不倫の果てに…

―不倫相手が妊娠し結婚を迫って来たが、自分には妻子がいるので困って殺害した―
さきほど目にしたどうしようも無い事件だ。

この会社員の男、どんだけボンクラなんだ。

自分に妻子がいる事が前提でよろしくやってたんだろうが。ばれたら困るなあとか結婚迫られたら困るなあとか思うなら、それなりの相手と遊べ!
こんなケツの穴の小さい野郎が不倫なんて大それた遊びに手を出したおかげで、最悪の事態になってしまった。
お腹の子供も含めると2人の人間を殺し、自分の妻子や親兄弟の人生に陰を落とした。それを取り巻く人々にも悲しみやら怒りやら様々な波紋を広げたのだ。

愛する者を守る為に巨悪に立ち向かい討った果ての殺人者というのなら、救いもある。しかし、こんなちんけな男のちんけな動機では、情けないのと怒りとで、誰も何のフォローも入れられない。

不倫相手の女性が悪かったと口にする者も出て来るだろう。でも、このちんけな男を庇う為に彼女を悪に仕立てるのはどうかやめてあげてほしい。
彼女が生きていたらいくらでも私が説教してあげよう、いくらでも私が話を聞いてあげよう。
「あんな男に惚れるなんて馬鹿だよ」
「子供ができたら彼が手に入ると信じてたんだよね」
あるいは、もしも彼女がうんとしたたかな悪女なら、私が腹をくくってとことん戦ってあげよう。

生きていれば、なのだ。

この男、死刑も終身刑も生ぬるい。
この事件が風化せぬよう永遠に実名・顔写真付きで報道を続け、隣近所や勤め先に通達を出し、一生、周囲の人間に蔑まれ、罵倒され、生きていかせるのが良い。

この先、あらゆる不倫問題で悩まされている人々に会ったら私はこう言うだろう。
「まあまあ、あなたは生きているんだから前向きに考えましょうよ」

それにしても胸糞悪い。やるせない。