3月だよ!全員集合!

今月最後の週末には、発条ロールシアター「ソンデネヴァ!」本番がありますよ、皆さん!劇場に集合といきましょう!
日高ゆりあちゃんが現在舞台真っ最中ですが、その公演も今度の日曜で終わり、いよいよ役者も全員稽古場に集合する訳です!

稽古場といえば、昨日の稽古終わりに突然の「台本後半30分差し替え宣言」をして役者陣を唖然とさせましたよ。へへっ・・・。
本当にごめんなさい。でもね、これだけは、これだけはどうしても・・・!

そんなこんなでステキなクライマックスです。皆さまどうぞ劇場に足をお運びください。


さて、こうして書くのはこの日記を読んでくださる素敵な皆さんへ対してのメッセージなのですが、自分の日記に宣伝を書くのは果たして宣伝効果があるのかどうか、という考察を本日はさせていただきたいと思います。

いやね、人々がすなるツイッターというものを、私もしてみんとてしている訳ですが。
自分がフォローしてる人のつぶやきがずらり並んでいるのを見ていると、実にこまめに舞台の宣伝をしてる演劇関係者が、やはり少なからずいる訳ですよ。
でもね、自分をフォローしてくれる人=関心を持ってくれてる人であれば、一回聞けば「そうか舞台やるのか」という認識はする訳だし、既に認識してる情報を毎日毎日つぶやくことは逆効果じゃあるまいか、と。
特にツイッターは文字数制限もありますので言葉のチョイスやどの情報を載せるかの見極めはとっても難しいです。

日記とて同じこと。
私は元々何度も同じことを見せられたり聞かされたりするのが嫌いなので(自分で求めるものは何度でも観聴きしたいけど)コマーシャルなんかも過剰に流されてると、むしろ嫌いになってしまうという。

ただし、例えば毎日顔を見ている相手をだんだん好きになっていく、ということも勿論あります。

杉並区を歩いているとあちこち(主にお店のガラス戸やレジ付近)に、杉並区のマスコットキャラクター・なみすけの姿を見るのですが、杉並区に引っ越してからわずかの間になみすけのことを好きになりました。
なみすけ自身が可愛らしいということを差し引いても、最初はどこのモノとも知れぬ存在だったなみすけを日常的に身近に感じることで愛着が湧いたという良い例だと思います。あとね、なみすけは自己主張しつつもちょっと一歩引いてるところがこう、そそるんですよねえ。

一時期何故か毎日私のもとに届いていた名古屋の風俗店のメールマガジンは秀逸でした。
毎日朝一番に届くそのメールの書き出しは、その日の最新ニュースを要約したものでした。ジャンルは主に文化記事とかゴシップ記事。知的好奇心を刺激したり、ゴシップネタでもそこから社会風俗論に発展したりとなかなかに面白い。
そしてその文章の終わりに、ニュースに絡めた言い回しで風俗店の紹介に移行するのです。オススメの女の子の出勤状況やキャンペーン情報もありましたが、そういうことが何も無い日でも、お店自体、あるいは風俗業そのものの良さに絡めていくその文章力とアピールセンスは、ボンクラな私でも感心してしまうほどで、毎朝そのメールマガジンを楽しみにしていました。
まあどんなに感心したところで男性向け風俗だし場所も遠いし、私がそのお店に行くことは無いでしょうが。

例えばこんなメールが来ましたよと紹介したいのですが、残念ながら最近来なくなってしまいまして、メールも保存してなかったのでかないません。もう、意味無いじゃん!
せめてお店の情報とかホームページのURLくらいメモしておけばよかった。というかメール全部とっておけば良かったなあ。


面白い宣伝は人を楽しませる。
面白くない宣伝は、人の興味を削ぐ。

要するに、人に関心を持ってもらいたければ面白いことを書けと。
自分の日記やツイッターで毎日宣伝をすることに宣伝効果があるかどうかといえば、
「宣伝の仕方による」
と。

やだ、なんかわざわざ考察する必要も無いくらい当たり前の事じゃないのよ。

とりあえず御託はいいから私も恥ずかしげも無く文章書いてますとか言う立場なら、効果的な宣伝とやらをしてみやがれこんちくしょう、です。


舞台の宣伝で群を抜いてセンスが感じるのはやはり制作さんの繰り出す宣伝文句です。制作さんって偉大だわ。
制作以外のスタッフさんの宣伝も、シンプルでステキなのが多い。
役者は難しくて。うっかり何の工夫も無い宣伝をしてしまうと「こいつ芝居も面白くねえんじゃねえか?」と思われそうです。

演出家の宣伝はまず間違いなく自信満々です。
って、そりゃそうか。自信無さそうな演出家の創った芝居なんて、誰が観たいと思うものか。

ということで、最後にあたくしも自信満々に言います。
「ソンデネヴァ!」は、おそらく発条ロールシアター史上、一番面白い作品ですよ、と。

万人受けはしません。今回もきっと。
でも、間違いなく今までの最高傑作になるでしょう。

私は話を盛るのが苦手です。謙譲の美徳ってやつでしょうか?そんなもんクソ喰らえ!と言いたいところですが身に染みついています。
なので慎重に言いますが、

今回の芝居は発条ロールシアターの、私の、魂そのもののような、そんな芝居です。
そんな中で軽やかに駆け回る、軽佻浮薄な主人公にもどうぞご期待ください。

私の、自信作です。