ファッション・追記

そういえば、昔も今も有り難いのが頂載き物。
お客さんだろうと恩師だろうと後輩だろうと
「この人の服いいなあ」
と思った相手にはとりあえず服をおねだりする。
「その服飽きたらください」

たまにあまりに好みドンピシャ過ぎて我を忘れ、追剥ぎのごとく迫る事もあるのだが、そこはご愛嬌…。

結構皆さんからいただいているのだ。感謝感激。

実を言うとあまり自分が着ないタイプのファッション傾向の人からの貰い物が意外に重宝したりする。
装いってのは全体のバランスというものがあるので、たまに違う傾向の服を着たくなったとしても一枚購入してハイ終わり、とはなかなかいかないことが多い。
どれだけ普段とかけ離れてるかにも依るが、上下一揃いに加えて靴、鞄、アクセサリー、時には下着なんかまで合わせる必要があったり。冬ともなればコートなんかも要るし(で、冬物はまた値が張るんだ!)1パターン増やすんでも一体いくらかかるのーっ?てなもんである。

が!そこに一枚でも自分の概念には存在しないタイプの服を頂いてごらんなさいな。
ああ〜私の宇宙はまだまだ広がるのね〜っである。有り難い!

私は何っでも着る。ゴスロリとかはさておき着たくないと思うファッションてのはまず無い。多少イメージに合わなくても強引に辻褄を合わせて着てしまう。
最近特に、今のうち…とばかりにどんな若作りにも勇気を持って挑んでいるので更にタブーは減った。オバサン服も案外楽しい着こなしができたりするし(色だとくすんだピンク、形だと体の厚みが必要な物はどうにも似合わなくてお手上げなんだが)

ひとつ恐ろしいのは、こんな事を言ってはいるがいかんせん流行に疎いが為に、昨年一昨年に大流行りした服をまったく気付かず着てしまったりする。なのでちょっとでも怪しい服はまず相方にチェックしてもらうようにしている。

下手にアジア服とか流行って欲しくないんだよなー。元から好きだから。
流行とかけ離れた服は着られても、流行の過ぎた直後の服を着るのは勇気が要る。

それでも昔に比べると最近は、一回流行ったら次のシーズンはもう着られませんってのが減ったようで助かるが。しかしハラハラするのであまり色々流行して欲しくないな。

私の服への執着はきっと、思春期にお洒落を怠っていた事の呪いだな。
愉快な呪いで良かった。