早稲田の新監督・小宮山悟さんに、私は既に全幅の信頼を寄せています。
不勉強でお恥ずかしい話ではありますが、私はほんっとうに野球に疎くて名前くらいしか存じ上げていなかったのですが、それでもです。
なんでかって?
2018年秋季リーグの早慶戦1日目。
私、当日は現地で観ておりました。
そんでもって、早稲田が破れてしまった試合であるため1日目の映像はなかなか観る勇気が出ずにおりました。
が、先日遂にというかようやくというか初めて観たのですよ、解説付きの映像を。聞いてしまったのですよ、小宮山新監督の解説を。
この日の解説は小宮山悟さん(早稲田OB)と志村亮さん(慶應OB)だったのです。
慶應に2点取られた状態で迎えた7回表の早稲田の攻撃。2アウトで出てきたのは代打・黒岩選手。
その時です。
実況アナ「小宮山さん。この黒岩なんですが、4打数2安打とこの秋数字を残していますが、バッターとしてはどうなんでしょうか」
小宮山さん「あのー、まあ、スタメンで名前がラインナップに無いということは力が落ちるという判断をされると思うんですけども。ただ、能力的に言うと足も速いですし、割と○○(聞き取れず。コヂカラ?小力?底力?)あってパンチ力もあるんで、面白い存在だという風に思ってるんですけどね」
この後、
「(足を活かすためにも)まず塁に出ることが大事なので、それで言うと迷いなく多少ボール気味のボールでもフルスイングしているのでそこは買いたいですね」
など会話が続くわけです。
どうですかっ。
もうこれだけで充分じゃないですかっ。
小宮山監督っ!
ちなみに黒岩さんは、この時はサードゴロでアウトになってしまったのですがその裏の守備でレフトに飛んできた打球を見事キャッチ。ナイスプレーを見せてくれました。
そのナイスプレーを見た実況アナウンサーが「レフトの瀧澤虎太朗…」というのに対して小宮山さんがすかさず「いえ、黒岩が入ってます」と訂正してくださいました。
(この日の実況は選手の名前を間違うことが多かったような…9回表の早稲田の最後の打球を慶応のショート・瀬戸西選手が捕った時も「ショートの檜村篤史」って実況しちゃうし。すぐ自分で訂正したけど)
小宮山さんは9回の攻撃で黒岩さんの打順が回って来た時も、7回の守備を振り返って改めて褒めてました。
そして小宮山さんが褒めてくれるその声をバックに、黒岩さんはまさしく初球から迷いなくバットを振り、三遊間抜けるタイムリーヒット!3塁まで進んでいた代走・真中くんが生還して1点返しましたですよ!なんてカッコいいのっ!!!
9回は檜村くん、岸本さん、黒岩さん…とヒットが出たのですが逆転までは届かず残念です。んー本当に残念。
今これ書きながら部分的に観返してるけど、岸本さんホントよく打つな!って印象。
よく打つな!とか、よく走るなーっ!とかいう選手はやはり気持ちが良いです。観ててスカッとします。当たり前か。
檜村くんは粘りに粘って、みたいな印象。たまたま私がそういうのをよく覚えてるだけ?粘りに粘って最終的にいいの打つぜって感じでこれまたカッコイイ。
全体を見るとちょっと厳しいコメントもありましたが(厳しいというより、例えば早川くんに対してとかは「すっごい良いピッチャーだから期待してるんだよ!」って感じかな)、何はともあれ黒岩さんを褒めてくれた時点で私は小宮山監督に全信頼を寄せました。
なんつってね。好きな選手を褒めてくれたからいい人!みたいな単純なことを言っては失礼かと思うのですが(小宮山監督の輝かしい経歴を拝見したら尚のこと)。
でも、人を好きになるきっかけってこういう些細なことなわけですよ!
そんな訳でもう!もうね、いろいろひっくるめて新チームの更なる躍進が心底楽しみで仕方がないんですよ!
いや、あんまり言うとフラグみたいで怖いからやめよう。普通に冷静にドキドキワクワク胸を高鳴らせておきます。
そしてチームの皆さんが怪我無く事故無く病気無く、無駄なアクシデントなども無いなかで練習ができますよう、そして最高のコンディションで試合に臨めますよう、全身全霊でお祈りしておきます。
精神的・肉体的・技術的なことの向上とか飛躍とか実力発揮ということについては、神頼みなんてしなくても選手の皆さんは努力で手に入れられると思うので。
厄除け祈願と健康祈願をしつつ来シーズンを待つことにします。
楽しみ!
まあ来シーズンのことを楽しみにしつつも、まだまだ今シーズンの試合は観返しますけど!