今さらではあるけれど

調べものついでに数年前に起きたとある海上事故について書いた自分の日記を読み返してみたのだけど、我ながら頭が悪過ぎてうんざりした。

己の正義感のみを振りかざして怒り狂っているのはまだしもである(この日記の性質上、まあ有り)。が、自分の意見がさも正当なものであるかのような印象を読み手に与えんとするような理屈のこね方・文章の書き方が嫌らしい。
何も知らないくせに賛同を得たくて議論したがる子供のようだ。
勢いがありそうに見えて、実は人の顔色を窺ってるようなところが潔くなくて気持ち悪い。

間違っててもいいんだ、論破されてもいいんだ、己がそう思ったということを書きたいなら同意得ようとなんてしないで正々堂々と叫べ、と自分に言いたい。
どうせ私的な意見なんだから。
正当ぶって曖昧な気構えで唱える意見ほど馬鹿げてるものは無い。

何が言いたいかってえと、昔のそーいう日記を読み返すのってホント恥ずかしい。戒めのためにとっておく、それ以外に価値は皆無だ。

ちなみに内容自体は、あの時点では今でも同じこと思うかもしれないなあというのと、まあ頭悪いなりに一応考えてはいるようだなという印象で、まあ今とはそれほど変わっていない感じだった。

ただ、裁判やら証言やらの報道をいろいろ見たり訊いたりした今となっては、やはりあの時点で感情に任せて言葉を選ばな過ぎるのはどうよとは思う。
まあ、いろんな材料が揃う前に極端な言葉で批判してるあたり、知性のカケラも感じられないな、と。

バカでも別にいいんだけど(事実だし。精進しようぜ)、その裏に愛情が無ければただの自己アピールにしかならないということを改めて肝に銘じようと感じた次第である。