性(さが)
サディストというのは、他人をいじめるばかりでなく自分をいじめるのも得意なようである。いや、得意などという乾いた表現では無い。
好きだ。
といっても過言では無い。
誰にも気取られる事無く、一人でねちねちと己の傷を抉る。ひたすらに抉る。
抉る、
抉る。
サディストのマスターベーションとでも言おうか。
身の回りの事例のみで構築した説なので、SM界における常識なのかどうかは知らないが。
少なくとも私の知ってる人間達には当てはまる。
対象が他人であっても自分であっても、いじめたい欲というのは発揮されるものなのだなあ。不思議だ。
【付記】
ちなみにリストカットや狂言自殺は他者へのアピールが前提である為、サディストのマスターベーションとは異なるものであると思われる。
【適切な例】
激烈な失恋の傷も癒えぬまま、自分のエピソードとド被りする失恋ソングを思い入れたっぷりに2時間ぶっ続けで歌いあげる。
等。
【備考】
この日記の書き込みを行おうとしたところ、「不適切な言葉があります」とのことでエラーが出た。
しょっちゅうエラーを出してしまう私も学習能力に欠けているが、しかし、「適切な」言葉を選んだ時ほどエラーが出る。
マスターベーションより、私は彼の人の名を使いたい。