助け方にもいろいろと

アメリカのハリケーンカトリーナ」の被害に対して、マイケルジャクソンが曲を書いて、収益を全て寄付すると。
このニュースを聞いた時、何というイカした事を!と感激した。
他にも有名アーティストが参加する事になってる…んだっけかな?
自分の現状の持ち金からポンと寄付してもすごい額を渡せるだろうけど、この方法は、売れれば売れるほど寄付額も上がるわけだし、効率が良い。
文化的、芸術的な作品を利用したチャリティーという形が、私は昔から大好きだ。被害を悼む気持ちに加え、何だか明るい気持ちを世の中に与える。時間が経ってからも、その作品に触れる事で出来事が風化せずに人の心に残るのも素晴らしい。

スティーブン・スピルバーグ監督は、150万ドル(日本円だと1億6千万円くらい?)を寄付!
普段は匿名で寄付しているのだが、今回はより多くの支援を募る為にも名前を公表したと。

他にも有名人や企業、一般市民などなど、額の多少の差はあれど多くの人が寄付をしているようだ。
助け合う事は美しい。
と、私は思う。

さて、300円で売っているホワイトバンドというものがある。言い出しっぺ(というと何だが…)は余所の国なんだっけ?それを買う事によって自動的に寄付が為されるという。

初めてその存在を知った時、
「こういう手軽な感覚で支援に参加できるというのは良いことだな」
とフツーに感じた。おしゃれ感覚であろうと偽善であろうと、何でもいい。日々の生活の中から300円やそこら、人の役に立つ事に使う。良いことじゃないか。
つまらぬ事に消費する死に金の中から摘みあげた300円でも、あるいはカツカツの貧乏生活から捻り出した300円でも、どちらでも同じ価値のあるお金だ。

しかし、ん?待てよ?海外に支援する前に、もっと優先すべき事があるんじゃないのか?!

実を言うと、私は外国へ向けて寄付をすると言う事が大嫌いである。反吐が出るほど嫌いである。嫌いというか、憤る。

国から国への支援は別としよう。そこには外交の要素が大きく存在している。
しかしだ。一日本人が「助けたいわ」とまず思うべき存在は、同族なんじゃないのか?日本人なんじゃないのか?!