アロエヨーグルト

ウィダーインゼリーとか、栄養補給系のパックタイプの固形ドリンク。

昔よくそのタイプのアクエリアスだとかを凍らせて遠足に持って行ってた。
冷えピタ風の使い方もできるし、お昼時にはちょうど良く溶けて冷たいのが飲めるっていう、例のアレ。
まだよく溶けてないのに無理して飲み始めると、最終的に味が薄くなってしまうという、例のアレ。
あのタイプにいつの間にやらアロエヨーグルトというのが出ていた。

飲むヨーグルトではなく、あくまで「食べるヨーグルト」と銘打ってあったのだが、元々カップタイプのアロエヨーグルトもドロドロとした半液状だったので、食感的にはどっちかというと「飲む」に近かった。
なので、むしろパックタイプの方が食べやすいかもしれない。

数あるヨーグルトの中でアロエヨーグルトを選んで食べる頻度は圧倒的に高い。9割強くらいだろうか?
が、だからと言ってアロエヨーグルトが最高に好きな訳ではなく、実を言うと一番妥当なヨーグルトが奴だというだけなのである。

私が一番好きなのは雪印の『牧場の朝』である。あの酸味と固さがちょうど良い。
しかし、消費者の義務として雪印製品を易々受け入れてはならぬという使命感と、元よりスーパー以外ではあまりお見掛けしないのとで、どうしても別のヨーグルトで我慢せねばならないのが現状である。
数あるヨーグルトから好みのものを探し出すのは非常に骨が折れ、また、やっと見つけたと思っても商品名が覚えられない。
どうしてヨーグルトという商品はどれもこれも似たようなパッケージに覚えにくいネーミングなのだ!本当に売る気があるのか!(グリコのヨーグルトなんかはとても覚えやすいのだが、私には甘味が強くて…)
そしてそして、そうした数多の艱難辛苦を乗り越えてようやく見つけたぞ、マイ・モウスト・フェイバリット・ヨーグルト!
と思ったら、ある日突然姿を消してしまう!

そんな理由から、結局アロエヨーグルトなんである。
何だかあれみたいだ。理想が高くて女遊びの激しい男が、どんなにボロクソにけなしてもいつも側にいてくれるセカンドの女と、結果的には添い遂げるってやつみたいだ。

添い遂げられるならいいが、愛想を尽かして去られてしまわないよう気をつけねば。彼女の良いとこも探してあげようよ。

ごめんよ、アロエヨーグルト。なかなか改心はできないけれど、いつまでも側にいてね。