横、のコレ。太さの変化と、縦線のはみ出しの巧妙さ。

大でちょっと遊びが入ってるのもいい。

 

見てくださいよ!一とか学とかの、横棒の止め!

ほら、見てくださいよ!止め、はね、払い!淀みなく流れて、しっかりしてるのにすっごいしなやかで、柔らかいのにキリっとしてるでしょ!そんで文字ひとつひとつはもちろん、全体のバランスが実に美しい!文字の大小・配置のバランス!見て!

バランス感覚のいい人なんだな、きっと。これは脳みそでは書くことのできない字。これって天性のものだと思うのですよ。何十年も経ってお爺さんになって球界から引退して隠居する日が来たならば、毎日何かしらの形で書を発表する人になってほしい。

 

野球選手は色紙を書く機会も多いでしょうから、これからもいっぱい、いーっぱい小島さんの書き文字見たいです。

 

ところで、上記にリンク貼った法政さんのインタビューは今年の3月頃のものらしいのですが、この時点で高橋監督が「正捕手を決めかねている」とお話されていて、実際に春のリーグ戦では早稲田の正捕手ナンバーである6の背番号をつけている選手はいなかったわけです。

それが秋には岸本さんが6番を背負い、そしてもうずっと昔からこの人の定位置だったんじゃないかというような安定感でキャッチャーミットを構え続けた訳です。

そういういろいろを思いながら秋のリーグ戦を観返すと、また一段と感慨深いものがあります。

あー、岸本さんの字もキュートだわ。

 

それにしてもキャッチャーってなんでみんなあんなにカッコイイんでしょうか。野球の全ポジションの中で最もカッコイイのがキャッチャーだと思います。ブルペンでもどこでもカッコイイ。すっごい頭使いそうだし、笑顔とか見せてくれちゃった日にはもう空だって飛べそう。そして何よりTHE・包容力。

自分的カッコイイランキングで言うと、0.1ミリ差でキャッチャーがトップ、同率2位が他ポジション全てって感じかな。

 

もう一度文字の話に戻るけれど、小島さんの字は強弱の付け方がいいです。

私は漫画家だとちばてつや先生とかちばあきお先生の線がとっても好きなのですが、それに通ずるものがあります。描線だけでハアハアしちゃう。

 

私自身の書き文字はガチガチの楷書かへにゃへにゃの変体文字のどちらか両極端な感じです。筆圧強め。

あとあくまで自分用のメモにしかなりませんが速書きも得意です。この特技はヒジョーに便利。

怖いもの満載

覚えてる限り、通知表の体育の評価は大体2だった。5段階評価だと2。10段階評価でも3とかだった。

跳び箱が大嫌いだった。跳び箱を見ると自分が手を滑らして頭から落下して首の骨を折るところを自動的に想像してしまい恐怖で、どんなに前方に手をつけと言われてもできなかった。

今もし私が過去の自分に跳び箱の指導をするならば、まずは理屈で説明すると思う。

「軽く走ってくるじゃん?そんで、この板(ロイター板だっけ?)が、踏み込むとちょっとびよーんってなるからその力を使って更に手で跳び箱を後ろに流しつつ着地するだけ。」

まあ、この理屈が合ってるかどうかはわからないけど、子供の頃の私ならなるほどと思って実践してただろう。私は未知のことをやるのが本当に怖くてたまらなかったのだ。理屈で、こうだからこうなる、だからこうする、みたいにわかった上で(あるいはわかったような気がした上で)じゃないと動くことができなかったのだ。

ロイター板もさ、段数が上がるにつれ跳び箱からちょっと離して置くんだよね。今なら理屈はわかるけど、あの隙間に足がハマるに違いないと思ってそれも恐怖だった。

 

球技も嫌いだった。バレーでもバスケでもソフトボールでも、ボールを見ると自分の顔面にぶち当たって歯が折れるか頬骨が折れるか眼窩底骨折をするかのどれかだと思って恐怖で、ボールが飛んできてもそのボールから逃げることしかできなかった。

ドッジボールだけは唯一まあ大丈夫だった。というか怖くて死に物狂いで逃げるので大体最後の方まで残った。ただし最後の方になると段々みんなエキサイトしてきて球威が上がって恐怖が増すので、恐怖に耐えきれずわざとボールを持った外野の子の至近距離に立って、なるべく痛くないようアウトになることもあった(至近距離なので比較的ソフトに当たる)。

まあ、ボールが取れないので外野に回ったが最後何の役にも立たないのだけど。つーか外野に居てもボールが来たら逃げてたわ。

 

小学校か中学校か忘れたけど、数回だけミニバレーをやった時は天国だと思った。あの、大きくてぼよーんとゆっくり飛んでくるボール。私は一生ミニバレーをやりたいと思った。どうして全ての球技にミニバレーのボールを使わないのだと憤った。

とは言え遠近感が掴めないのと、自分の身体がどう動いてるのか球とどう相対してるのかがわからないので、打ち返すことができず破滅的に下手なことには違いなかった。

そういえばダンスが上手くないのも自分の身体の動きを把握してないからだな。卓球も同様。怖くないけど下手。

卓球の場合はラリーが続くにつれだんだん球が速くなってくるので脳がついていくのを諦めてしまうというのもある。

 

スケートも嫌いだった。北海道では冬になると校庭に水を撒いて一面スケートリンクにして、冬の間じゅう体育でスケートをするというとんでもない風習があるのだ(今はどうなんだろう?)

スケートはまず寒い。冬だから当たり前に寒い。手がかじかんで、靴紐を結ぶのが辛い。手袋をはいて結ぶと(※手袋をはく、は北海道及び青森周辺の方言です)細かい作業ができずぎゅっと結べなくて足がぐらつく。

吹雪いていてもスケートの授業は決行される。

吹きすさぶ風。降りしきる雪。ちょっとやそっと視界が悪くてもスケートの授業は無くならない。とにかく寒い。足も冷たい。手も冷たい。毛糸の手袋と分厚いスキー用の手袋を二枚重ねしても、厚手の靴下を重ね履きしてカイロを忍ばせても冷たい。私はいつも、手袋の中で指を抜きぎゅっと手を握りしめてスケートに臨んでいたけれど、それでも冷たいことには変わらずそれだけで気持ちが萎えていた。

そしてスケートリンクに立つと、私の脳裏には転倒した自分の手が後から来た人のスケートの刃に轢かれて指が切断されるところとか、喉とか顔に刃が突き刺さって貫通するところが浮かんでは消え消えては浮かび、とてもじゃないけど滑ることに集中などできなかった。びくびくと周りばかり気にしてよちよち歩きをするばかりだった。

スケートの上手い子はびゅんびゅんスピードを出すのだ。後ろから追突されて転ぶのではないかと、それこそ血の気が引くほど怖かった。だから余計に冷えたのか?

よりによって北海道のスケートはフィギュアスケートではなくスピードスケートなのだ。あの長いピカピカの刃のビジュアルが、余計に私の恐怖心を煽る。子供のころから今まで刃物というものが本当に苦手なのだ。カッター使うのが今でもホントに苦痛。

包丁が平気なのは上から見た時に厚みがあるからだと思う。刀身が薄いものとか細長いものが特に苦手なのだ。カッター大嫌い。

今思ったらおかしいよな。なんで吹雪いてるのに野外で授業をやるのか。ホント謎。しかしこれは小学校でも中学校でも同じだった。意地でも決行する。何故。

寒いのは晴れても吹雪いても寒かったけど、恐怖の方は視界が悪いと余計に増すのだ。10メートルくらい離れたらもう人影も見えないからね!

そしてこんなにスケートが嫌いなのに小学校中学校に加えてなんと保育園でもスケートがあったのだ。

どんだけスケート好きなんだよ旭川!おかげで10年以上やっちゃったよ!

同様にアルペンスキーも嫌いだった。年に2回あるスキー遠足が大嫌いだった。スキーを見ると首の骨を(以下略)寒くて(略)

しかしながら高校に入ってからは学校の校庭が野球のグラウンド4面ぶん+αみたいな広大な敷地&その先に広がる遥か未開の大地…みたいな感じだったので、それを活かして冬の体育はクロスカントリーだった。

夢のようだった。最高だった。クロスカントリー万歳だった。ダラダラとスキーで遠出して戻ってくるだけだったので、何の技術も身につかなかったけど構わない。怖くない。身体もあったまるしあんなに心安らかに体育の授業を受けたのは短大まで合わせてもあれが最初で最後だった。

まああれだ。高校におけるクロスカントリーは、単純にマラソンの代わりのようなものだった。

 

そう、マラソンと言えばだよ。

スポーツの中で私が唯一好成績を残したのが長距離走だった。長距離?中距離?2キロとか走るの。あれ大好きだった。

中学の時は、何の大会か知らないけどもエントリー済であることを先生に告げられて、貴重な土曜の午後に遠路はるばる馴染みの無い競技場まで赴いて訳も分からず走ったことも有った。演劇部なのに。

長距離走の何がいいかって、耐えているだけで終わりが来ること!みんなは嫌がっていたけれど、こんなに楽なスポーツは無い!と私は思っていた。

そして、何も難しいことを考えず自分ルールでやれること。これが良かった。

今でも覚えている自分ルール。まず、スピードは走り始めのものを基本として、そこから絶対に落とさない。上げるのはいいけど一度上げたらその上げたスピード以下には落とさない。

そして、射程圏内に入った人は必ず追い抜く。

これだけ。

まあ追い抜く時にスピードは上げるわけだけど、瞬間的に上げたスピードに関しては元に戻しても良いとかそんな感じじゃないかな。ただし追い抜いた人に追い抜かれることは絶対阻止。なので背後に気配を感じたらスピードアップ。

走り始めの時に周りの人に合わせてハイスピードになっちゃわないようあくまでマイペースに、というのさえ気を付ければバテることもなく、ゴールに着くころには無理なくある程度の順位になれていた。

 

本格的な競技なら頭も使うだろうけれど、あくまで体育の授業レベルだったら自分ルールで充分だったのだ。

 

ちなみに今も、歩くより走る方が好きだ。徒歩5分でも徒歩30分でも、ただ歩くのがもどかしくて嫌いなのだ。もちろん全力疾走じゃないし距離が長ければ休み休みだったりするけれど、ちょっとヒールの高い靴でも走るくらいにはよく走る。

とは言え街中で走ってると不審に見えるらしく、大抵前の人に振り向かれるけれど。そりゃそうだよね。通り魔だったりひったくりかもしれないって思うよね。ごめんなさいね。なるたけ道の逆端に寄ったりはしてるのだけど。

ひったくりって今でも使われてる言葉?かっぱらい?窃盗犯と言った方がいいか。

 

ともかく長距離走以外のスポーツには大体苦痛を感じていたのだ。そしてその多くは自分の想像から生まれる恐怖心によるものだった。

 

スケートの刃は今でも怖いので、実はフィギュアスケートを観る時も少し怖い。特にペアとアイスダンス。あと練習で複数人が滑っているのとか観るのは怖い。転倒して突き刺さったら…と思う。実際にいろんなケースの事故がある。

スポーツじゃないけどプロレスもちょっと怖い。

こちらも、実際に事故は起こる。

 

そして野球観戦。これは観て怖いだけじゃない。実際に、自分の方に打球が飛んでくるのだ。

初めて内野席に座った時、思った以上にファウルボールが観客席まで飛んでくるのが本当に怖かった。試合から目を離すことは無かったしボールの行方をじっと見てはいるけれど、普通なら避けられるボールを自分だけが避けられず脳天直撃する姿が容易に想像できた。

恐怖のあまり途中で席を立とうかとも思った。

 

それでも、心惹かれる方が勝ったのだ。

ずっと私に取りついていた巨大な恐怖心に、競技の持つ魅力が勝ったのだ。

 

だって現地で、内野席で大学野球が観たいんだもん!応援したいんだもん!(外野も好き。そして外野でも油断できない)

ペアもアイスダンスも面白いんだもん!シングルも!スケートが好きなんだもん!

プロレスなんて、この世で最高の娯楽なんだもん!恐怖なんて吹っ飛ぶもん!

 

子供の時にスポーツ観戦してたら恐怖心が薄れてたかもしれないし、変わらなかったかもしれない。その辺はもうどうにもならない昔の話ではあるけれど。

今現在、三つ子の魂から明らかに私は解放されたのだ。

 

「好き」のパワーって凄いなあと、思うのだ。

布教活動あらため旅立ちの日記

前回は選手の名前をばーんと入れたタイトルにしてしまったために六大学野球ファンの方のお目に留まってしまったらしく、何もわからずただ好き好きーって言ってるだけの日記を読んでいただいてしまった。すっごい恥ずかしい。

 

というかね、早慶戦がどんだけ興奮と感動の好試合だったかを書きたくて仕方なかったのだけど、いざ書こうとすると「もうちょっとチームの歴史を考察してからにしようかな…」とか及び腰になって、

 

東京六大学野球オフィシャルTV BIG6 BASEBALL|NONES.TV

で春秋のリーグ戦を毎夜観返す日々を送ってるという。

 

こちらの東京六大学野球オフィシャルTVというのは月額388円で東京六大学野球のリーグ戦が全て見られる(※当季及び直前季の試合のみ。今なら2018年の春と秋の試合)という大サービスオンデマンド放送なのだけど、契約単位が12か月ってことと決済方法がクレジットカードのみということで

「みんな試しに加入してみなよ!」

とはなかなかおススメしにくい。あと、心なしか前シーズンの画像が溶け気味なんですけど…。

しかしこれってどれくらいの人が加入してるのだろう。いきなりサービス打ち切りとかなるまいな、とちょっと心配してる。という訳で宣伝をする。

 

リアルタイムで試合を観るなら

六大学野球 | スポーツブル (スポブル)

が全試合生放送してくれる。

 

打席に立つ度・マウンドに立つ度に選手の名前とか学年とか一言紹介のテロップを出してくれるので、最初のうち私はこれでかなりお勉強させていただいた。

プロレスのお勉強には週プロ、六大学野球のお勉強にはBIG6TVだね☆

こちらは登録不要で完全無料。お手軽便利で、球場には行けないけどリアルタイムで試合が観たい!って場合に良い。

生配信のみでオンデマンド放送は無いのだけどそのかわりヒーローインタビューとか配信してくれてて、

sportsbull.jp

動画の下の方にはその試合のハイライト動画へのリンクも貼られててとっても便利。

(喋り慣れてる小島さんとニコニコ福岡くんの組み合わせ、好き)

 

BIG6TVで試合結果とハイライト観て、あーん試合全部観たくなっちゃったよー(><)と思ってオフィシャルTVに行って、そういえばこれの前の試合ってどんなだっけ…とBIG6TV観に行ってという繰り返し。

甘い物としょっぱい物を繰り返し永遠に食べ続ける現象とよく似ている。

 

ものすごい時間泥棒だと思うの。

でもね、人生にはたまにこういう時間があってもいいと思うの。

 

 

あと、こちらもスポーツブル内にあるとっても便利なページ。

一般財団法人 東京六大学野球連盟

これが六大学野球連盟の公式サイトなのかな?

 

何がいいって、ここさえ開けば必要な場所全てにとんでいけるという超絶便利ページ。

各大学の野球部のサイトにも行けるし、それぞれの動画サイトにも行けるし、必要なものは全て揃っていて、リーグ戦の個人成績や試合結果もまとめてある。

ちなみに各大学の野球部の名簿からもリーグ戦の成績に関してはこちらの個人成績に飛べるようになっている(早稲田しか確認してないけどたぶんみんなそうしてるはず)。

 

野球のこと全然わからないと言いながらちょっとずつわからないことがわかる程度になってきた今、データを見るのが楽しくなってきているので、この辺の過去データまとめは非常に役立つのだ。ありがたいありがたい。

 

BIG6TVさまはこういう動画とかも作ってくれます。なんというサービス精神!娯楽に携わるってこういうことだよね!

 

 

 

黒岩さんは4年生です。っていうか良く見たら学校も違ってる。

早稲田の黒岩さんだよ!

この動画には無いけど、黒岩さんが代走で1塁に出た時にぴよーんぴよーんとすっごいジャンプしてウォーミングアップしてるのとかすごい好き。

 

これとかもありがたい。

sportsbull.jp

寮で晩御飯食べてる時の4年生ズの会話が楽しい。

 

つーか今日の日記凄くない!?今日の日記、すっごい便利なんだけど!

このページを拠点に私は今日も動画鑑賞の旅に出ます!

行ってまいります!


補足;先ほど教えて貰いましたが、代走動画の黒岩さん、出身校も違ってる。出身校は長野日大だよ!

立大2年の長野高校出身の黒岩さんって誰ー!

※私は黒岩さんの姿に見とれるばかりでまったく気づいていませんでした。はい。