いい歳して

あたくし来年40になりますが、いい歳してまるで20代…いや、10代のような夢を持ってしまいました。

夢?
いや、目標です。近いうちの。この数年の。2年か、3年のうちの。
遅すぎるということは無いのです。何でもっと早くやらなかったのか私はアホだなあ、とは思うけど。

まずは自分と、そして大事な二人の役者。

私は幸せ者です。
自分は自分の為にしか頑張れないと思っていました。実際そうかもしれないけど。でもそうじゃないかもしれない。

自分の為と人の為と、両方あればどっちに転んでもいけるんじゃないかなーとか。
まあ、その「人の為」というのも突き詰めたら自分の為だったりして。別に殊更に人の幸せを願ってたりというわけではないから。
ただただ、私は自分の観たい役者が自分の作品に出てくれて芝居しているところを観ていたいという。
おお、これは紛れも無く自分の為だな。


相変わらず調子のいいことばかり言ってますが、何はどうでも細かいことはどうでもよくて。
ぐるぐると回転して、あらゆる方向から目標に向けて昇っていきます。

これぞ発条ロール。
ゼンマイ回すっす。

昨日は「ラブホテルインブルー」の精算会でした。一緒に芝居を創った役者たちに会える時間が幸せだと思いました。
しかしながら千秋楽からもう一週間経ってしまったのです。もう、です。もう。
あっという間なのです。
そら私も40になりますわな。

いい歳して楽しい先輩たちが私の周りにはたくさんいます。
一緒にいるだけで楽しいけれど、楽しさをお裾分けしてもらうばかりでなく、私は自力で楽しくなりたい。
楽しくなるにはそれなりの対価を払わねばなりません。みんなそれを払ってきたから今がある訳です。


何があるかもわからない。もしや何も無いかもしれない。それを証明するだけの材料すら手にしようとしない私はどんなに怠惰か、どんなに無駄な日々を過ごしてきたことか。
という。ああ、これまた20代でし尽さねばならない稚拙な反省。


とりあえず、上を見ます。
そうすることで他のあらゆることもついてくるわけです。


力をつけねばと言った子がいました。人の事なら何でも言えるので、私はそれに対してぼろくそに突っ込みました。
でも私も同じことを思っているのです。
力をつけねばと。
ただし、私は私自身の為ですが。

私の欲望を叶える為に、力をつけたいのです。

いい歳した私ですが、正してくれる人が私の周りにはたくさんいます。
これを幸せと言わずして何と言いましょう。
ありがたいです。
ありがとうございます。

目標は目標としてさておいて。
夢はですね、
「発条ロールシアターは、霞を喰って生きている」
と、言われることですね。
そう見えるようでありたい。