音楽1

先日出たライブ、ゲストで音楽の人が二組来てた。

最後投票集計中にやった男性ピアノ伴奏と女性ボーカルの組、気に入ってしまった。

で、発見したんだけど音楽って曲を気に入るのと歌詞を気に入るのと2パターンあるんだな。

私は音楽のライブに行かないし、たまにライブ演奏を聞くことがあってもうんざりしてしまう。歌詞が聞き取れないから。

CDで聞く音楽には歌詞カードがついているから、私は歌詞を聞いている。歌詞がわからないとどうしてもすっきりしないのだ。

でもたとえば洋楽だと何について歌ってるかさっぱりだ。I LOVE YOUと言ってるのに政治の歌だと知ってびっくりした事もある。という訳で洋楽で好きなものは、つまり曲(メロディー、演奏)で好きになる訳だ。声のパワーにやられるという訳だ。

たとえばブルーススプリングスティンは声を聴き、エルトンジョンはメロディを聴き、ブルーハーツミスチルは歌詞を聴く、といった具合に楽しみ方が違う。

話は戻り、ピアノとボーカルのユニットの何が良かったってピアノが良かったんだけど、今うたた寝しつつ曲が頭に流れてきたのでおお!と思った。一連の文章から見てとれるように、私は音楽にさほど慣れ親しんでないので、一度聴いた曲が蘇るのは結構特別な事象である。演奏した3曲を全て覚えてる。歌詞は残念ながら聞き取れなかったものもあるんだけど、聞き取れた歌の歌詞はきちんと覚えてる。

耳に、心に残るものを創るってすごいことだ。万人の胸に残らないまでも、誰か一人の胸にでも残せたら良いのだ。

ただ、その日CDを買って帰ったのだけど、聴いてみてがっかり。バックバンド(?)が入るとは聞いてたけど、入った事で味わいが減っていた。ピアノだけでやって欲しいな。

バイオリンの音色はそれはもう美しかったんだけど、あのピアノの迫力を期待してただけに残念。ボーカルは変わらず素敵。耳にふうっと馴染んで聴きやすい。ピアノだけだと地味になっちゃうのかな?私がピアノの音色を好きだってだけであんまり一般受けしないのかな?ライブではすごいパワーだったんだけどな。バックバンド無しのライブをもう一度見に行きたい。ヴォイス・カマンベール。