始まってるぜ!

発条ロールシアター第11回公演「ラブホテルインブルー」、稽古はじまってます!

公演は4月10日(木)〜13日(日)新宿タイニイアリスにて。平日は19時から、土曜は14時と19時、日曜は14時と18時です。
日曜日の開演時間18時というのは、平日お仕事で日曜お休みの方は日曜日あんまり遅い時間に帰宅するのイヤだろうなという配慮と、千秋楽のお片付け早めに始めた方がいいわねというエゴの二段構えによる時間設定でございます!
チケット料金は毎度おなじみ2500円。ご予約はこちらのコメント欄へのメッセージ(非公開で承りますのでお名前と日時と枚数をお願いします)または、毎度お世話になっております、「こりっち」にて!

CoRich舞台芸術!「ラブホテルインブルー情報ページ」
発条ロールシアターチケット予約登録フォーム
※応援したいぞ!という役者がいる場合は予約フォームの備考欄にその役者の名前を入れてください。本人喜びます。


今回は、あの江戸川良&加茂克の先輩、藤一平さんが初出演です。稽古場で既に一人だけ本番みたいな芝居を見せてくれてます。これ、ホントの本番を迎える頃にはどんな芝居になってるのかしら!うひー!


さて、思い起こせば稽古初日が降雪のため中止となり、
2回目の稽古も降雪で、こちらは強行しましたが電車の運行取りやめやらインフルエンザやらで4名しか出席できず、
その後も何やらかんやらで人が揃わず、なんとまだ全員揃っての稽古がありませぬ。

が!しかし!なんと今回は台本がもうできました。一か月と一週間前。決して早くは無いですが、これはもう役者が揃うのを待つのみ、という。演出するのみ、という。

昨年ヨソの団体さんで脚本を書かせていただいた時にわかったのは、私の芝居は脚本で5割の出来、残りの5割は演出しながら稽古場でつくる、ということです。
この方法には欠点もありますが、良い点もあります。

まずひとつには、登場人物のキャラクターが明確になるということ。
あまり慣れてない役者でも、断片的にある台本から読み解いてさんざん登場人物エチュードガラスの仮面で言えば、例えば「ふたりの王女」の時に月影先生が「アルディスとオリゲルドとしてロザリオを手に入れなさい」とやったやつですね)をやらされるうちに登場人物の気持ちが理解しやすいという。
台本の読み込み能力アップにはつながらない、あくまで登場人物の理解、というものではありますが。

まあね、ちゃんとした役者なら台本があっても無くても関係ないでしょうが、世の中自分ではちゃんとしてるつもりでも実際はちゃんとしてないよーという人もいるので、台本っ!だ、だ、台本っ!せりふっ!となってしまう前に肩の力を抜いてもらうのに悪くないかも。という。

ふたつめには、私の脚本書きの能力があまり芳しく無くても何とかなるということ。

以上です。

欠点じゃないですよ。良い点ですよ。なんだか後ろ向きな理由ですな。欠点については詳しく語りませんよ。
まあ、大枠を見れば最終的にやりたい芝居が出来上がれば何でもいいやと思っているのでいいんです。

しかし、ずーっと自作自演(脚本・演出・出演)していると、たまには既成の台本をやりたくなります。出演だけでも演出だけでもいいから。
なんか、台本を読み取る能力が退化してるんじゃないかと。もともと大した力も無かったのに大丈夫かいなと。そういう危惧もあったりなかったり。

今のところ「ラブホテルインブルー」のことしか考えられないので先のことは何とも言えませんが。しかし寝ても覚めても今やってる芝居のことで頭がいっぱいだなんて久しく無かったわ。どんだけ追いつめられてるんだか。

理想は、年に2回の本公演(脚本・演出)、1回の企画公演(その名の通り企画もの、または既成台本使用で演出)、1回以上の花見卓哉のお笑いライブ(企画もろもろ)、1本以上の他団体さんの公演(脚本)という感じです。本数的にはこれくらいが目安というか目標です。

脚本書きだけやりたい!という20代から始まって、30代のほとんどはああ演出って楽しい!と過ごして、そろそろ40代に突入する今は、書くのも演じるのも演出するのも、もっともっとやりたいわ、という感じになってます。
頭でっかちなばっかりで無気力だった若者期を経て、歳をとればとるほど元気になってます。
良いこっちゃ。

この気力と釣り合うだけの体力もつけねばと、つけねば…と、

前向きに善処します。

いや、やります!!