オススメされない商品の不思議

初めてのコンタクトレンズは片目1枚6300円のソフトレンズでした(現在価格。14年前はもっと高かった)。
しかしズボラなためあまりケアをしなかったので、それならばいっそと思い、5年ほど前に1ヶ月使い捨てのレンズに変えました。
しかしその使い捨てレンズをろくなケアもせず1年以上も使い続けるという神をも恐れぬ暴挙に出たため、だったら耐久性のことを考えて使い捨てじゃないレンズに戻そう。そう思いコンタクトレンズ屋さんに行ったのです。

チラシ持参で割引、という種類のレンズを目当てに行ったのですが、そのレンズはあまり目に良くないとの事。今はもっと目に優しい、こんなのがあるんですよーと薦められ、そのスーパーモイスチャー的なレンズに素直に心ひかれ、ふむふむ、16000円?こっちは24000円?かなり値は張るけれどいいものにしとこうかい、とすっかりその気になってたのですが、ふと気づいたら当然それは1枚分の値段。
財布の中を確認するまでもなく明らかに予算オーバー。それどころか給料日が来ても支払えない額。
結局その日は1ヶ月交換のレンズを3ヶ月ぶん購入しました。

けれども私は諦めませんでした。その3ヶ月ぶんのレンズを何故か半年後に使い切って、またもやコンタクト屋さんへ。今度はお手入れが比較的楽だという噂のハードレンズにしよう!

ですがその日、私の目の状態はあまりよろしくありませんでした。左目に薄らぼんやりとした痛みがある状態。でも他に買いに行くタイミングもしばらく取れそうにないし、レンズの装着は無理かもしれないけど試着は右目だけでもいいし、視力測るくらいなら問題ないし、眼科検診がてら行こう、と。

で、行ってみたらば若いぼんくら兄ちゃんに無理やり痛いほうの目にまでレンズを装着させられ、あまりに頭にきたので兄ちゃんを罵倒しまくった後、眼科の先生、受付のお姉さん達にももれなく怒りをぶつけた挙句、またいつもの使い捨てレンズを購入して帰ってきました。目の状態が悪いのにも関わらずレンズを買いに行っておいて怒り狂って帰るという頭のおかしい客を演じてしまいました。

そんなこんなで未だにレンズは使い捨て(だけど何ヶ月目だろう。怖い・・・)です。しかしハードレンズを買いに行った時にも一応その6300円のレンズについて店員さんに聞いたのですが、その時も「この商品はあまり・・・」と言われるたのですよ。単に高いのを買わせたいからなのかもしれませんが、そこまでオススメされないのに超ロングセラーのそのレンズは一体どういう存在なんだろうと不思議になります。