やるじゃないかマンガ喫茶!

文書データをメールで先方に送らなければならない用事があり、下北沢のマンガ喫茶へと向かった。
自宅に回線も引いてあるしパソコンもあるのだが、OSを変えてからインターネットができなくなってしまった為、面倒だなあと思いつつも下北沢の街を歩く。

「1時間380円だったかな」と考えながら、前に数回行ったことのあるマンガ喫茶を目指して歩いている途中、「まんが」「インターネット」という文字が目に飛び込んで来た。
いつの間にできていたのやら、見慣れ無いマンガ喫茶の看板だった。
「近いからここでいいか」
と、何気なく料金を見ると、15分80円とある。
何て安いんだろう!と感激してきっちり15分で用を済ませ出て来たのだが、考えてみたら1時間いれば320円。
何のことはない、一般的なマンガ喫茶の相場ではないか。

今までインターネットのみを利用するためにマンガ喫茶へ行ったことがなかった為、15分や30分ごとの料金延長システムが煩わしくて嫌だった。
ちりも積もれば…
のイメージから、何だか損に感じていたのだ。
しかし、今回のような明確な目的があれば、そして、初めから15分ごとの料金という画期的なシステム(じゃなかったらどうしよう。今時はどこもそうだったらどうしよう。つまり文化に取り残されてたらどうしよう)のマンガ喫茶を選べば、いわゆる『実に賢いネット生活』ができるではないか。

下北沢まで自転車で4、5分。歩いても15分弱。マンガ喫茶はほぼ24時間営業。自宅の延長と考えるのに何の不足があろうか。

ほとんど使っていないインターネット契約に毎月数千円を支払い続けて早や2年。まったく使わなくなってからももう半年が経つ。

大馬鹿消費者から賢い都会人に変身するなら今しかない。