字は人を表すこともある
私は手書き文字フェチな部分があって、中でも芸術的要素を感じさせる字と言うのがとても好きなのです。
そんで、ものすごくどうでもいいことであれなのですが、私にとって早稲田の小島キャプテンの字は今まで見てきたいろんな美しい字の中でも割とパーフェクトに近いくらい好みなのです。
スポーツ法政 2018年5月18日記事より
小島キャプテンの色紙を評するならば、
「ひとつひとつの文字の形状が個性を持ち自由でありながらも絶妙なバランスを保っており、全体を見た時にそれらが美しくひとつのまとまりとして存在している。筆に余計な力が入っておらず、あくまでしなやかな力強さが線の流れから伝わってくる。また、筆の運び、止め、はね、力の入れ具合まで想像できるその文字には立体感があり、文字を見ただけでペンを握る小島キャプテンの姿まで浮かんでくるような躍動感に満ちている。」
マウンドの姿が浮かんでくるような、って書こうかと思ったけどそれは無いなと冷静に却下。でも書いてる姿は浮かぶ。いいなーいいなー。
画像貼り付けたかったのだけどそういう訳にもいかないので、是非とも法政スポーツさんを見に行ってくださいませ。お写真大きくて色紙の文字もバッチリです。記事も良いんです。ああ、小島さんって気分になれます。
早稲田スポーツさんのインタビューでも毎回しっかり色紙書いてくれてますので、書き文字フェチの方もそうでない方も必見です。ちょいと画像小さめなのですが早スポは検索がし易い。
おかげさまで私のマル秘画像フォルダの中には小島キャプテンの色紙コレクションが充実しつつあります。
小の字がまず目を引きますね。島はまさに絶品。和も哉もいい。
うーん特に禾がいいな。本もいいから、つまり木がいいんだな。
日も最高。縦、横縦、横、横、のコレ。太さの変化と、縦線のはみ出しの巧妙さ。
大でちょっと遊びが入ってるのもいい。
見てくださいよ!一とか学とかの、横棒の止め!
ほら、見てくださいよ!止め、はね、払い!淀みなく流れて、しっかりしてるのにすっごいしなやかで、柔らかいのにキリっとしてるでしょ!そんで文字ひとつひとつはもちろん、全体のバランスが実に美しい!文字の大小・配置のバランス!見て!
バランス感覚のいい人なんだな、きっと。これは脳みそでは書くことのできない字。これって天性のものだと思うのですよ。何十年も経ってお爺さんになって球界から引退して隠居する日が来たならば、毎日何かしらの形で書を発表する人になってほしい。
野球選手は色紙を書く機会も多いでしょうから、これからもいっぱい、いーっぱい小島さんの書き文字見たいです。
ところで、上記にリンク貼った法政さんのインタビューは今年の3月頃のものらしいのですが、この時点で高橋監督が「正捕手を決めかねている」とお話されていて、実際に春のリーグ戦では早稲田の正捕手ナンバーである6の背番号をつけている選手はいなかったわけです。
それが秋には岸本さんが6番を背負い、そしてもうずっと昔からこの人の定位置だったんじゃないかというような安定感でキャッチャーミットを構え続けた訳です。
そういういろいろを思いながら秋のリーグ戦を観返すと、また一段と感慨深いものがあります。
あー、岸本さんの字もキュートだわ。
それにしてもキャッチャーってなんでみんなあんなにカッコイイんでしょうか。野球の全ポジションの中で最もカッコイイのがキャッチャーだと思います。ブルペンでもどこでもカッコイイ。すっごい頭使いそうだし、笑顔とか見せてくれちゃった日にはもう空だって飛べそう。そして何よりTHE・包容力。
自分的カッコイイランキングで言うと、0.1ミリ差でキャッチャーがトップ、同率2位が他ポジション全てって感じかな。
もう一度文字の話に戻るけれど、小島さんの字は強弱の付け方がいいです。
私は漫画家だとちばてつや先生とかちばあきお先生の線がとっても好きなのですが、それに通ずるものがあります。描線だけでハアハアしちゃう。
私自身の書き文字はガチガチの楷書かへにゃへにゃの変体文字のどちらか両極端な感じです。筆圧強め。
あとあくまで自分用のメモにしかなりませんが速書きも得意です。この特技はヒジョーに便利。