坊主憎けりゃ…

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの逆の言葉ってありましたっけ?


「好きな人の好きな人は私の好きな人」
ってなもんで、例えば大好きな安藤美姫ちゃんのコーチやスポンサー、振付師、仲良しのスケーター、お仕事で関わった人や会社などなど、出身地の愛知県という場所すらも、
とにかく美姫ちゃんによくしてくれている・美姫ちゃん自身が好意を寄せているであろう人たちにまで私の好意も拡大していくのだ。

そんでもって一度生まれた好意は、モロゾフコーチがいい例だけど、そこから先はモロゾフコーチ自身に対して独立した愛情が育っていき、そうすると今度はモロゾフコーチがみている生徒も好きになって…という、なんか世界平和も目前って感じのとても良い連鎖なのだ。

パン&トンのおかげで中国スケーター全方向、関心の薄いカテゴリの選手まで含めて応援するようになったっていうのもそう。


夏休みにね、居間で父親がずーっと高校野球観てるもんだから、私もぼさーっと眺めてて。
「広島対東京かあ。喧嘩したら広島の方が強そうだよね、イメージ的に。都会より田舎の子に勝って欲しいなあ」
なんてくだらないことをぼさーっと思ってて。
そしたら終盤に早稲田のキャッチャーの子がなんだかニコニコとピッチャーに笑いかけてるのに気付いて、
「え!こんなピンチに笑顔なの?!」と。
ピンチっていうか、まあ1点リードしてるだけの9回の裏だかだったんで、逆転負けもあるよね、っていう状況だったかと。そんな緊迫してる場面で、ピッチャーの余計な力を抜いてやるようなリラックスを誘う笑顔。
この笑顔ですな。これにやられた。
豆の木学園の陽だまりバッテリー(川原泉「甲子園の空に笑え」)のような。現実の、早実のバッテリーの方が相当かなり凄く精悍だけど。またそのギャップが激しい。
そんで早稲田が勝ってくれたので、私はその後も日々試合を観続けて、おかげで高校野球の面白さを知ったのでした。

「ゆくゆくはプロがいいね」と君が言ったからプロ野球にも関心湧くかも

プロはともかく、加藤くんはじめ今年の3年生たち割と進学する子が多いみたいなので、大学野球、楽しみです。現地観戦行くかもです。っていうか今年もう行きたい。

まるで興味の無かった野球なるものをもっとよく知りたいと思うようになるのもまた「好きな人の好きな人(もの)」だからってやつなんでしょう。

高校野球はね、面白いわ。
生命力と、儚い物と、人の憧れの全てがつまってる感じ。

きっと知らないだけで、世の中にはたくさん面白い物がある。
誰かを好きになったことをきっかけに、新しい面白い物を知ることができるってなんて幸せ。

フィギュアスケートはまだしも、野球なんてほんとに人生で一度も関心もったことないもん!
そういや松井秀喜の時のドラフトはわざわざテレビで観たわ。試合いっこも観たことないのに。


「好き」の相乗効果ってやつでしょうか。
早稲田の球児たち、試合で観た顔ぶれについては言うまでも無く、まだよく知らない1、2年生にも興味が湧いています。
高校野球面白いとは言いましたが、U-18ワールドカップも、清宮くんがメンバーに入ってなかったら、そして他の早実の球児も入らなかったら、中継までは観なかった気がします。

清宮くんがいるからU-18を観て、そのおかげで他のU-18の球児たちのこともより知ることができました。

プレイの素晴らしさは勿論、彼らの試合以外でのエピソードなんかも(真偽はさておき)微笑ましかったです。
オコエくんってさ!なんて優しくて人柄が良くて才能にあふれた若者なのだろう!!とか思ったりさ。

楽しい人、あるいは楽しそうに見せる人って本当に尊敬する。

どうでもいい話だけど、清宮くんって全然「ビッグマウス」じゃないよな。ただ見出しに書いてあるだけで、彼の発言を読んだり聴いたりする限り、偉いなあとか可愛いなあとか頑張れ!とかしか思わない。

ちなみにスポーツ選手の性格なんて良かろうが悪かろうがどうでもいいと思ってるので、好感度アップしまくりの球児たちが実はみんな揃ってすごく嫌な奴だったとしても全然OKだと個人的には思う。陰湿な奴だったらちょっと発展性が無くてつまんないけど、単純に嫌な奴ってのは面白い。

つーかまあ、ホントにどうでもいい(笑)

とにかく、好きな人の好きな人(もの)は、私にとっても好ましい存在になるんである。

私さ、加藤くん産めるんだよね。「早い時のお子さんなんですね!」って言われる程度。短大卒業して結婚して出産くらいの年齢。

いやいや年齢は関係無いけれども。自分の不甲斐なさを思い知る訳です。
あーいう時に笑顔で人を支え、成果をあげることのできる人間。素晴らしい。見習いたい。私も役者の能力・魅力、きっちり限界まで引き出したい。
そんでもって自分自身もガンガン打って点を獲って行く。

キャプテンとしてキャッチャーとしての加藤くんもステキだけど、打席に立ってる加藤くんがホントに猛烈にカッコいいの。

そういうもんよね。
だから、己を磨かねばなのだよ。

健太やります!で足柄商の金田一も言ってました。
キャプテンは人の倍(何倍も?)努力しなきゃな、って。

キャプテンって素晴らしい。
そういや加藤くんのおかげで「キャプテン」というもの自体にも愛着が湧いて、あちこちのチームのキャプテンについて調べては、ふむふむと言ってる次第です。

無差別無分別無節操。