電話とメールによるコミュニケーションの話

今から10年ほど前まで遡れば、私は実に長電話が好きだった。思春期の女の子らしく、学校で毎日会える相手にも関わらず、夜遅く迄電話でおしゃべりをして親に怒られていたものだ。部活もやっていたし決して暇だった訳ではない筈なのだが、よくもまああんなに電話に時間を費やしていたものだと思う。
上京した時、親が電話(と回線)をプレゼントしてくれた。初めのうちは意味もなく地元の友人に電話をかけたりしていたが、ほど無くして携帯電話を手に入れてからは、FAXのやりとり以外で家の電話を使う機会は激減し、今に至る。
とはいえ、当時の携帯電話の通話料はバカ高く、携帯でのやりとりが増えたとはいえ、それで長電話をすることはほとんど無かった。ちなみに最初に購入したのはドコモの携帯電話。番号も未だに覚えている。
そう、私は数字に強い。さすがに電話番号は何度もかける相手のでないと覚えないが、誕生日だったら一回聞けば暗記する(よほど関心の無い相手のは除く)。これは脳味噌のどの部分を使っているのだろうか?
そんな訳で、もう一生必要の無い昔の携帯番号まで頭にこびりついてしまって取れないのだ。