振り返り

2016年も残すところあとわずかとなりました。
昨年の忘年会で、「来年の抱負を語る」というのをやりました。今年の忘年会でその振り返りをしました。
叶えられた人、叶えられなかった人、それぞれまた来年の抱負を語り、来年は是非!と志を新たにしたのでありました。別に発条の忘年会で語らずとも各々個人的にやってるのかもしれないし他所でやってるのかもしれないけど。

声に出すってのもなかなかいいもので。
ちなみに私の2016年の抱負は、「発条の本公演をやる」でした。
ちゃんとやったぞ!丸一年半お休みしてたので、少しハードル低くしたのでした。
みんなはどうだかわかりませんが、私はこの忘年会で口に出した言葉を常に思い出し、企画の段階で諸々問題があったのですが、勢いで場所を決め勢いで公演を決定するに至ったわけです。まあ勢いだけってことはないけども。
しかしまあ私に勢いがあれば主宰の同意を得ることはたやすいのです。どんな問題があろうと実現できない時ってのは単純に私に勢いが無い時なわけです。

昔やっくんが言ってた、
「夢は叶えようという強い思いがあれば絶対に叶う。叶わないとしたら、思いが足りないからだ」
という理屈を思い出します。
ものすごく万能な言葉ですな。
「有ることを証明するより無いことを証明するほうが難しい」
とかいう数学的な理屈とも通ずるというか。

そりゃ、「思いが足りてないのか、じゃあもっと、じゃあもっと」と向上してきゃいつかは叶う日がきますわな(不老不死になるとか老人になってから身長を10センチ伸ばすとかみたいな物理的に不可能なことでなければ)。
叶わない理由は全て「思いが足りないから」という。
まるで証明できないことだけどすごく説得力があると思うんだよなあ。

ちなみに私の来年の抱負は「本公演をやる、それと別で企画公演もやる」です。
これまたハードル低いですが、去年おととしとポシャッた企画が数本あったので(他団体の企画だったのが知らないうちにお流れになったのも含めて)来年は何か企画公演も実現したいなと。
ちなみに企画公演と本公演の違いとは何ぞや、ですが。
発条の場合は
「劇場」で「お芝居」を上演する、というのが本公演で、
「劇場、または劇場以外の場所(ライブハウスとかね)」で「お芝居、またはお芝居以外(コントとかショートショートとかね)」を、「本公演と同じ、または別の制作スタイル(金額が著しく安いとか日程が著しく少ないとかワンドリンク付きとかね)」で上演するのが企画公演です。
またはの後の部分が1個でも本公演と外れてたら全て企画公演のくくりになります。
まあ、実際は細かいことよりまず発想の時点で違うのですが。無理やり定義づけするとしたらこんな感じ。

思い出した。
去年の夏くらいに知人の企画公演の台本を書くって話になったのが、じゃあまずは企画者の皆さんで公演のコンセプトとかやりたいこととかを話し合って何をやりたいか考えをまとめてね、私がいると私のやりたいことばっかりになっちゃうから私は途中から参加するからねと言ってたのがなんかよくわからないバイトが忙しいとかみたいな理由で先延ばしになってたかと思ったら、いつの間にか1年以上経ってて、先日久々に会ったのでその話を振ったら既に別の脚本家で話を進めてると知らされたのだった。
まずそんなに延期するとか何百歳まで生きるつもりだよお前らって思ったのと、なしくずしにお流れになって別の人に頼むのに私に一言も無いとかちょっと適当じゃない?
って。今思い出したわ。

書かせてよ。書く前に流れるよりも書いてからボツになるほうがまだマシだわ。いや、そうでもないか。
書き上げて、そこから直しが入るならともかくボツになるのって堪えるのだよな。
何パターンでも書き直すから書き直させてって思う。
プロデューサーの意向で全然違う本に書き直すって経験は過去の劇団時代の経験が活きてると思う。当時はホント苦労したけど。実際のところ面白かった。
ああでも舞台の脚本って、原案がどうのとかプロデューサーの意向がどうのみたいなの有りきでやることが少ないから、彼らは彼らで
「まず脚本ありきでしょ?なんで脚本家がまずは書いてこないの?」と不思議に思ったのかもしれない。
なるほど、見解の相違だった説だな。

そういやボツ食らった脚本の話は結構シビアで、書いたものを読んでもらって検討してもらった挙句に別の脚本家さんに話がいったのだった。
屈辱的でこれは良き経験。くそう、悔しいぞ。でも珍しい本書かせてもらって面白かった。
つまり私にはああいうのは書けないってことだな。くそう。面白かったのに。色気が無いのがいけなかったんだな。よし、いつか書いてみせるぞ色っぽい話。スケベじゃなくて大人の色気の漂う大人の話。

まあ終わったことはさておいて。

やっぱり私は自分発信でやるほうがいいなあ。
思い立ったらすぐやるぞ!準備期間全然無いぞ!死に物狂いでやるしかないぞ!みたいな人なら全然問題ないし、そういう人と一緒にやるのは面白いけど。
ボツの件もその点は問題なかったし。
限られた時間の中で私の本を書き直すよかもっと適した脚本家さんに話がいったのは合点がいくし。私の勉強の場じゃないし、そこは。
「すいません、時間に余裕なくて」って言われるのは大変だけど嫌いじゃない。

けど数年延期しちゃうペースの人に合わせるのはちょっと難しい。って普通そうだよね。そんな暢気な人そうそういないよ。
延期にも前向きな理由があるならいいけどね。時期じゃない、みたいなね。
絶対に必要な人のスケジュールがどうしても2年後まで埋まってる、とか。

まあだから終わったことはいいんだって。
すごい根にもってんだな私。

だからね、こんないつまでも恨み節綴るよりは自分発信でやりなさいよって話ですよ。自己責任でできるってはやっぱり最高の贅沢であり幸せなのです。

で、何の話だっけ。

そうそう、とりあえず発条の本公演ができたので、もうあんまりお休みしないように。
なんか恨みこと延々語ってしまった。
今年は新しいお付き合いもできたのでそこらへんも大事にしたいなと思ったのでした。

あとは、今年の振り返りは…

ああ、そうそう。今年は一年、ゴミためのような部屋で過ごしました。片付けが全然できなかった。うつ病だったのかな。←すいません、逃げの言葉です

まあでもそれもあながち間違ってはないかも。
なるほどやる気が出ないのも恨みがましいこの日記も、汚い部屋で精神状態がよろしくないからなのだな。

まだ10日くらい残ってる2016年の、残りで自分の部屋と事務所を片付ける!
これをやってこそ気持ち良く来年を迎えられるってもんだ。
片付けるぜ!