足まわりのハナシ・2

やむを得ず靴下を履く場合でも、厚手のものなどは御免被りたい。スポーツソックスみたいな奴は手にしただけで不快感が伝わる。なんだ、ラグビー部が履いてそうなとにかく分厚い奴。あれだけは絶対に履きたくない。
私の、「これなら許せる」靴下は、100円ショップに売っている物だ。綿のシンプルな靴下は、その安価ゆえのペラペラさのため軽くて理想的だ。しばらく100円の黒靴下しか買ってないのは経済的な理由からではない。
100円靴下の中でも今季特にヒットしたのは黒のナイロンハイソックスだ。先述のブーツもどきの際に活躍したのだが、この生地が薄いのなんの。ストッキングみたいなサラサラすべすべの質感で、履き口の織りはしっかりしているのにそれ以外は締め付けがほぼ無く、靴下界の中の着用快適度はトップクラスであろう。
このハイソックスを、私は見つける度にまとめ買いしている。何せ100円ショップの品だからこれからも売られるとは限らない。あるうちに買い溜めしておかなければ。

さて、そんな訳で嫌いな筈の靴下という存在が、にわかに我が家に増え始めてしまったのである。何というパラドックス