そういえば肉のはなし

腹周りが若干痩せた。
っつーか顔が若干やつれた。
けどすぐ戻るんだろうなー。

劇場で若い女優さん相手に「歳とると痩せにくくなるんだよー」とか年増トークのお約束をぶちかましてたんだけど、ふと恐ろしいことに気付きました。


私、若い頃もたいして痩せてなかった。


昔から手首が細いのと上半身の厚みが無いのとで割とずーっと痩せてる印象を人に与えていました。
しかしながら高校生の時の
「私の太ももなんでこんなに太いんだろう」
から始まり、
20代前半の
「お腹周りの肉が気になるんだよなあ」
を経て20代後半から30代の、常に
「太ったな」
と思い続けてる今この時まで、そういえば私はいつも余計な肉とともに生きてきました。
気になるのは主に見えない個所ばかりだったのでそれほど他人に気づかれることはありませんでしたが、それをいいことに自分自身でもなんとなく、
「自分はまあ痩せているほう」
というつもりでいました。

おいおいおいおいおい…現実を見ろ!

だってさ、昔お笑いやってた時にグラビアで脱いだりしたけど(←これがまた笑える。どこに需要があったのか。優しい時代だなあ)その時だって、
「あーもうちょっと絞ろうと思ったけどできなかった!」
って思いながら脱いでたんだよ。ダメじゃん!

つまり私ってずっと人から(比較的)痩せてる印象をもたれたまま自分でもそう思い込み、それが
「昔は痩せてた」
という記憶のすり替えにつながってるわけですよ。

一時期だけ腹筋を割るのに凝ってたことがあったけど、それだって実は大して割れるとこまでいっちゃなかったし。

す、すごい。
自分に甘い人ってこういうのを言うんだなあ。

知り合いのライターさん(同世代)が、この数か月毎日ジョギングしてるそうです。別にもともとスッとした体型の人なんだけど。
そういうストイックさが私は皆無。

筋肉は私を裏切らない。
裏切るのはいつも私自身。

ぎょえーーーー。