トレント以外の話も

アメリカンアイドル自体のファンになったはずが、すっかりトレント・ハーモンのファンになった私は暇さえあればトレントの歌を聴いている。というか観かえしている。
百回観ても飽きない。

昨夜は珍しく番組冒頭から他の候補者のパフォーマンスを観かえしてみた。
と、なんとなく音量が物足りない。
あんまり毎日テレビばっか観てるせいで耳がバカになってきたのかしらと恐怖を覚えつつ、どうせならしっかり聴きたいので音量を上げて視聴。

結果、後半のトレントの時に音量を下げる羽目になった。なるほど、そういうことか。
わずかな違いだとは思うのだけど。そして、これは単純に声の大きさだけではなく、声の質の問題でもあると思うのだけど。
トレントの声は非常にクリアというか、輪郭がはっきりしてる(エッヂが効いてる、と表現してるのを耳にしたこともあるけど)。つまり聴きやすいのだ。
なので聞こえ方に差が出たのかなーと。
もちろんトレントだけが特別で他が全員ダメということではなく、そのへんで差が表れた人もいたなあ、くらいなのだけど。

トレントの声も歌い方も動きも顔も全て好き。表情も好き。ステージの使い方も好き。ユーモアとファッションのセンスも好き。丁寧かつ軽妙な受け答えも好き。司会のライアンのジョークにひそかに反応してる姿も好き。
面白い。
上手いだけじゃなく、特別な個性があるところが好き。聴きごたえのある面白い声なのに、同時にすごく美しい声であるところが好き。
歌が好きなところが好き。人の歌を聴いてるところが好き。もうすっかりできあがってるように見えて、予選から更にじわじわと上手くなっていってるところが好き。私はやっぱり成長し続ける人が好きなのだ。
ああ、この人が世に出てきてくれて良かった。幸せ。

top10が決まった時に、「さあ勝ち残った10人に拍手を!」と言われ候補者たちがカメラに抜かれたんだけど、トレントは心がどこかにいっちゃってるみたいな顔をしてた。去っていく仲間を思ってなのか、笑顔を見せることのできなかったトレントが好き。ダルトンも複雑そうな顔をしてた。ダルトン可愛いなあ。
男子はやっぱり男子の歌に惹かれるのね、と候補者たちを観てると思う。当たり前か。同性は明確なライバルになるぶん、友情もはっきりと生まれるんだろう。
ダルトントレントを好きなんだろうなと思う場面がしばしばみられる。
誰もを虜にするダルトンの話はまた今度。

ファイナリスト(top10)に残っている候補者の話は後にして、今日はそこに至るまでに帰ることになった人たちの中で、好きだった人、好きだったパフォーマンスを挙げてみる。


トーマス・ストリングフェロー(Thomas Stringfellow 17歳学生)
“Story of My Life”one direction
Thomas Stringfellow - Top 14 - AMERICAN IDOL - YouTube

どうだ!可愛いだろ!!!!!
0:32あたりでニコッとする顔ーーー!!!

地方予選のこれも好き。
"Give Me Love" by Ed Sheeran
YouTube

この子のパフォーマンス動画、ここに全て貼り付けたい。
top14まで来た。可愛いだけじゃないのよ。魅力的な歌に魅力的なキャラクター。私はもっともっと見ていたかった。


この子もすごく良かった。
キャメロン・リシャール(Cameron Richard 15歳学生)
"Give Me Love" by Ed Sheeran
American Idol 1/7/16 -Cameron Richard - YouTube

口蓋裂で生まれてきて喋ることも難しいだろうと言われてたんだけど、手術がうまくいって、今は歌うことがすごく好きだと言っていた子。トーマスが独自のアレンジで歌ってたのと同じ曲を、彼はそのままストレートに、どこまでも突き抜けるほどまっすぐに歌っていた。どちらの歌も同じくらいお気に入り。
彼はハリウッドのグループ審査で残念ながら帰ってしまったのだけど、「あきらめない」と言って去って行ったのだ。
アメリカンアイドルはこれで最終シーズンだけど、これからも歌い続けてほしい。
トーマスにもキャメロンにも、これからも歌を続けて成長して、いつか世に出てきてもらいたいと切に願う。


ジョシュア・ウィッカー(oshua Wicker 27歳クリエイティブディレクター)
"Stay" by Rihanna
Joshua Wicker - Audition - AMERICAN IDOL - YouTube

この人は声がすごく好みだった。ついでに顔もめちゃかっこいい。
ハリウッドのソロ審査まできた。
この人はとっても好きだったのだけど、こんだけ顔も良くて美人の奥さんがいて子供を授かって、しかも何?クリエイティブディレクターって??よくわかんないけど私はスクエアエニックスのゲームプロデューサー時田さんを思い出した(美人の奥さん、子宝に恵まれてるところも一緒)。時田さんは芝居、この人は歌だね。
もう充分幸せで、またこれからも満ち足りた人生を送れると思うよ。歌はどこでも歌えるんだし。と、仕事と芝居に愛を注ぎ続けている時田さんを思い出しながら。


テリアン(Terrian Bass 18歳ミュージシャン)
“Happy”by Pharrell Williams
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声が好き。ゆらゆらした動きも好き。服も好き。こういうの欲しい。
top24に惜しくも残れず。


ジョーディン(Jordyn Simone 15歳学生)
“Who's Loving You”by The Jackson Five
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これぞ驚異の15歳!!この子はいつまで残ってたんだろう。ジョシュアと同じ部屋で合否聞いてた気がする?


ザック・パーソン(Zach Person 18歳ミュージシャン)
“Next Door Neighbor Blues”by Gary Clark Jr.
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top24残れず。断言するけど、うまい人たくさんいるけど、この人が落ちた理由は番組とカラーが違うっていうのが主な理由だと思う。歌い手に限らずたぶん何かしら音楽の仕事で食っていける。絶対に。
しかし、地方予選以来グループ審査がちらりとうつっただけでほとんど歌のオンエア無しってのはあんまりじゃあありませんか。まあね、こんなにうまいのにどうして敗退?なんて思わせても良くないのはわかるんだけど。あるいは、(無いと思うけど)歌とギターは最高なのにステージパフォーマンスが話にならないくらいド下手だったということも無いとは言い切れないけど。
…なんてさー、放送されないばっかりに不名誉な推測されて不遇だわ。


ああ、まだまだたくさんお気に入りがいるの。キリがない。
とりあえずファイナリストの1人マッケンジー・ボーグの珍しいステージ。
YouTube

ギター持ってない!声張ってる!すっごい動いてる!またこういうのも歌ってみてくださいよー。


他にも貼りたい動画はあるのだけど、続きはまた今度。
グループ審査で印象に残った動画もあるのでそれも。