♪お正月には着物着て〜街をぶらぶら歩きましょ〜

冬になると着物の存在を思い出します。夏にはちっとも思い出さなかったのに。
冬→着物
春→ミニスカート
夏→水着
秋→ミニスカート
と、関心が移り替わります。素晴らしき日本の四季。
なんで春と秋がミニスカートかっていうと、あたたかい(冬は寒すぎて履きたくない)のと、素足じゃ無くてもOK(タイツか、せめてストッキング履かないと厳しい)っていうのが理由じゃないかと。おそらく。

お正月っていつも結構晴れてるので、初もうでは着物を着るのに適してますね。北海道だと大変だけど。
そう、北海道の人って真冬の着物はかなり頑張らないと難しいよなあ。寒いし濡れるし。
あ、でも女子高生時代は吹雪の日でもみんなミニスカ履いてたから、気合入れれば大丈夫なのかな。凄いな。

さて、着物といっても私が着るのは、古着屋で500円とかで買ったような、誰かが着倒した感のある着物です。
淡い色の、裾とかに柄がふわーっと入ってるような、何て言うのか知らないけど綺麗で上品でキチンとした着物も麗しくて好きですが、ああいうのを着るにはいくらなんでももう少し知識が無いと無理な気がするので。
ガチャガチャしてる柄の着物に帯やら何やらいろいろガチャガチャさせて着ると可愛いし、着付けや小物合わせのボロも隠せるし、文字通りボロな着物(例えば穴が空いてたりシミがあったり)でも誤魔化せるので、貧乏暮らしの着物生活にはぴったりです。
細かい決まり事を知らなくても、あからさまに夏物を冬に着てるとかじゃない限りは結構大丈夫だし。
まあしかし私の場合、この「あからさまに夏物を冬に〜」という点もちょっと怪しかったりするんですけど。

5年くらい前に和服で舞台に立った時には、共演者の子に着付けから帯結びまで全部やってもらったっけ。迷惑かけたなあ。確かに自分でやるには下手くそ過ぎたからっていうのもあったけど。
これが庶民の普段着っていうなら自分でやっても何とかなったと思うんだけど、またよりによって任侠者の姐さんだったり旧家の奥様だったり、誤魔化しが利かない役どころだったんだよ(しかし旧家の奥様の着物は、古着屋で500円で買った私物。稽古場に持って行ったら、「ああ、それでいいじゃん」と。他の人の衣装は貸衣装で立派だったのに・・・と。今でも根に持ってる。共演者の奥様がものっすごい綺麗で高そうな立派な帯を貸してくださったので良かったけど)。

舞台で着物着てる役者がいると、着物のことがわかるお客さんって舐めるようにチェックするんだよね。
そこで突っ込まれるのが私はほんっとーにイヤなので完璧にしたいのです。
何か崩すことがあっても、
「あえてこうしてますよ」
と言えるくらいに(そして観てる側もわかるくらいに)基本を押さえておきたい。
そうなるとね、やっぱり上手な人に着させてもらいたいというか・・・いやあ、迷惑かけました。その節はどうもありがとう。借りた和装小物、長々と借りっぱなしでごめん。あれ?さすがにもう返したよね?大丈夫だよね?

街娼の役の時は楽だったなあ。
古着に、帯も男結びで。いつでも裾割って仕事しますみたいな楽な(というかだらしない)着こなしで。


今は着物着てもそれこそ近所を歩くくらいしかしないので、自分で帯も結んでます。下手だけど。

で、こないだyoutubeを見てたら、3分でできるお太鼓結び(よく見る、後ろがふっくらしてるオーソドックスな)っていうのがあって。見て仰天しました。
なんつーか、反則技っていうか。いやあ、ちょっとそこまでくらいなら、あれで全然いけるじゃん!
動画で実践してる人の手つきがあんまり器用そうじゃないところがまた良かったです。私も試してみよう。

あと、半幅帯(よく浴衣とかに締める半分くらいの幅の帯)の凝った結び方も発見しました。ゴージャスで可愛いの!これも是非試してみたい!
と思い、ついうっかりヤフオクで半幅帯を大量に買ってしまいました。と言っても10本買っても送料込みで1000円くらいだけど。
同じ着物でも帯が変わると気分が変わりますよねー。
あーいろいろ欲しくなっちゃう。

いずれは上品な着物着て芝居観に行ったりなんかもしたいけど(タイニイアリスは無理だな)、まあしばらくはこーいうんでいいや。

そういえば図書館に行く時って普段着る機会の無い可愛いワンピースとか着るんですが、着物も着られるなあ。
もしや私にとって、一番おしゃれして行く場所は図書館かもしれない。
急いで行くことも無いから走りやすり靴じゃなくてもいいし。知り合いに若作りをつっこまれることも無いし。
いいじゃん、着物いけるじゃん!
本を借りたら風呂敷に包んで持って帰るのか?2〜3冊しか借りられないな。
書き物も集中できそう。帯締めるとピシッとするし。

うーん、いいね!和服で図書館!