つづき

背が伸びすぎて競馬の騎手になれなかった人とか、耳が聞こえなくなった音楽家とか、生まれつき目が見えない人とか、子供が欲しいのにできない人とか、それぞれに苦しみがあるだろうけど、子供のできない苦しみは、他人との比較で生じる場合も多々あると思うんだ。
それは「一般的に」とか「大多数は」とか「世間体が」とかいうクソッタレな価値観の中だから生まれる「社会的な辛さ」であって、「個人の辛さ」だけじゃないんだもの。なんだか理不尽な気がする。誰が悪いとかじゃなく、長い時をかけて社会に育まれたこの価値観が悪い。
だって不妊治療、えらいしんどいらしいんだもの。本能にかきたてられてするならまだしも、本人または近しい人の社会的価値観が根源にあるんじゃ、残酷物語だぜ?
養子縁組天国になればいいのに。世界中にたくさんいるのに、子供。

とにかく、性差別とか性区別とか、そのへん関係のもじゃもじゃした概念を取っ払っちゃえば、もうちょっと楽チンな世の中になるんじゃなかろうかい、と。まあでも私の個人的な価値観に過ぎないのだな。

今年も元気に楽しく過ごせますように。
みんなが暢気に過ごせますように。