怖いもの

ちむりんの営業で房総半島のはしっこにある海沿いのホテルに泊まった。夜中に海岸に出たのだが、真っ黒い闇の中に突然白い波が頭をもたげて自分に迫ってくるあの感覚。何か言葉では言い表せない怖さを感じて、数分で海岸を離れた。
そこから産まれてきたはずなのに、今は自分を優しく包んではくれない存在。再びそこに戻る日が来るとしたら、それは死をもって戻るということだろう…
なーんていうような意味合いで怖いのかしら。どうだろう。音が怖いのかもしれない。昔から、道を歩いてて車の轟音に追い抜かれる時に激しい恐怖心を感じる。ダンプみたいな大型車は言うまでもなく、軽自動車やバイクでも時によっては耐えられない。特に暗い夜道では、後ろに車が来たなと思ったら、そちらに体ごと向けないとやり過ごせない。背中を向けていて体ごと轟音に包まれる感覚が怖いのだ。
そんな私のオススメ恐怖刺激。部屋を真っ暗にしてテレビの砂嵐をヘッドホンで聞く。必ずステレオ状態で両耳で聞くことがポイントです。恐怖というか生理的嫌悪感をもよおす。私はこれを小学生の時に発見して以来、自分では一度もやっていません。