情けが目にしみる

高校時代からの知り合いで、東京で芝居をやっていた子の近況が気になってネットで調べてみたのだけれど、ある時期から更新されていない劇団ホームページしか見つからず、どうやらもう辞めているような気配。
ダメ元でそこに書いてあったメールアドレスに、
「もう活動されてないのでしょうか。座長のIくんはもう芝居やってないのでしょうか。」という、なんかちょっと投げやりな、いささかひとり言的なメールを送ってみたらば、なんとソッコーで返事が!
どうやらそこの劇団の元・制作さんに届いたらしく、劇団の様子(活動休止状態とのこと)と、Iくんの消息を教えてくださったのだ。

しかもその方、なんと私が前にやっていたコンビをご存知だったらしく、当時何度か私がその劇団の芝居を観に行った時に、「あ、●●(コンビ名)の人だ」と、名前を見て思ってくれてたんだとか。
ひえ〜ありがたや!全然売れてなかったのに!すごいマニアックな方だ!!

しかもしかも、私のそのメールをIくんにも転送してくれて、Iくんからもすぐに連絡が。
その後一往復くらいメールやり取りしたら、彼の住んでる町って、去年まで私が住んでたとこだった(今は隣の駅に私が引っ越した)。しかも7年だって。
よく今まで会わなかったねえと言いつつ、すぐさま会う方向でお話を。

ビバ、ネット社会!
いや、違うな。正直、時の止まったホームページを発見した時はこんな展開が待ってるとは思わなかった。
消息が知れただけでもラッキーだったのに、まさか本人と連絡まで取れるなんて。
それもこれも、制作さんがあんな不審なメールにお返事くれて、メール転送までしてくれたおかげかと思うと、本当に感謝。

活動休止状態にも関わらず、お問い合わせに迅速・丁寧に答えてくれる、なんて素晴らしいプロフェッショナリズム(←こんな言葉無い?)!
見習いたいと、心の底から思った。
お友達のメールにも返事を返さないような私は問題外だな。
どうか見捨てないでいてね。

過去にもネットを通じて昔のお友達に再会したことが3度ある。その中の1人とは再び途切れてしまったけど、あとの2人とはどうにかご縁が続いてる。
嬉しいものだよね。本当に。

お友達のみなさん、私がメールの返事を返さない時は、頭の中で返事してるのです。
言い訳にもならないけど念押しで言っておこう。ごめんよごめんよ。