好き嫌い・男性歌手編

食べ物に関してはほぼ好き嫌いが無いが(あ、好きはあるか。嫌いがないのだ)、音楽に関しては自分でも境界線の曖昧な好き嫌いが結構ある。牧原敬之は好き。平井堅は嫌い。スピッツは好き。ゆずは嫌い。
マッキーの歌声は非常に透明感があり美しく、メロディも歌詞もなんて素敵なのっ!と感極まって目頭が熱くなる。平井堅は「僕、歌うまいでしょ?」というナルシズムが漂っていて、寒気すら感じる。 スピッツはノスタルジックな曲調に加えてクサノさんの優しい歌声が実にしみじみと胸に響き、非常に優しい気持ちになれる。ゆずは「今のご時世こんな素朴なデュオやりゃ受けるでしょ」という狡猾さが見え、そんな非常にやらしい気持ちに萎える。
素直に歌に身をゆだねられず、裏側の気持ちが聞こえてきそうな歌い手さんの歌は嫌いってことかな。平井堅の気持ちもゆずの気持ちも勝手にアテレコしてるだけだけど。
そういやゴスペラーズも嫌いだ。男達がこそこそ集まって軟弱な恋の歌を作っては、「なあ、この歌チョー良くなーい?」「いい、いい、マジぐっとくるー」「あー俺彼女に逢いたくなってきたー」とかいう会話をしてそうで嫌いなのだ。やっぱ勝手なアテレコだが。