負けるな、美意識。及び自己顕示欲。

しばらく服を買っておりません。すごい。昔の私だったら考えられない。
服どころか、靴も鞄も装飾品も、ほぼ買っていません。

数年前だったら、貧乏だろうと収納場所がなかろうと、お構いなしに己の欲求のままに買い物をしていたのですが、今や100均のビーチサンダルひとつ買うのも躊躇して、鞄が壊れても昔の鞄を引っ張り出したり友人のお下がりを貰ったりして凌いでいます。それで充分というか。

これは、きっちり惚れた物しか所有しないという取り決めを自分の中でしたことの賜物だと言って良いでしょう。
物欲を上手くコントロールできるようになったというか。

…ちょっと待て。

本当に?それ、本当?

薄らぼんやりと、理由はそれだけじゃないだろと、誰かが耳の奥で叫んでいます。

貧乏ゆえの節約が身に染み付いてしまってないか?
いや、手抜き根性の顕れじゃないか??

だってだって、じゃあなんで同じ服ばっかり着てるんだよ!
化粧品を使い切ったのに、なんでいつまでも新しいのを買わないんだよ!

節約してたって、手抜きしてなければ毎日いろいろと装いを楽しめるはずじゃないか!!

あー、やばい!

根がぐうたらな私は、外見に気を使わなくなったら、あっというまに何もかもが堕ちて行く気がします。だからこそ、(センスの良し悪しはともかく)美意識だけはしっかり持ってないと!!

ところで、去年買った服が今年もう着られません。かわい過ぎて。こんなガーリッシュなスカートをどういうつもりで買ったんだ、33歳。

それとも、ほんの1年で驚くほど老けこんだのだろうか?

全ては手抜きがいけない気がしてきました。

気にいった物しか買わないという心掛けは結構だと思います。
100均のビーチサンダルも同じです。値段の問題ではありません。

でも、手抜きするなよなあ。9月には舞台にだって立つんだろーーー。

※ちなみにたとえ舞台上ではなく受付にいようともお客さんの前に立つ事にはかわりがない訳で、常に身綺麗にしているべきだと私は思っています。劇場に行った時、スタッフさんが絶妙に綺麗な姿で出迎えてくれると私は非常に嬉しい。

可愛い服を気合いで着ていた去年の私を見習って、着たけりゃ何でも着てみせるぞという闘志を燃やして頑張りたいと思います。

最近は可愛いものにそんなに興味はないんですけどね。
しかしそれ自体、無意識にセーブしてるからなのかもしれませんけど。

頑張れ!