お笑いって・・・!

本日は敬称略にて書きますです。

おとといの夜、ツイッターを何気なく覗いたらば、キングオブコントの話題がずらりと並んでいた。自分のフォローしてるのが芸人さんやお笑いファンの人が多いからなんだけど、番組の始まる前から非常に熱い。

で、それに触発されて私も観たわけですよ。我が家には今テレビが無い(本体はあるけど地デジ対応してないので映らない)ので、ワンセグで。

半分くらいしか観られなかったんだけど、そして知らない人がほとんどだったんだけど、いやー面白かった。

さらば青春の光」、声を出して笑ってしまった。なんか単純に訴えかける笑いってあるよなあ。
かもめんたる」はやっぱり面白い!そして上手い!観たことあるネタだけど、上手いと何度でも笑えるものだ。
そして初見の「バイきんぐ」。面白かった。あと、この言い方が褒め言葉になるかどうかわからないけど、とってもちゃんとしてた。
突発的な笑いとか、ひとつひとつの小ネタあってこそとは思うけど、満足感を得られるのは全体にひとつの大きな流れがあるネタだと思うのだ。
別にお芝居のようにストーリーがあった方がいいという意味じゃなくて、そうじゃなくて。

漫才でもコントでも、細かいネタと表現力の積み重ねがあったうえで、更に全体を見た時に一つのネタになっているのがいいなあと。
どんな破天荒なネタでもシュールなネタでも、テンション芸とか勢いばっかりの滅茶苦茶なネタでも、深く浸透して笑えるのはそれがブツ切れになってなくて、ちゃんと流れがあるネタだなあと。あ、ちっともお笑いのことわからないので何となくの個人的感想なのだけど。
そういうのが好きだし、笑えるし、満足するなあ。

そんな訳で「バイきんぐ」さん優勝おめでとうございます。面白かったです!あ、しまった。芸人さんたくさん書こうと思って敬称略で書き始めたのに。

お笑い番組観たのは久しぶり。やっぱりお笑いっていいなあ。
芸人さんが自分で作ったネタって面白いと思うんだあ。例えば小さいライブでやってる最若手芸人だったとしても、自分(たち)のことをわかっていて、自分(たち)のやりたいネタをやってれば、それがちょっと稚拙だったとしても面白い。人に与えられたネタでも上手い人が上手くやれば面白いんだろうけど、そっちの方が難しいんじゃなかろうか。
あと、圧倒的にネタを書くのが上手い芸人さんだと、作家さんのネタをやるのは勿体ないなあと思うこともある。これは別に、作家さんの力量がどうのという問題ではなく、それを凌駕するくらいネタが上手い芸人さんは確実にいるから、という意味で。まあだからって売れることに直結する訳じゃないところがシビアっすよねえ・・・。

お笑いライブもごく稀に行くのだけど、これが凄い!500円のライブとかザラなんだから。それで充分楽しめるんだから。
お芝居だとワンコイン(500円)公演なんて革命的だってのに、お笑いライブときたら!いいよなーって心底思う。絶対気軽に行けるもん、お客さんは。まあ、さすがにそこは単純には比べられないけど。初期費用が随分違うもの。お笑いだって、単独ライブだとやっぱりワンコインって訳にはいかない。それなりに料金はかかるし、それは単純に準備にお金がかかるからなんだけど。
それはともかく。
私がお笑いライブを観る時というのは割と斜に構えて観てしまうのだけど、それでも最終的には「お笑いって面白いなー」って素直に感じて帰ることが多い。くどいようだけど、たった500円のライブでも!
ホントに知ってる芸人さんが皆無みたいなライブでも、土曜の午後うんと早い時間にやってるようなお客さんより芸人さんの方が多いようなライブでも、行って損したと思ったことは無いんじゃないかな。
まあ、観に行ってる回数が少ないからハズレにも当たりにくいのかもしれまないけど、そんな感じなんで底辺のライブってのがどれほどのレベルか想像つかない。底辺だと思ってても結構楽しめるもん。芝居だと・・・いや、もう比べるのよそう。私は芝居も愛してるんだよ、本当に。

あと、だいたいのライブは組数が多いから。それはもう、盛り込み過ぎだろ!ってくらいに。
1組3〜4分くらいで、それが10組以上、多ければ20組とか。で、その中にはやっぱり上手いなあって人たちも混ざってるし。上手くなくても何か心をくすぐるネタもあったり。
総合的に観たらやっぱり楽しめる方が大きい。

知ってる芸人さんの方が笑いやすいとは思う。受け入れ態勢ができているし、ネタの楽しみ方もわかってるし、この人達は面白いネタをやる、という実績を知ってたりすると、こちらも笑いやすい。
でも、結局のところ、ネタが面白ければ何でも笑えるのだ。
たった3分とか5分とかのネタの中で、瞬間的に引き込んで笑わせてくれる。

お笑いって、いいなあ。

お笑いと芝居は違うよとは言え、その始まってわずかな時間で世界に引き込む工夫と努力と発想力は、絶対的に学ぶところが大きいと思うのです。それを見習わない手は無いし、そこを無視したら私の10年の経験はなんだったんだ、と。
そういえばお笑いをやってた時は今よりももっと厳しい目で見てたかもしれない。なんだこのクソつまんないネタは、とか思ってたかもしれない。
自分がやってることの方がそりゃ厳しく見てしまうんだわな。そこを甘く見るのは自分にも甘くなるってことかもしれない。少なくとも私の感覚では。
なので今は手放しに言える。
お笑いって、いいなあ。面白いなあ。

さて。本日は久々にお笑いライブに行ってきます。阿佐ヶ谷プロットライブ。初です。