電話とメールによるコミュニケーションの話・4

電話も同様に、自分が気が向いた時にふらっとかけるのが好きだ。ふらっとかけてふらっと切る。
メールと違うのは、かかってきた電話を私が十中八、九取らないということだろう。本当に、自分の生活に突然入ってこられるのが嫌で嫌でたまらない。一時期本気で、携帯電話を持つのをやめようかと思った。一昨年の後半から去年の半ばくらいにかけてと、年末から今年に入ったくらい。「一時期」じゃないな。
まあ、必要なので持っているが、困った事に、相手からの電話に出ずに自分の気の向いた時にかけ直すというシステムだと、こちらが大幅に電話代を負担する羽目になってしまう。どうしたものだか。
ここまで書いて、私のコミュニケーションの取り方は、どうやらとても一方的なもののようだということが見えてきた。自分からの発信のみを重要視して、相手からのメッセージは気が向かないとシャットアウトしてしまう。
ただ、これについての是非は問うまでもないだろう。そもそも電話とメールによるコミュニケーションの一番の利は、利便性ではなく、その時の状況次第では国交を閉ざしても構わないという点にあるのだから。
会う。これが一番だ。そして、手紙。