感動

感動すると涙がこみ上げてくる。もんのすごい感動じゃなく、そこそこでも。まいったもんだ。
『健太やります!』というバレーボールまんが。最近文庫版で出てるので買いなおしてるのだが、一巻につき七回くらいはうっとくる。
しばらく実家に帰ってた劇団員が今年になって戻ってきた。芝居好きな彼女が稽古してる姿について人に話してると、ううっとくる。
動物愛の話、家族愛の話、どれも感動的には違いないのだが、取り分け、『がむしゃらに頑張ってる人の話』に弱い。それも家族の為に働く息子、とか患者を救う医師、なんて話よりも、『好きなことに打ち込んでる人』に弱い。
お芝居の稽古場にはそういった人が多くて、四六時中うっうっうっうっきてる。客演さんとは話をしてるだけでうるんできたりする。ちょっとやばい。
劇団員達に対していつも「稽古場以外でも芝居の事を考えろ!」と怒ってるのに、彼らがちょっとでも居残り練習したり演技プランをたててきた姿を見ると号泣しそうになってしまう。
怒ってるか泣いてるか、なのである。
綺麗なもの、迫力のあるもの、手間のかかってるもの…何でも感動してしまうが、人の頑張ってる姿が目下ナンバーワンである。