ツボ

やっぱり意外性っていうのは、ときめきのための普遍的要素なのかもしれません。

一昨年あたりの年末に、港区の高級スーパーで肉の対面販売のアルバイトをしました。
「ひき肉400グラムちょうだい」
「はいよ。んー、ちょっと出ちゃうけどいいかな?430グラムね!」
みたいな、ああいうのです。

で、肉屋の隣には魚屋があったのですが、そこの若いお兄ちゃんがすごい慣れた手つきですいすい魚をさばいてて。
おお、若いのにすげえなあ、と思ってたらそこに英語圏のお客様がいらして。
お、私のスーパージェスチャーの出番か?と待ち構えていたらそのお兄ちゃんがすっと包丁を置いて、ペラペラ喋りだしたのですよ、英語で!
たまに笑い合ったりしながら、あれこれ魚を指差しながら、ペラペラペラペラ・・・。

場所柄を考えれば喋れてもおかしくないのですが、目の当たりにすると、すっげえときめきましたよ。

あと、すっごい憎たらしい偉そうな感じの男が、ご飯を食べる時に手を合わせて「いただきます」って言ってるのなんかも可愛くて好きです。意外性ってのとは違うかもしれないけど。

中でも、肉体労働系だけどインテリ、っていうのが一番ツボですね。
もちろん、コンビニの雑学本から仕入れた知識でのみ生きているエセ博学男なんかは問題外ですけど。

女の子だとなんだろう。
例えば、すっごいふにゃふにゃして可愛らしいのにいざとなるとテキパキその場を仕切っていくような、そういう子なんて良いですねえ。