妄想・恐怖もの編2

●夢のつづき
頭のおかしな巨大武装組織に捕らえられ殺戮の繰り広げられる中を逃げ出す、とか
学校や洋館を歩いていて入ってはならない地下室や物置をどうしても通らざるを得なく、結果、この世のものでないものに追われる、とか
そんな怖い系の夢をみた後は格好の妄想タイム。あやふやだった状況設定や登場人物を固め、断片的な場面しかない夢を元に、頭っからケツまでのストーリーを完成させる。これ凄く好き。
ただ大抵の場合、この構成作業は夢の中でも多少始まっている。
例えば、洋館の中を歩いていてお化けに追いかけられて危機一髪逃げきれない、という夢。1度目は逃げきれないが、2度目は逃げ道が現れたり、3度目は初めっから助っ人を連れてそこを通ったり。
基本的にこういう夢の中で私は危機一髪を回避できない。しかし夢の中で死ぬ訳ではなく、まるでビデオを止めるように、そこで一時停止して夢を巻き戻すのだ。そうして2回目、3回目を行う。もちろん夢の中での構成には限度があってストーリーの全貌を作る迄は至らないのだが、この間初めて夢の中でそれをやってのけた。起きてから慌ててメモり、今、形にしている。私の深層意識が生んだ物語である。